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余談

グランプリファイナルが開催された12月上旬はやたらと忙しかった。
いや11月からというべきか。

原因はもちろんフィギュアスケートシーズンが始まったからなのだが、一番の原因は湘南ベルマーレがいつまでたっても昇格を決めなかったせいなのだ。

そう実は猫助はベルサポだったのだ。

初めてツレに誘われるままに平塚競技場で見た試合はJ1リーグで相手はレッズ戦だった。ホームゴール裏にまで侵食していたレッズサポのブーイングに気おされ、女子トイレの長蛇の列に徒労感を覚え、「サッカー勘弁…」とげんなりしたのを覚えている。たしかあれはベルマーレ平塚がJ1に加入した年だったと記憶する。

それが恋人に誘われる度に競技場に脚をはこび、結婚してからは新妻に気を遣い「サッカー行く?行かないなら俺もいかない…。(でも…)」と上目遣いにこちらを窺うツレに内心「仕事で疲れてるから家にいたいところだが、子犬のような目で見られては…。」と溜息をつきながら平塚へ動向するうちに…。

いつしか席は1ゲから7ゲに移り…

大仏のように座ってみていたのが手拍子、声だしと、立ち上がって、騒ぎ出し…

タオルマフラーに始まっていつのまにか12番のユニフォームを着用し…

ついにアウェー戦は札幌にまで乗り込むまでのベルサポになってしまっていた。


で、10年経っちゃったけどJ1に戻れるかも!という状況になればホームはもちろん甲府だろうが水戸だろうがでかけようじゃないか!!!ということになる。土日はそれでつぶれるからフィギュアスケートはひたすら録画し、日帰りで帰ってきた後、目を血走らせてテレビにかじりつく毎週末。

なかなかハードであって、昇格が決まらないベルマーレにマジギレしたのは3回ぐらいある。昇格が決まれば少しは楽になる。昇格のお祭り騒ぎが我が家を襲うことになるが、それでも身体は楽になる。

だがなんと湘南ベルマーレは昇格を最終戦にまで持ち込み大いに第3者チームのファンを楽しませたのである。

昇格争いが12月5日にまで持ち越されるとわかったとき、猫助は暴挙にでた。

グランプリファイナルもNHK杯も全日本もチケット争奪戦は全敗。だが、グランプリファイナルの第1日目12月3日のチケットはアマっていたので正規ルートで当日まで手に入る状況だった。

私的な事情でいささか厭世的になり旅に出たいところであったが度重なる日帰りアウェイツアーでそれもままならず、フィギュアスケートのテレビがペア競技とアイスダンス競技をあまり放映しないことに業をにやしていたこともあって、衝動的にチケットを購入。身体があげる悲鳴が聞こえないふりをして代々木体育館にでかけたのである。

結果からいえばそれは大満足な1日だった。

初めてみる公式練習。初めて見るジュニアのトップレベルの世界大会。初めてみる若い選手たち。

競技会をリンクで初観戦したときの感動を思い出した。そして久しぶりに見るペアやアイスダンスの選手達の演技。


やっぱり現地でみるスケートはいい。たとえそれが良い席でなくても。代々木であれば一番悪い席でも私はよしとする。隣で一生懸命中国国旗をふりながらジャン・ジャンやSONG(男子ジュニア)に声援を贈り続けるファンをぼんやり眺めながら、フィギュアスケートのチケット流通の現状を悲しく思った。

なぜ、チケットの値段はこれほどに高いのだろう?
なぜ、たった一枚にチケットが正規ルートでなかなか手に入らないのだろう?
なぜシングル競技以外での空席がこれほどに多いのだろう?

テレビを通しても心を揺さぶる演技はある。
でも、リンクの近くにいてこそ感じる昂揚はまた別物だ。それを年に一度、遠距離をものともせずに見に行く。それには宿泊費やら交通費などの出費も大きく時間的な負担も大きい。昨シーズンから猫助も遠方の競技会はあきらめ、日帰りできる範囲での観戦に限った。そうしたら2シーズン中観戦できたのはこの12月3日だけだった。人気のシングル競技などいったいいつのことになるのやら。

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