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2005年5月 6日 (金)

モウリーニョの弱気とチェルシーの敗退

指揮官の予言どおり、チェルシーが負けた。
いつだって強気の姿勢を示してきたモウリーニョが、
今回は、試合前から「ここで負けても選手たちは英雄だ」と言っていた。
もちろん、リーグ戦で優勝したからこその発言だが、
どうにも意味深だった。

選手たちのコンディションに問題があるのか、
あるいは、ロッベンとダフが使えないからなのか、
いかにも、勝つ自信がないかのような口ぶりである。
ハッキリ言って、らしくない。
これは何かある、と思っていた。

試合では、明らかに攻めあぐねた。
早めに先制したリバプールが無理をしなかったのも事実だが、
それにしても、今季の直接対決で3連勝とは信じがたいデキ。
攻撃は直線的で、左右への揺さぶりに乏しい。
守備は素晴らしいが、ボールを奪っても速攻をしかけられない。
ランパードは気を吐くが、両サイドはいかにも役不足。
モウリーニョの采配も、明らかに奮わなかった。
右に入ったケジュマンは下手なトラップを採算披露し、
3バックへの変更はリカルド・カルバーリョの凡ミスをもたらす。
そしてロッベンの投入は、あまりに遅すぎた。
チャンスは多くあったかも知れないが、強さは感じなかった。
つまらないチームと言われ続けた今季序盤を思い出させる戦いぶり。
結果は順当だったと思う。

それはともかく、
今季はモウリーニョとチェルシーのシーズンだったと思う。
散々強気の発言を繰り返し、
終いには相手チームの「不正」を指弾し、会見をすっぽかした。
相手チームを口撃することで、自分の選手を褒めるのが彼のやり方なのだろう。
くさしていた選手は何人かいても、
不真面目な選手はいなかった。
しかし、最後の最後でもらした弱気な発言は、
チームの敗北に影響したようにも思われる。

負け始めたら、彼のやり方は続かない。
来季も同じ戦力で同じ結果が得られると思うのは、ナンセンスだ。
アシュリー・コールやジェラードとの密会の噂など、
開いていないはずの移籍市場をすでに騒がせているが、
彼がアブラモさんの資金力をいかに使うのか、興味深い。
スター不要論を吐き続けた以上、
手っ取り早くスター選手を獲得するのは、辞めてほしい。
いやまあ、その方が悪役らしいのかも。

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  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
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