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2009年6月 6日 (土)

ユーロリーグ雑感

 サッカーのチャンピオンズリーグに相当する、バスケのユーロリーグがテレビで見られるようになった。ファイナル4の3試合(準決勝と決勝)だけだが、なかなか興味深かった。

 ヨーロッパのバスケもそれぞれの国ごとにリーグ戦が行われている。それとは別に、各国のリーグ戦上位チームが集まって行うのが「ユーロリーグ」だ。各国リーグと並行して行われるものである。
 参加チームは今のところ24チーム。8チームずつの3グループに分かれホーム&アウェーで戦って上位5チーム+勝率の最も高い1チーム(野球の大リーグでいうワイルドカード)の16チームが2次リーグに進む。2次リーグは4チームずつの4グループで、各グループの1位チームだけ、すなわち4チームが「ファイナル4」に進む。ここから先はトーナメントで一発勝負。私が見たのはこの準決勝2試合と決勝である。★後記:事実誤認だった模様。こんな複雑なシステムじゃないみたいだ。

 対戦カードは、
 ・CSKAモスクワ vs FCバルセロナ
 ・パナシナイコス vs オリンピアコス
ということで、ギリシア対決にロシア、スペインと強豪国のチームが勝ち残った。
 で、先に結果を言うと、CSKAとパナシナイコスが勝ち上がり、決勝ではパナシナイコスが勝ってCSKAの連覇を阻んだ。というより、最近4年間はこの2チームが交互に優勝している。バルサが勝っていればサッカーとバスケの2大球技(あえてそういう)を制覇できたのにね。

 以下は雑感。
 競技レベルはNBAには若干劣るかな。特にブロックショットが少ない。ポイントガードの選手が切れ込んで行ってレイアップシュートを決めるシーンが目立ったが、ほとんどブロックが飛んでいない印象を受けた。3ポイントシュートの精度は高いが3ポイントラインがNBAよりも近いので比較しづらい。ただ、それはつまりディフェンスすべきエリアが狭いことを表しているわけで、ゾーンディフェンスが禁止されていないことも鑑みると、ブロックの少なさが際立つように思う。
 アメリカ人選手が目立たない。もちろん、トップクラスの選手はヨーロッパに来てはいないのだが、それにしたって日本の現状と比べると特記すべき事柄だと思う。特にインサイドをアメリカ人に依存していないのは注目すべき。まあ下位のチームでは事情が違うのかもしれないが。
 その一方でファン・カルロス・ナバーロのようなNBA経験者がそれなりに存在感を示していることからすると、問題は選手のレベルよりもプレースタイルだと思われる。チームプレーがこなせない選手は評価されにくいのだろう。たまに出てくるアメリカ人選手が個人能力で1対1を仕掛けまくっていたが、劣勢のときに流れを変えるプレーヤーと位置づけられているようには見えたが、明らかに異質のプレーで「浮いている」ように見えた。

 ファイナル4はホーム&アウェーではなく一発勝負なので「セントラル開催」。今回はベルリンだったらしい。
 会場は、さいたまスーパーアリーナから4階・5階を取り除いたぐらいだったと思う。そうなんだよな。たぶん「さいたま」はオーバースペックなんだよ。毎晩マイケル・ジョーダンが来るならあれでよいのだろうけど。
 コートの端から1メートルほどのところにLED広告看板が巡らされている。スペインのサッカー場とか、最近ではJリーグのスタジアムでもピッチを取り囲んでいるもの。ベンチの前にもそれがあるので、ベンチの選手がコートに入るには一部空いているところを通らなければならないのだが、あの目立つ場所に広告があるのは営業上大きいだろう。
 両ゴールの後ろには両チームのサポーターが陣取っている。彼らとコートの間に目の粗い網が張られているのだが、物を投げないようにということ?
 サポーターは、いわゆる「バスケの応援」をしていなかった。「ディーフェンス!」とかって叫ぶのはアメリカ固有の文化なのかね。テレビは応援の様子を伝えようとしていなかったのでよくわからなかったのだが、少なくともバルサのサポーターは延々とチャントを歌っていた。そういう、お国柄とか、チームカラーはいいね。
 翻って、湘南ベルマーレのサポーターがフットサルの会場で異彩を放っていることに目くじらを立てることもないじゃん、と思った。「あれはフットサルの応援じゃない」とかいう声は気にしなくていいんだろうと。

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  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
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