« 湘南の反撃体制が整った。やっと。 | トップページ | bjリーグは意外と良かった »

2008年12月 7日 (日)

深遠なるアイスショーの世界を見くびってた

 まだまだ私はアイスショーのことがわかっていない。行く前には地味なメンツだと思ってプルシェンコを懐かしんでいたのだが、いやいやとんでもない。私にとって未知の演技があった。このような未知との遭遇を来年以降も体験したいものだ。
(2008年12日7日 クリスマス・オン・アイス2008 新横浜スケートセンター)

 誰それ? と私が思う参加者は、いずれも芸達者な曲者(褒め言葉)だった。
 ヴィオレッタ・アフェナシェーバ&ピート・ダックのカップル(ペア?)は、フラフープを回しながら登場した。はじめは2本。次いで4本、8本、さらに沢山、とドンドン増やした。腰だけでなく腕でも回す。さらに、男性の頭の上に女性を乗せてグルグル回し(手放し)、上の女性は手足を使ってフラフープを回したりもした。後半に2回目の登場をすると、各1メートルぐらいの長さの棒を立方体状に繋いだものを片手でグルングルン回すし、女性が男性の首筋の輪っかに顎を嵌めた状態でグルグル回る(ネクタイの結び目に当たる部分に回転する金具が付いている)。
 とにかく何でも回す「氷上の染之助・染太郎」という芸風だった。彼らは「エクストリーム世界選手権優勝」という経歴をもっているが、その大会ってそういうものなの?
 去年はウラジミール・ベセディン&アレクセイ・ポーリッシュクという男性2人組(解散したって?)の風変わりな演技もあったし、まだまだ私の知らない演目がありますなあ。

 ローラン・トベルは1999年フランス選手権優勝者ということだが、パントマイムと動作(と顔芸?)で笑わすコミカル系のスケーターだった。1本目は「ピンクパンサーのテーマ」に乗ってトレンチコートで登場し、四方の壁が段々狭まるパントマイム。2本目はリビングで出動前のウォーミングアップをするサンタクロースということで、コーヒーを氷上にこぼしたり、椅子に座ったまま後方に倒れたり、準備体操をして足を攣ったりした。
 えーと、男子シングルのフランス人選手っていうと、007野郎とか蜂男とか、軟派三銃士とか、あたしゃそういう面々ばかりが思い浮かぶのですが、今日のミスタービーン似の彼といい、そういう育成方針なんですか?

 イリヤ・クーリックや荒川静香は相変わらず素晴らしいです。田村岳斗は日本人スケーター随一の明るさで盛り上げるし、本田武史は見るたびに良くなる。
 こういった、前に見たことのあるスケーターについては、「いつもどおり」「織り込み済み」と総括しないように気をつけたい。
 アイスショーの世界にも不況の影は迫っている。昨年はアメリカでの話だったが、日本でも他人事ではなくなってきた。競技会は依然として活況を呈している(本当は翳りもある)が、浅田真央や高橋大輔の出場しないアイスショーには逆風が吹き始めている。荒川さんという金看板を有する今回のショーですら、目に見えてスポンサーが減っている。
 その辺りを意識して、ありがたみを感じつつ、心して見るようにしないとね。今回の私のように、見る前から「聞いたことのない名前が多い」なんていって見くびるのは禁物だ。ということで、深く反省し、今後も面白いアイスショーが見られることを祈念いたします。

« 湘南の反撃体制が整った。やっと。 | トップページ | bjリーグは意外と良かった »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 深遠なるアイスショーの世界を見くびってた:

« 湘南の反撃体制が整った。やっと。 | トップページ | bjリーグは意外と良かった »

高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
    高スポの陰の支配者。湘南ベルマーレを愛する先天性ジャパニーズ。

姉妹ブログ


三鷹牛蔵twitter

無料ブログはココログ