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2005年5月10日 (火)

ミランの敗北とマルディーニの去就

ユベントスとの頂上決戦は、1−0の敗北に終わった。
スクデットとチャンピオンズリーグの2冠は、ほぼ絶望的となった。

前半を見る限り、両者のコンディションの差は歴然だった。
今さらいうまでもなく、ユベントスはタフでタイトなチームだ。
大量得点など望むべくもない。
優雅なパス回しを許すような相手ではないわけで、
中盤のプレスで彼らと拮抗することが、何より重要だった。
しかし、それを実行するだけの燃料が、今のミランにはなかった。

唯一の失点はアンラッキーなゴールだったし、
PKと思しきプレーは例によって見逃された。
それでも引き分けが順当だったなどという負け惜しみは言うまい。
相手がどんなチームかを知り尽くしたうえで、
あの程度のプレーぶりしかできなかったのは事実。
ここは潔く、スクデットは諦めよう。
試合の終盤とリーグ戦の終盤にめっぽう強い相手に、
取りこぼしがあるとは思えない。

さて、失点シーンについて。
デルピエロのアバウトなバイシクル・クロス?がアシストになったわけだが、
近年のマルディーニはこうしたボールの処理で再三、ミスを犯している。
特に象徴的なのは、2年前のCLでのミラノダービーで、
マルティンスに功を為さしめたシーン。
人の意思がのっていないボールの動きに、
反射的な対応ができなくなっている。
今回も、デルピエロのキックが、彼の位置からは見えなかったのだろう。
だいたい、スタムに背中を向けて蹴ったテキトーなボールが、
あんなうまいところに飛んでくるとは、誰も思うまい。

しかしまあ、極めて残念なことに、
もはや巷の評価ほど、彼は優秀なセンターバックではない。
ただ、それは逆に、
彼がいかに素晴らしい読みをもとにプレーしているかという証ともいえまいか。
若造たちに動きは追いつかないが、予測はできる、と。
いや、そう思いたい。

いずれにしても、そろそろ潮時だろう。
ビリー・コスタクルタのように、彼がベンチに座る姿は見たくない。
それでもミランには、ネスタはもちろん、スタムだっている。
アルベルティーニもすでに去り、本当に寂しくなるけれど。

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  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
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