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釜山港へ帰れ チョー・ヨンピル自伝

 韓流ブームの先駆けともいえる歌手、チョー・ヨンピル(趙容弼)が日本でのブームに乗じて1984年に出版した自伝。

 1950年生まれの趙は家族からは大学進学を期待されていたが、予備校に通う学費で音楽学校に通った。高校卒業後は大学には進まず、バンドを始めた。が、もちろんうまくいかず、メンバーで家出をして北朝鮮国境付近の基地の街ムンサン(?山)に行った。そこで米兵相手の店に住み込んで演奏活動をして、それなりに軌道に乗った。1年ほどしたところで、趙はソウルに戻ることを提案したが、現状に満足していたメンバーと意見が分かれると、バンドを解散し、単身ソウルに戻った。
 1975年に「釜山港に帰れ」に出会い(もともと他の歌手が歌っていた曲で、作詞・作曲は趙ではない)、一躍スターダムにのし上がるが、暴力事件を起こすなどして低迷。国民的歌手となるのは1979年以降だ。

 面白かったのはギターの学び方。
 ギターを買い、学校(高校)に持って行った。
「予想は的中した。ギターを弾ける者が現れたのだ。
 彼は自由自在にギターを弾いた。まわりをとり囲んだ者は拍手をして、口々に賞めそやした。それから皆は、僕にも弾いてみよと、しきりにはやしたてた。僕は、ただ笑って立っていた。
 学校が終わると、僕は家に駆け戻った。そして、昼間、学校でギターを弾いた学友の指先を真似た。」

おススメ度:★★
(90分で読み終わるので手軽ではあるが軽い)
青春赤面度:★★★★
(書名の「自伝」には「ストーリー」というルビが振られており、照れくさい)

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