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2005年4月29日 (金)

ミラン、ホームで先勝ーーCL準決勝

ミランは強い。
だから、まともにやって勝つ自信がない相手は、
守備に人と時間を割き、彼らに好き勝手やらせないことを心がける。
自分たちの良さを発揮することを捨てて。

セリエAでは、とくにそう。
毎週、つまらない想いをすることになる。
いや、ワタクシが。

ここ数年の欧州サッカーは、以前にも増してその傾向が強まった。
高い位置からガンガンボールを奪いにいく試合が見たい。
バルサのような攻撃偏重のサッカーはもちろん楽しいが、
タフに攻守を両立するチーム同士の対戦こそ、面白い。

ところがどっこい。
PSVは、潔かった。
あくまでも、自らイニシアチブをとろうとするサッカーをしてきた。
いやもう、90年代はじめの試合みたいで、ホントに興奮した。
バルサ対チェルシーとは、また違う興奮。
毎週、こういう試合が見られるなら、生きてる甲斐もあるんだが。

しかし、いかんせん、普段の相手がぬるいのだろう。
PSVは寄せが甘いし、寄せられるのにも慣れていない。
ポジショニングは正しくても、あと半歩距離を残してしまう。
そのスペースは、ミランの選手にとって余裕を与える。
はっきりいえば、怖くない。
その差はとても大きかった。

シェフチェンコの先制ゴールは、まさにその産物。
人数はいるのに、カカへの寄せが甘かった。
ど真ん中にスルーパスが出て、
シェフチェンコとDFバウマ(オランダ代表?)が「よーいドン!」。
いやもう、スピードでは相手にならないね。
(それにしても、オランダはセンターバックが育たない。ヘイティンガに期待。)

コンディションもあるのだろうけど、
ヒディンクは、フェネホールオフヘッセリンク(それにしても長い名前だ)を使うべきだった。
その方が、何かが起きる可能性があったと思う。
高さでスタムとマルディーニに勝てるかどうかはともかく、
絶えず真ん中に張る選手がいる方が、彼らも躊躇するから。
高い位置から、スタムがパク・チソンに思い切って当たれたのは、
そういうことだと思う。

それにしても、パクは素晴らしかった。
今の日本人選手では、相手にならない。
30過ぎのマルディーニとスタムがあたふたしてる姿は、ちょっと愛らしい。
仮にスタムが出場できず、39歳ビリー・コスタクルタが出ていたら、
試合の結果は違ったかも知れない。
次節、ネスタ相手にどこまでやれるのか、興味津々だ。

それにしても、トマソン。
彼は自分の価値を認めさせたろう。
もっとも喜んだのは、監督だろう。
(中継では、ゴール後、アンチェロッティが飛びついた瞬間に画面が切り替わってだけど。
そこは見せてくれよ・・・)
個人的には、クレスポより絶対、トマソンだ。
でも、きっと売られるのだろうな。
強豪は、控え要員には冷たいから。
ミランはその昔、ガンツもあっさり売り払ったし。
まあ、トマソン本人が望むのなら、それもいいかも。
ベンチで管巻いてるような選手じゃない。

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
    高スポの陰の支配者。湘南ベルマーレを愛する先天性ジャパニーズ。

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