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2012年10月

アメリカ杯2012 男子FP 初海外大会表彰台日本勢独占

小塚崇彦が優勝、羽生2位というのは羽生SPの歴代レコードが出たときに大いにあり得るとは思った。
表彰台独占もあり得るが、「そう人生はうまくいかない(佐野稔氏口調で)」と思っていたので、3位に入った町田樹の躍進に心から拍手。
 
ジェレミー・アボットが初戦であることを除いても出来がよくなかったはもちろんだ。
が、町田がFPを最後まで滑りきるスタミナをつけてきたのは大きい。
彼も今年は学業を休んでスケートに専念してきたとのこと。小塚も彼も「ソチ」を目指すに今やらずにいつやるのだ。と頑張ってきたのだろう。
ソチへの有力選手は高橋・小塚・羽生、そして「何かを持ってるけど何かが欠けてる」織田信成が今年から波にのってきたら3人が躓いたときにその位置をさらってくる可能性があるか…。とおもっていた土俵に町田があがってきたらおもしろいよな。
 
さて、小塚のFP。テレビ鑑賞2回目。いいねえ。とテレビの前でにやける。
ジャンプが連続する辺りはとてもタフで男らしいプログラムなのに、一貫して小塚の大人になってもなお残る「少年としてのみずみずしさ(うはああ。自分で書いててのたうつわ。でもそういうのがピッタリだと。)」を前面に打ち出した佳作。

ジャンプで二つのミスがあったけど、一晩たってみれば、そのミスの記憶はほとんどなくて「よかったな。次の大会で見れるのが楽しみだな。」って思う演技。
「小塚君、かわいいから好きだ。」といっていた仕事仲間に今度あったら「ぜひ見ろ。」と言っておこう。
 
 
出場選手の中で生彩をかいて、結果がうーんだったのは、チェコのミハル・ブレジナとトマシュ・ベルネル。どちらか片方だけ、というのなら良くある話。代表二人ともよろしくない。というのはどうしたことか。

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アメリカ杯2012 男子SP うわあ、初戦から歴代最高得点が更新されちゃったよ。

1 羽生結弦 95.07
2 小塚崇彦 85.32
3 ジェレミー・アボット 77.71
4 町田樹 75.78
5 コンスタンチン・メンショフ 73.32
6 ミハル・ブレジナ 69.26
7 アーミン・マーバヌーザデー 68.27
8 アレクサンデル・マヨロフ 60.48
9 トマシュ・ベルネル 58.79
10 ダグラス・ラザーノ 57.06
 
羽生結弦 歴代最高得点おめでとう!!
 
というか、ジャッジ落ち着いてください!!!
 
カナダに移って、すごく上手になって戻ってきたので驚いた。
 
ジャンプの飛び方が日本人らしくない余裕ぶり。(とみえる。)
スケートがうまくなってる(伸びがいい)。
曲調についていってる。
体力は去年より格段についてる。
身体の動きが大きくなったのでトランジッションが生える。
 
こと3Aにはびっくり。佐野稔氏の解説どおり、難しい入りであの完成度。
GOE2.14も納得。4Tもクリアで出場選手の中で一番の出来でGOE2.0。
 でも、スピンの一部やファイヴコンポーネンツは大盤振る舞い気味。
きっと、ジャッジも初戦で素晴らしくよい出来の演技が予想外に出てきたので興奮しちゃったんだろう。
とあれ、実績の積み上げが長期的な評価につながるスポーツだから、いい追い風になるか。
くれぐれも「ユヅルはもっとできるはず。」と辛い評価をされるネタになるような状況にならないように祈る。
 ついでに振付の巧達者ぶりにも瞠目。ジェフリー・バトルすごい。本当にびっくりした。
最終盤のステップシークエンスは圧巻。ストレートだのサーキュラーだのと言った縛りを取っ払った利点を詰めた振付。あと3Aと3Lz+3Tの二つ後半の加点がつく範囲という結構難度高め(ちなみにジャンプ構成は小塚とおなじ、ほかの要素の並びもスピンの順番が違うぐらいでほぼ同じ。うおおおおおお。なんか、興奮する)。これを最後まで滑りきった羽生もえらいと思うが、今回も良くあった振付にであったようだ。
 
 
さて、最終滑走者羽生にすっかり食われてしまった感の小塚とジェレミーについて。
 
小塚は一皮むけた魅力的な演技。4回転の着氷でバランスを崩した以外は本人もガッツポーズの会心の出来。
今回は惹きこまれた。昨シーズンのナウシカ修行の成果が出たというところか。
 羽生のSPの出来が良すぎて目立たないけれど、惑わされず自分のベクトルで結果を出してくれることを期待。
FPのロンドとカプリオーソはジャパンオープンでもすべっていたし、SPの調子よいし、いい結果がもたらされるのではないかな。
いや、もう、今回のSPはデイビット・ウィルソンの振付だけど、自分のものにしてきたんだな。って思った。やるじゃんって。
 
ジェレミー・アボットは曲名「スパイ」。こちらは完全大人のプログラム。長身と長い手足を生かした演技に、「ライサチェックが出場していれば、すごく面白い対決になっていたのに!!!」とライサチェックの直前の欠場を大いに残念に思う。4回転の転倒を筆頭にエレメンツの取りこぼしがたくさんで現在3位だけれどもファイブコンポーネンツはさすがの40.90。今年のアボットのベスト演技がいつ出てもいいようにすべての出場大会の録画はとっておかねば、と気合が入る素敵なプログラム。やれやれ。
 
成長著しいのは町田樹とアーミン・マーバヌーザデー。
町田は昨年に引き続きランビエールに振付依頼でF・U・Y・A。
個性的な曲に一目でランビエールによるとわかるオープニングのしぐさ。そこに、町田本人テイストが入って(町田が影響をうけているのか高橋大輔っぽいところも散見)実にいいかんじに消化されておいしい煮込み料理SPができました!!っていうかんじかな。彼のこれまでのプログラムの中では一番好きだ。
白地に黒で大胆に文様を入れたシャツの衣装もベストマッチ。最初はびっくりしたけどね。
 
マーバヌーザーデーは急に容姿が青年になった。スケーティングが上達したのかスピード感が全く違う。
去年と同じ「カシミール」なのだけれど、まったく印象が違う。というか去年は全く記憶に残っていないのだ。今年は違う。
 
トマシュについて。
トマシュは毎年応援してる。出てくれば、いつも期待してる。でもね、そろそろね。ブログで文句いってもいいかな。
「トマシュ!集中だよ!!最初っから最後まで集中して!!!」
それがどんな選手でも大変なことなのはいろんなインタビュー読んで知ってるよ。うん、でも、そこのところ頑張ってほしいんだ。

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浅田真央のFP「白鳥の湖」が予想以上に鬼プログラム

ジャパンオープン。地上波放送を録画で見る。
とてもよかった。
だって、ダイジェストなしで淡々と演技を流す。
当たり前のことだけど民放ができなかったことを今回やってくれた。
ありがたい。この後の番組も、こんな感じでお願いします。
 
あと個人的にツボったのは高橋大輔や小塚崇彦の演技をブースで見ているパトリックやミハルがちらっと映ったときの様子。すごい真剣。その脇でバトルが余裕な感じを醸しているところがさすが。
 
さて、今回はプルシェンコがカメレンゴのSPを披露したり、ついでにその曲が小塚とかぶってたり、チャンが炸裂してたり、と、あれこれブログに何を書こうかと考えながら見ていたのだけれど、一番印象に残ったのは浅田真央の「白鳥の湖」。
 
タチアナ・タラソワはやっぱりタチアナなのね。
と言わんばかりの要求水準の高いプログラムでした。こと、表現の部分で。
猫助の物差しではあの「鐘」と同程度。
「鐘」のシーズン序盤に比べて、技術的なことや、音楽と合わせる部分ができているので、そう目立たないけれど、完成への道のりは相当長くて厳しい。
今回もタチアナは「芸術」の宿題をてんこ盛り。オクサナ・バイウル並の表現をご所望な様子。
タチアナの愛は深く厳しいの具現だな。これは。
 
報道の多くは「白鳥の湖を無難にまとめて…」など「無難」という言葉を使うところが多かった。
 
返せば、まだまだ上乗せされる演技です。って言っているようなもの。
 
今季最終戦に期待。

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