歴史

消えた横浜娼婦たち/檀原照和

 戦前の「メリケンお浜」と戦後の「メリーさん」という、2人の娼婦の足跡を辿ったノンフィクション。2人の人生を描くためになされたバックグラウンドの説明が隠れテーマであり、著者自身も述べているように「横浜裏面史」をまとめた1冊となっている。

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ドイツ海軍魂 デーニッツ元帥自伝(山中静三訳)

 カール・デーニッツは、ヒトラーの後を受けて大統領となり、ドイツを終戦に導いた人物だ。ニュールンベルグ裁判で有罪となり、10年の刑期を終えた後に書いた回想録『10年と20日間』で1935年から10年間の濃密な期間について書いている。本書は、主としてそれ以前の出来事を書いたものだ。

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鈴木貫太郎自伝

 二・二六事件で「君側の奸」として襲撃されて瀕死の重傷を負い(当時は侍従長)、「終戦時の内閣総理大臣」としてポツダム宣言を受諾した鈴木貫太郎の自伝。

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津軽三味線ひとり旅/高橋竹山

 津軽三味線の独奏というジャンルを確立した高橋竹山(初代)は盲目で、旅芸人から身を起こした。その竹山の語りをまとめた本。
 今回は三陸の津波について語られた部分を紹介する。

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ナチス狩り/ハワード・ブラム(大久保寛訳)

 ひどい邦題に貶められているが、まともな本だ。抗議する主体がいないってことなのだろうが、この邦題のチョイスはないな。架空歴史戦記かなんかのヨタ本かと思ったよ。

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信長の戦争――『信長公記』に見る戦国軍事学/藤本正行

 桶狭間の合戦は奇襲ではない。墨俣一夜城は実在しない。長篠合戦での鉄砲三段撃ちは創作。といった内容からなる一冊。副題にあるように『信長公記』を根拠とするが、それだけでなく、他の資料や戦国時代の常識や信長の一連の言動から見た一貫性も活用している。

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夢と魅惑の全体主義/井上章一

 イタリア、ドイツ、日本のファシズム時代と同時代のソ連、中国の建築を概観していくことで各国の違い、とりわけ「日本ファシズム」のショボさを明らかにする一冊。…という内容よりも、著者である井上章一の注目度で読まれる本なのかな。

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