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銀河ヒッチハイクガイド/ダグラス・アダムス(安原和見・訳)

 好事家たちの間では有名なSFコメディ。いかにも好かれそうな作品だ。

 ストーリーはまあ荒唐無稽というか、大風呂敷というか、法螺に法螺を重ねていく様が面白いのか。ただ、私には面白さが理解しがたかった。
 もともとラジオ番組と聞くと、納得できる。話の展開が速いのはそのせいだろう。ただしそれが私には、せっかくの設定を生かしきる前に次の場面に飛んでいくような感じがした。なんていうの、ト書きの連続という印象。あと、語感で面白がらせようとしているらしいのだけど、翻訳本では無効。
 それと、キリスト社会における世界観を転倒させたり茶化したりしているところが現地での受けに繋がっているというのはわかるのだけど(その意味ではモンティ・パイソンっぽさがある)、日本人にはそれってピンと来なかったり、目新しさを感じなかったりするのだよねえ。
 英語力がもっとあれば感じ方が違うような気もする。というか、ラジオ番組(映画にもなったんだっけ)を見たほうが楽しいのかも。私には上手く消化できなかったが、だからといってダメという烙印を押すのも憚られる感じ。

おススメ度:
(人に薦める本ではないし、薦められて読むような本でもない)
イギリス度:★★★
(代替品が沢山あるような気がする)

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