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2010年9月19日 (日)

川崎戦は一か八か。山形戦に向けての布石

 うまくいった試しのない5バックを採用した反町の意図を邪推して楽しんでいたのだが、なんだ、エメルソンが怪我していたからなのか。
(2010年9日18日 湘南ベルマーレ1―6川崎フロンターレ 平塚競技場)

 前記事で述べた「エメルソンが帰ってきたらヴァウドの使いどころがない」どころか、2人とも先発しなかった。エメルソンは故障上がりということだが、ヴァウドについては戦術的な判断だろう。3連敗中の川崎を精神的に揺さぶるため、前半はベタ引きで守って失点を防ごうということだったのだろうか。
 5バックは右から、寺川―村松―山口―島村―小澤の並び。2ボランチに田村と仙台カップから帰ってきた遠藤航17歳。さらに前線の選手も戻って守備をする。
 エメルソンの耐用時間に得点を奪うことを狙いとし、それまでは耐えて失点を免れようというのがゲームプランだったと推測する。ヴァウドを1人で先発させるより、エメルソンとのユニットとして投入する方が効果的だと考えたのだろう。戦力の逐次投入は下策だしね。
 しかしこの策がハマらない。耐えるも何もなく、前半3分にあっさり失点してしまう。「マラソンに例えますと、ヨーイドンでスタートした直後にコケちゃって、起き上がったらロサ・モタはもういない」(川崎市在住・佐藤さん談)。

 もとより難度の高いプランである。守り倒そうと思っていれば、なおのこと攻め気を見せなければならない。そしてそれは相手に警戒感を抱かせるだけの迫力を伴わなければならないし、かといって人数をかけてバランスを崩したのでは本末転倒である。
 仮に川崎守備陣に脅威を与え、攻めあがる人数を抑制することに成功していたとしても、守りきることは難しかったように思える。DFラインで人を余らせて後方からの飛び出しに対応させたかったのだろうが、その守り方、ポジショニングには疑問を持ち続けて見ていた。
 始動時にはDFラインを真っ直ぐにしてオフサイドを誘発するような形でよい。しかし、ボールが深い位置まで入ってきた時点で、ラインディフェンスは放棄すべきではないか? 余ったDFは他のDFよりも深い位置に下がり、2列目の飛び出しに備えるべきなんでは? いわゆる縦深陣というやつで、ジャーンはそういう位置取りをすることが多い。臆病な守り方だとは思うが、その臆病さが求められていたはずだ。
 相手ボールホルダーへの寄せが甘いという指摘は間違ってはいないが、それは別問題。スイーパー的な役割を求められた選手が中途半端にポジションを上げたことが2点目の、ワンツーからのジュニーニョの抜け出しをもたらしたと考える。

 いろいろ問題のある窮余の作戦だったとは思うが、次節の対戦相手である山形の小林伸二監督に見せておけばいいんじゃないの? 迷っていただこうじゃないですか。
 山形のFW田代や長谷川への対策としてスイーパーを余らせるかもよ? うまくいかなかったから5バックは諦めて4バックに戻すんじゃね? とかいって、潜伏していたジャーンが戦線復帰するのかもね。

 ええと、私はヤケになっていませんので、念のため。反町も同様でしょう。記者会見の冒頭で「たくさんのカメラが来ていますが…これが最後だと思われているのかもしれませんが」とかいう自虐ネタでツカんでいるわけだし。
 ところで、J's GOALさんは審判批判をカットするのは知っていますが、こういう自虐ネタもカットですか。なんだか堅物ですね。

【キャプテンマーク予想ゲーム】
 2巡目はジャーン→坂本→寺川→田村→阿部→都築→臼井→田原→島村→山口→中村(天皇杯)→野澤→村松ときた。次は小澤かねえ。そもそも先発メンバーの予想が難しい。。。。。

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
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