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浅田真央選手の使用曲決定

 日本人コーチを探すというニュースが流れた後、しばらくたってジャンプ専任コーチがきまり、2,3日おいて使用曲が発表された。

 だいたい今シーズンの柱は決まったというところか。
 
 SP 振付 タチアナ・タラソワ  楽曲シュニトケ「タンゴ」
 FP 振付 ローリー・ニコル   楽曲リスト「愛の夢」
 
 ジャンプコーチ 長久保裕コーチ
 
 
 専属コーチは未定。
 このまま、専属コーチは置かない。という選択肢もあるだろう。というか可能性は高いと思う。
 
 フィギュアスケートのコーチと選手の関係はとても濃密なもののようにみえるので(特に日本の場合)、トップ選手が専属コーチを求めないというのは特異で非常事態のようだ。競技で採点を待つキスクラで選手の隣に座るコーチのネームバリューも採点する側の心証を左右すると噂される競技だから、現状のままとして誰が隣に座るのかなどとファンとしてはやきもきすることこの上ないことだろう。
 
 それでも、FPの振付をタチアナからニコルに変更し、週一のペースとはいえ、懸案のジャンプに希望どうり日本人で定評があり、練習拠点が同じ長久保コーチを確保できた。先シーズンを省みた上で必要な補強を考え行えたといえる。
 シュトニケのタンゴとタチアナの組合せはこれまたハードワークな演技内容を確約されてしまったようなものだが、リストの「愛の夢」は浅田真央選手が以前から持っていた特性によく合っている。昨年の「鐘」で、「逞しさ」を表現に加えた彼女が十八番系楽曲に戻ってきてどんな演技を見せてくれるのかは純粋に楽しみだ。振付家もタチアナとは一線を画するローリー・ニコル。楽曲も傾向が異なっているから、序盤にSPとFPとも印象のかすんだ先シーズンの轍は踏まずにすみそうだ。
 
 
もちろん、常にトータルに気をくばり、ときに選手をかばう存在でもあるらしい専属コーチがいないことでこれまでよりも負担が多くなるかもしれない。さらに先シーズンは常にコーチがそばにいないことで物議をかもしたことだから専属コーチがいるに越したことはない。だが、彼女はその「コーチ不在」の時間と「ザンナコーチがいつもいる」時間をそれぞれすごしたことで「一大人の選手として」いろいろと勉強もしたことだろう。

彼女の最終目標はソチ。それまでの4年間のうち最初の1年が結果としてコーチ不在のイレギュラーであっても一つの試用期間としてありじゃん。と思うのは見るだけファンの浅はかな考えなのかな。もしコーチがいなくても、大怪我をせぬようにくれぐれも気をつけて。気を配る人、雑事を引き受け支える人、が彼女のそばにいてくれますように。
 

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