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2012年6月20日 (水)

植田龍仁朗をめぐる水面下の駆け引き

 このゲームでは、3-4-2-1どうしのマッチアップ、岡山の欠場者の多さ、ワッキーの世界に通じるフィジカル芸、中村祐也のニクいシュート、永木が高山に寄せる片思い…、などを語るのが本筋だろう。しかし、なぜか私は岡山のDF植田に対して湘南ベンチが狙い撃ちしたという仮説を考えてしまう。
(2012年6日17日 湘南ベルマーレ2―0ファジアーノ岡山 ShonanBMWスタジアム平塚)

 岡山の3バックは右から、183cmの後藤圭太、175cmの竹田忠嗣、188cmの植田龍仁朗と並んでいた。対する湘南の3トップ(1トップ2シャドウ)は、168cmの中村祐也、172cmの菊池大介、173cmの永木亮太であった。
 高さの面では明らかに分が悪いにもかかわらず、湘南は前線にハイボールを蹴っていた。特に岡山の左サイド寄りのエリアで植田と菊池が競り合うシーンが目についた。身長差16cmである。無謀なチャレンジにも見えたのだが、懲りずにゴールキックやパントキックを植田の周りに蹴り込んでいたように思う。
 何か狙いがあったはずだ。

 まず考えられるのは、植田ヘディング下手疑惑だ。
 そういえば、57.8メートルのヘディングシュートを決めたとき(2011年10月30日の横浜FC戦)も「あのゴールの狙いはクリアです。とにかく高く遠くにクリアしようとしたら、入っちゃいました」「今後、同じようなものはムリです」とコメントしていた。謙遜かと思いきや、映像を見たらこのコメントも信じられる。ドカドカドカ~と走り込んできてボカーンとヘディングをしたら、ゴールに入ってしまったように見える。

 上背があるから競り勝つことは出来るけど、ボールのコントロールが不得手というイメージ。ヘディングで味方選手にボールを繋ぐことが上手くない印象だ。そういえば、この日も植田より何メートルかタッチライン寄りにハイボールを入れると、同じように走り込んできてドカーンとタッチラインの外に出していた。
 つまり、植田の周りにハイボールを放り込めば、競り合いには負けるけどあらかたマイボールになる、ということだろうか。

 もう一つの仮説は、植田スタミナ不足疑惑だ。
 この日の岡山ベンチには4人しか選手がおらず、しかもフィールドプレーヤーは2人だけだった。その貴重な交代枠のうち1つが植田のために使われた。2点のビハインドの状況だったのでDFを引っ込めて前線の選手を増やすというのなら話はわかるが、そうではない。植田に代わって入った選手はそのまま3バックの一角を占めた。いや、なんなら出場選手中最長身の植田を前線に上げて電柱大作戦を始めてもいいぐらいだ。なのに彼はベンチに下がっている。
 まあ交代する前に足を攣っていたようなので仕方ないのだが、この事態を引き起こすために植田を狙い撃ちしたのだとすると、恐るべき深謀遠慮だ。消耗戦要員の菊池と植田を競り合わせて相打ち気味に植田を疲弊させると。高さに不安のある湘南からすると、植田のパワープレーは嫌だったろうから。

 ま、以上のことは仮説というより妄想にすぎないのだけど。
 この日の湘南のメンバー構成では前線でのハイボール担当が菊池で、その近くにいるのが植田だった、というだけだろう。意図して植田を狙い撃ちしたというのは考え過ぎだろう。ましてや、植田の消耗を狙っただなんて回りくどいにもほどがある。陰謀論もいいところだ。

 つまらないことに時間と字数を使ってしまった。
 この試合では、坂本紘司から鎌田翔雅へのキャプテンマークの受け渡しという麗しい話もあったというのに。ちなみに私はそのとき「時間稼ぐならもっと遠い所にいるヤマに渡せばいいじゃん。なんだ鎌田かよ。ヤマは生徒会長、じゃなかった選手会長なのに形無しだなm9(^Д^)」とか言ってた。品がなくて恥ずかしい。でも反省はしない。

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
    高スポの陰の支配者。湘南ベルマーレを愛する先天性ジャパニーズ。

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