後戻り著しい無策の中盤――チリ戦で露呈した速攻依存の岡ちゃん節
出戻り岡ちゃんの緒戦は、みるべき点もないままスコアレスドローに終わった。ほぼオシム時代と変わらない先発メンバーは、ビエルサ率いるチリ代表の網をかいくぐることができず、攻撃面での無策ぶりを印象付けた。遠藤、中村憲、山岸を並べた中盤は中央に固まりがちとなり、両サイドバックを機能させられない。若手中心で、監督交代から間もないチリのプレッシングに、手も足も出なかったというのが現実だろう。速攻依存の岡ちゃん節が垣間みえるなか、オシムの掲げた攻撃志向は明らかに後戻りしている。
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