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2012年8月11日 (土)

北九州戦と横浜FC戦でキリノに首ったけ

 オリンピック期間中でもマイチームの方が大事なので、もちろんJ2を見に行っている。そこまでは格好いいのだが、帰宅するとオリンピック三昧でブログなんて書いていられない。ライブストリーミングは麻薬。。。。
 というわけで湘南の2試合をざっくり箇条書きで振り返る。

【2012年7日29日 湘南ベルマーレ1―0ギラヴァンツ北九州 ShonanBMWスタジアム平塚】
・湘南の出来が悪かったと言いたい気持ちもあるが、この日は北九州のサッカーに注目して見ていたので判断できない。
・北九州といえば中盤をダイヤモンドにした4-4-2というイメージだが、この日は4-3-3。DFラインは右から川鍋良祐―小森田友明―キローラン木鈴―多田高行。中盤は右から木村祐志―新井涼平―竹内涼。3トップは右から端戸仁―池元友樹―常盤聡。
・序盤はトリプルボランチなのかと思った。中盤の3人が真っ直ぐ並んで平行移動していたから。
・でもじきに新井をアンカーに置いた4-1-2-3に変わった。
・攻撃時に両サイドバックが上がっていき、両センターバックが開く。その間に新井が下りてくる。
・新井は攻守にわたってすごい存在感。なので終始彼を見ていた。
・3トップの役割分担は不明確。前線にただ人がいるだけに見えた。

・湘南は永木、遠藤のボランチコンビ。ハングギョンの長期離脱を見据えたか、3バック中央のファーストチョイスは大野になったか。
・ハーフタイムに古橋を投入。直後にファーストタッチでビューティフルゴール!
・ゴールキックを左サイドで馬場が競り、すらしたボールを古橋が撃ちぬく。
・「コースを狙っていなかった」と言うが、単に思い切りよく撃ったというのではなく、GKの頭を越えて落とすのは狙っていただろう。
・両チームとも「ほどほどのチャンス」しか作れていなかったので、決められる男の存在が際立つ。
・途中で島村→下村の交代で遠藤を1列下げた。負傷っぽいが、北Qには高さもないしね。
・後半途中からは北九州の攻勢一方。ビハインドのチームが攻めに出るのは当然だが、それにしても。。。。
・湘南GK阿部は遅延行為でイエロー。次節出場停止。このイエローはしかたないけど、いままでに詰まらないイエローをもらい過ぎだったんだよ。
・でも最近の阿部はすごく良かった。一時期躊躇気味だった飛び出しが蘇ってきたし。それなのに出場停止とは。

・北九州の新井は最後は右SBから攻撃の起点になったり、縦横無尽で感心した。でも、87分にイエローカードをもらってしまい、ガッカリした。
・湘南のCKの場面でピッチ上に転がっていたボールを蹴っ飛ばして「反スポーツ的行為」。まあ不満に思うのはわからないでもない。湘南の古林が遅延行為を取られてもおかしくなかったから。
・それでも大人の対応をしないと。精神的に未熟な選手はやっぱり駄目だし、私の新井を見る目も一気に覚めた。

・87分に投入されて満足に走れなかったキリノ様の心の声→「関東暑すぎ!」

【2012年8日5日 湘南ベルマーレ0―1横浜FC ニッパツ三ツ沢球技場】
・湘南は出場停止のGK阿部に代わって松本拓也、左WB高山に代わって三原向平。
・松本は2010年のナビスコカップ、ガンバ戦以来2度目の先発。フィードが真っ直ぐ目標に向かっていくのが印象的。後半ATのアレはともかく。。。。
・3バックの一角に山口貴弘を起用(鎌田に代わって)。横浜の高さを気にしたのか?
・3トップは馬場、古橋、キリノの3人。キリノは移籍後初先発。
・キックオフからの流れで古林が右サイド深くまで進出してクロス。これを古橋がフリーでヘディングするが枠の右に外れる。
・前節の古橋は「決められる男」だったのだが、これを外したのは痛かった。反対側のゴールだったのでフリーだということしかわからなかったが、映像を見たらとんでもないドフリーだった。
・中村祐也がアキレス腱をやってしまって長期離脱なので古橋がスナイパー役を担ってくれないと。

・横浜FCは4-2-2-2。CBとボランチの4人が中央を固め、両SBもあまり上がらない。トップの田原に当てて前の3~4人で攻めるイメージ。水戸っぽい。
・湘南は右サイドで古林がガンガン攻め上がるが、それに対して横浜はSB1人が対応。サイドはある程度捨てても中央を止めればいい、って感じ。
・このやり方はそれなりに効果がある。

・湘南からしても、わかっている。だから機を見て中の馬場や古橋にグラウンダーを入れて打開しようとするのだけど、それが決まったら副審が誤審をカマしてオフサイドを取ってしまう。馬場の幻のゴールのことだ。
・現地では旗が見えていたから落胆しなかったのだけど、映像を見たら微妙ですらないモロ誤審じゃん。
・副審の位置取りが間違っているので言い訳の余地が皆無だ。古橋が中央に向けてパスを出したら、オフサイドラインを放置してフラフラとセンターライン方向に歩いている。だから肝心なシーンを斜め後方から見ている。

・横浜は56分に前線の難波に替えて寺田紳一をボランチの位置に投入して4-3-2-1にチェンジ。
・これで横浜が中盤で優位に立った。
・というか、それ以前に問題があったのだと思う。私の好みで言うならば、SHの選手、特に野崎が一発狙いばかりで貢献度が低いように思えた。彼がアジエルならばそれもありなのだろうけど。

・失点はCKから田原のヘッド。スクリーンを2つ使ってフリーになった。お見事でした。
・ただ、そのCKを得る前の野崎の飛び出しは映像を見るとオフサイドか微妙な感じ。私の心情的にはあれはオフサイドだろうと言いたい。
・そもそも、また副審の位置取りが悪い。ボールを見ていてオフサイドラインから目が離れたか。さっきのプレーに比べれば仕方ない感は強いけど。

・この副審氏は、さらにゴールキックにオフサイドの旗を上げるという失態も犯す。ほんとに大丈夫か? 熱中症で頭がボーっとしていたとか?
・そんでドロップボールになったのだが、あそこは湘南が横浜にボールを返すべきだったと思う。横浜ベンチや選手が興奮するのも無理はない。
・同じシチュエーションでボールを返さなかったレッズに呆れたこともあるだけに、私としては居心地が悪かった。
・でも、かの副審氏(K氏ですよね)の被害は湘南の方がはるかに甚大だったので、許して。

・先発して73分まで出場して持ち味を見せたキリノ様の心の声→「やっと俺様の使い方がわかったようだな!」

 ということでキリノ様から目が離せない。なにしろ2試合で出来が正反対なんだから!

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  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
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