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2013年1月 6日 (日)

今さら2012NHK杯&セキスイハイムスーパーアリーナの感想

 例によって競技のことはそこそこに、会場についての感想を述べようと思う。でも、この記事が参考になることはないのかも。この会場で大きな大会を開催するのはこれが最後なんじゃないかなあ。地元の人にまで「すいません。こんな会場で」と言わせてしまうのだし。
(2012年11日23日 2012NHK杯国際フィギュアスケート競技大会 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ)

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 仙台東部道路を北上していくと、前方の山の上に古墳が見えてくる。宮城スタジアムだ。2002年のワールドカップで日本が敗退した会場だ。アクセスが劣悪なうえに、観客席からピッチが遠くて一体感がないと不評だった。

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 セキスイハイムスーパーアリーナは、その宮城スタジアムともども、宮城県総合運動公園(グランディ・21)の施設の一つだ。古墳から北東方向に目を向けると建物が見える。

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 あれから10年たって、依然としてアクセスは悪い。最寄駅である利府駅は本数が少なく、しかもそこからの路線バスも多くない。イベントの開催時には仙台駅からのシャトルバスが運行されるが、片道1時間ほどかかるし、今回のNHK杯では事前予約が必要だった。値段はイベントによって異なるようだが、片道2400円ぐらいが標準的なのか?(当日会場に行ってみると仙石線小鶴新田駅行きのチャーターバスがあった。片道500円。競技終了後1時間運行)
 そんなわけで私は自家用車を選択した。チケットを入手してから宿の手配を始めた私は、仙台駅周辺の宿を確保できなかったというのも自動車にした理由だ。ロードサイド型のホテルには空きがあったが、いったん仙台駅に行ったのでは不便この上ない。11月後半なので雪が降る可能性もあったのだが、その場合にはレンタカーに切り替える可能性も考えていた。
 駐車場は、公式サイトの駐車場案内に即して説明すると、「駐車場A」と「駐車場B」が一般向けとされていた。アリーナのすぐ横の駐車場だ。代金は1日当たり1000円(前売り)だった。

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 ただし、帰りは渋滞する。私が見聞した初日には、競技終了後30分くらいは全体を一箇所に集約して1台ずつ「公園入口」に向けて送り出す。「公園入口」の丁字路は信号のある交差点なので、赤信号になると流れが止まる。30分くらい経つと、関係者を乗せたバスが「泉口」方向に発車する。その後は「泉口」を使えるようになって、そちら方面にも車を流し始める。
 ちなみに私は20:30の競技終了後21:00頃に車に乗り込んで「泉口」を通り、一部混雑したが21:25には利府しらかし台ICから仙台北部道路に乗れた。

 セキスイハイムスーパーアリーナは、建物自体が比較的小さい。可動席を含めて席数は約7000(スタンド席は約5000)。代々木第一体育館の13000人、なみはやドームの最大約1万人(固定約6000)、真駒内セキスイハイムアイスアリーナの約1万人(立ち見含む)と比べて小さい。代々木第一のスタンド上段を取り払って、かつ左右の幅を詰めた感じだ。
 私の席はEブロックあたりの16列目(後ろから6列目ぐらいだったか)で、そこからの見え方はこんな感じ。

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 特に会場の小ささを感じさせるのは、マージンのなさ。たとえば入口付近の様子。このエリアに物販スペースが集中し、シャトルバスの案内窓口が置かれ、NHK杯ではおなじみの記念撮影コーナーも設けられている。狭い。過去のNHK杯についてのパネル展示だとか、テレビカメラの操作体験コーナーだとかを行うスペースは存在しなかった。

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 入口とは反対側のショートサイド。コンサートで使われるときにはステージが設けられるらしい。ここに2列だけ席が設けられていたが、案外ここがラッキーシートなのかも。

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 でもって、入口からみて左奥から撮った全景。
 両サイドのスタンドの下にトイレが設けられている。左右合わせて8つの区画がトイレで、男女4つずつである。これが、初日はそのままだった。つまり男性用が4つそのままなのでガラガラ。女性用は大行列で、アリーナから外に出て他の建物のトイレなどに行くほうが早かったらしい。
 前年の真駒内は男性用のうち半分は女性用に振り替えられていたし、新横浜なら男性用は1か所だけになっていたりするのだが、それらに比べて無策だった。この会場はジャニーズのコンサートとかでも使われているのに学習しないのかね? まあ2日目以降は女性用のトイレを増やしたらしいが。

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 座席は至ってノーマル。なみはやドームと同じような印象。真駒内は前後の幅が異常に広かったが、そこまでではない。
 スタンド席の座席は布張りだったと思う。記憶が曖昧なのは場内の気温がやけに高かったから。敷物も使わず、ひざかけも鞄から出さず、厚着して行ったので汗をかくくらいだった。

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 さて、会場の話はこのくらいにして、あとは競技の感想をざっくりと。

【アイスダンスSD】
・リード姉弟はともかく復帰おめでとう。
・前半の4組はなんか落ち着いて見られなかった。仙台のお客さんは出足が早いのでざわついていた?
・上位はあまりにも予想どおりの結果。デービス・ホワイト組は初めて見たのかな? 大変結構なものでした。シブタニ兄妹は今回はインパクトが薄かった。なぜだろう。

【男子シングルSP】
・村上大介の途中棄権は痛々しかった。厳しい言い方をすれば、事前に不安があったのだから1回目のストップで決断すべきだったと思うけど。
・その直後のケヴィン・レイノルズは時間調整のためにしばらくリンクをウロウロしてからだったが、クアドは降りた。まあいろいろ不安定でいつものようなスコアだったのだけど、相変わらずめんこい。いつまでもそういう扱いでよいのかは別として。
・アダム・リッポンは髪を切って残念。迷走感が際立ってしまったように見えるから。
・ハビエル・フェルナンデス「マスク・オブ・ゾロ」は4Tも問題なく降りたし良い出来。まだ行ける感はあるけど、どうなんだろう?
・その次が羽生結弦「パリの散歩道」。最高点プログラムはさすがでした。羽生もだけど振付師が。合間合間のアクションは飾りっぽくて小癪だと思ってしまうのだけど、でも効いている。もちろん羽生も素晴らしいけどね。
・ちなみに同門のフェルナンデスはリンクサイドで見ていた。冒頭の4T、3つ目の3Lz+3Tは目前で決まったので拍手していた。
・最後が高橋大輔「ロックンロールメドレー」。この時期にしては上出来なんだけど私には物足りなかった。我ながら贅沢になったもんだ。

【女子シングルSP】
・アリッサ・シズニーが目当てだったのだけど彼女は来なかった。1日分のチケットしかないのに仙台遠征に乗り出したのはシズニーが来るからだったのだけど、残念。
・切り替えて李子君(ジージュン・リー)を目当てにした。劉艶ファンだった私にふさわしいセレクト。「黒い瞳」は、各エレメンツで積み重ねてSP3位という好結果。しかし、同行者の「思ったよりオーラがなかった」というコメントに言い返せず。
・なんちゅうか、彼女はジャッジに祭り上げられたり、その疑いをかけられたりしやすいポジションなので、それらを跳ね返せるように頑張ってほしいね。嫌な未来図も浮かんでしまうだけに。
・同行者イチオシのクセニア・マカロワは素晴らしかった。「Мaria And The Violin's String」はとても雰囲気があった。ロシア・ナショナルのテレビ放送ではカットされてしまったし、貴重なものを見たのかも。
・ミライ・ナガスのベニー・グッドマンはよかった。久々に彼女の良い演技を見た気がする。直前の練習で迫力のあるアクセルジャンプを跳んでいたので楽しみにしていたのだけど、プログラムの中では遠い場所で跳んでいて残念でした。なんかいい感じに私の好きなパワー系になってきた。
・ゲデバニシビリ「シンドラーのリスト」はスケカナでの好演技の再来を期待したのだけど残念。
・浅田真央「I Got Rhythm」はねえ、バックスタンド側から見ると“置いてかれた”感が強い。ジャッジ席向けのアクション多数なので。ローリー・二コルのスコアメイク術らしいけどさあ。
・鈴木明子「キル・ビル」は最初の連続ジャンプが綺麗に決まって「やっぱこのプログラムだとここで決めないと締まらないよなあ」と思っていたら次のルッツがシングルになってずり落ちた。長久保コーチも同じリアクションで、斜めになったままプログラムの最後まで見ていた。戻ってきた鈴木を小突いたのはテレビでも映っていたとおり。

【その他】
・NHK杯名物の「どーもくん・オン・アイス」は2公演を見た。
・1つ目は嵐の「Happiness」で(タイトルは調べた)、「走り出せ、走り出せ」という歌詞のところでうさじいがリンクをぐるぐる走り出すプログラム。
・2つ目はよくわからないインスト曲。出だしを聞いて「キューティハニーかなんか?」と思ったが何だろう。調べればわかるのだろうけど調べない。

Doi

・子供たちが演じる氷上オープニングのプログラムは例年同じなのか? 毎年変えるようなものでもないしね。
・今回は橋本会長の挨拶はグダグダじゃなかった。宮城開催の経緯を説明していた。
・その説明を聞く限り、宮城開催は今回限りの特別なものなのかなと思った。
・前回の仙台開催は仙台市体育館だったんでしょ? あちらは席数は少ないけどアクセスは格段に良いしね。
・会場で地元の人に関東から来たと言ったら「ごめんなさい。こんな会場で」と謝られた。
・そういえばNHKは「どーもくん・オン・アイス」の人気に気付いたのか、画面に宣伝文を入れてきた。そのうちNHK杯のチケット購入時に受信料を支払っているのか証明しなければならなくなるのか?

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
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