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2010年8月 8日 (日)

反町ビビったな、と言いかけて飲み込む

 1点ビハインドの状況で3バックに変更した反町の采配について。相手の2トップに対してジャーンを余らせる形になって、かえって攻撃の迫力が減じた。その帰結を見た以上、批判すべきかとも思ったが、大宮の鈴木淳監督を褒めるべきなのかもしれない。
(2010年8日7日 大宮アルディージャ3―0湘南ベルマーレ 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

 開始早々にセットプレーから先制したことで、大宮にとっては楽な試合になった。前線のラファエルめがけて蹴るだけでチャンスの匂いが漂うのだから。湘南DF陣はラファエルに手を焼き、「あわや」という場面を作られたが、幸いにも追加点を許すことなく前半を終えた。もちろん、湘南がボールを持つ時間が比較的長かった(当社比)ので「追いつけずに前半を終えた」とも言い得るが、しかしあれは大宮ペースだったろう。
 大宮にとっては結果的に追加点を奪えなかっただけで、悪くないゲーム運びをしていたのだが、ハーフタイムに鈴木淳はアグレッシブな手を打ってきた。プレースキッカーでもある橋本早十を下げて前線に石原直樹を投入した(先発2トップの一角である市川雅彦はリードした後はやや低い位置にいたと思う)。試合後のコメントによればこの交代は「前線からの守備のテコ入れ」を意図したものだということだが、本心だろうか? ラファエルの実質1トップから2トップに変わり、攻撃の迫力を増すことにつながった。

 反町が4バックから3バックへの変更をするのは後半15分である。コメントによれば左SB島村毅が足を攣ったことを受けて、単なる選手の入れ替えではなく前線の人数を増やすことにしたということだ。石原の投入を受けての交代策ではない。しかし私は、追加点を奪われないためにジャーンを余らせたという印象を受けた。
 この印象を強めたのは、同時にFW田原豊をベンチに下げたことで攻撃面での怖さがなくなったからだ。後ろで人を余らせている場合かと。3―2―3―2、あるいは3―4―1―2のような形にして押し込みたかったのだろうが、サイズのない前線にはハッタリがなかった。いっそ194cmのヴァウドを投入した方が、得体の知れない怖さがあっただろう(実効性はともかく)。まあ、最後はジャーンが前線に上がることを織り込んでいたのかもしれないが。

 そんなわけで反町の采配に対して「どうなんだろう?」と思わないでもなかったのだが、リードしながら勝負に出た鈴木淳を褒めるべきなのかなあ、と思ったり、「いやいや、最初から石原を使えばいいじゃん。対湘南のスカウティングしてないの?」と思ったり。
 それより何より、前半4分に失点しては後手に回るのも当然だ。その失点だって、ポストへの跳ね返りへの対応が遅れたものだ。采配以前の話だろう。
 
 そのFKを与えたファウルについて反町は苦言を呈したし、私も「やれやれジョージショーの始まりか」と思ったのだが、ジョージ批判は慎む。あらゆる事象を受け入れ、神だか御仏だか何だかが賜ってくれるものを待つことにする。さしあたり、帰りの駐車場で迷子になっていた子供と一緒に親を探して功徳を積んだ。アーメン。次節は勝てると良いな。わしゃ神戸にゃ行かんけど。

【キャプテンマーク予想ゲーム】
 2巡目はジャーン→坂本→寺川→田村→阿部→都築ときた。次は村松と見た。

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
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