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2010年7月28日 (水)

大黒と羽生がいるうえに森重が大当たり

 徳永悠平の負傷により急遽ボランチに森重真人を起用したことが東京にとってはヒットだった。その森重を途中で交代させたのは「センターバックと動きの質や量が違う」からだという建前だが、まあはっきりいって舐められていたわけですな。
(2010年7日25日 湘南ベルマーレ1―3FC東京 平塚競技場)

 森重真人をボランチで起用したのは、梶山陽平将軍の番犬役をさせるためのなのかと思ったが、むしろ攻撃面で目立っていた。2トップのやや後方でのポストプレーが堂に入っていた。湘南のCBは大黒将志との駆け引きに忙しく、バイタルエリアのポストプレーヤーにまでは手が回らなかった。田村雄三がいれば物理的な圧力をかけることもできたであろうが、広範に動くのが持ち味の2ボランチ(坂本紘司、永木亮太)は止めることができなかった。東京の2列目には羽生直剛がいるし、梶山だって機を見て上がってくるので森重への意識は薄かった。
 それにしても羽生は絶妙だった。開始直後はサイドに張っていたので「こりゃ助かるわ」とか思っていたのだが、時間が経つと湘南の2ボランチが埋めきれないスペースを狙っていた。半径2~3メートルほどの無人の円の中心に常に羽生がおり、なんか気持ち悪い(湘南サイドから見て)。
 なお、東京の選手の中でリカルジーニョに関しては、不出来だったのだと思う。ハーフタイムでの交代もそのせいと見る。いや、映像を見返すとあちこちに顔を出しているし、1点目のアシストにつながるクロスもあった。それでも不出来感が否めない。運動量が多いとはいえ、どうも自分本位っぽいのだ。「ボールをくれればやるよ」という声が聞こえてくるような。。。。。

 さて、現実逃避はこの辺にして湘南の話をするか。
 小澤雄希について触れねばなるまい。ハーフタイムで交代させられて「みんながちゃんと揃っていてしっかりいい形でやっているのに1対1でやられたらサッカーになりませんから」「都築だって怒る」とまでコメントされたわけだが、致し方ないところか。この日の2失点に絡んだ(特に2点目は弁護のしようがない)ことが直接の契機だが、前節から悪かった。京都で特に感じたことだが、「自分の仕事は終わった」と集中が切れることがあるように見える。
 実にもったいない。この日も対面の中村北斗に対抗して攻め上がりを見せてゴール前に飛び込むなど、攻撃面で良さを見せているし、守備も多くの時間でまずまずこなしている。出来る子なのに集中力を欠くことで致命的な失点を招くなんて、実にもったいない話だ。

 前節も含め詰めの甘いFC東京なので、2点差ならまだ見込みがあると思っていたのだが、3点目が決定的だった。寺川のボールの奪われ方はもちろん痛かったのだが、その直前のシーンで梶山の明確な遅延行為があっさり見逃されたのが不快だった。
 3点目が奪われた直後に投入された中村祐也が1ゴールを奪ったが、この日の中村は良かった。今シーズン初めて褒められる出来だったと思う。ベンチでエメルソンを見て反面教師にしたのであろう、裏を狙う動きが多かった。今季の祐也は「アジエルの代役」であろうとするようなプレーが多くて私には不満だったのだ。

 FC東京のサポーターについて思うところを簡潔にメモっておく。彼らが湘南に対して抱いているらしい親近感は、どうも宗主国が植民地に対するものと似ているような気がした。私の被害妄想とか僻みなのかもしれないけどね。

【キャプテンマーク予想ゲーム】
 2巡目はジャーン→坂本→寺川ときた。次はまあ田村だろう。

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
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