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2014年2月28日 (金)

2013全日本フィギュア(@さいたま)の感想メモ

 コンペをほぼすべて見た。3日間ともスタンドA席(9000円)が取れたが、それぞれバラバラな座席だったので、世界選手権の座席が気になる人には参考になるかもしれない。
(2013年12日21~23日 第82回全日本フィギュアスケート選手権大会 さいたまスーパーアリーナ)

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 さいたまスーパーアリーナは公式サイトで座席の位置を確認できる。
http://www.saitama-arena.co.jp/seats_info/arena_center/
 これはなかなか役に立つので基礎データとしては有効だけど、A席ならではの、フィギュアスケートならではの情報もあるので、それを書く。

【座席その1】Aゲート200レベル219扉
 さいたま新都心駅から段差なく会場に入り、アリーナの外周通路から扉を入るとそこは20列の高さ。私が座ったのはそれよりも2~3列前に下りた辺り。ジャッジ席の左斜め後ろ。この席からのリンクの見え方はこんな感じ。

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 リンクの長辺・短辺から垂直な位置はS席なので、斜めからなのは事前にわかっていた。しかし、大画面が見えないのは予想していなかった。見上げるとこんな感じ。

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 この大画面は対称にもう1つ設置されている。しかしこの席では後ろを振り返って見上げてもちょっと見えなかった(首が痛い)。確認はしていないけど、S席であっても大画面を見えない席があるのかも。
 とはいえこの席は他の楽しみもある。手前の下あたりから選手が登場するので6分間練習前の様子とか、演技中のコーチの後ろ姿とかが見える。あと、左隣辺りに関係者席が設けられていて、2日目にはランビエールがいたらしい。関係者席は世界選手権だと位置が変わるかもしれないが。
 
【座席その2】Aゲート200レベル239扉
 座席その1の席と正反対、対面。ジャッジ席の右斜め遠方。お楽しみ要素は少ないが、会場の入口から近いので重宝する(逆に219扉は入口から半周回った、最も遠いエリア)。
 リンクの見え方、大画面の見え方は「座席その1」とほぼ同じ。

【座席その3】328扉
 これは希少な席。300レベルと称されている。写真で示すと、黄色い楕円の辺り。

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 リンクの見え方はこう。ストレートラインステップが綺麗に見られる。しかし手すりが邪魔。。。。

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 300レベルの座席は3列なのだが、最後列の3列目に座ると、こうだ。

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 自宅気分でモニター画面を見ながら観戦できる。ただしこれは3列目特権っぽい。前列の人はかなり急角度で見上げないと見えないのではないかな。
 ただ、特権とは言ってみたものの、この300レベルは会場の他席種からは隔絶されており盛り上がりにくい。なんかスタオベとかする気になりにくい。真駒内の3階席と気分的には近い。
 あと、手すり。どの席から見ても手すりが気になるので全員が前のめりになりがち。3日目の女子シングルFP最終組が始まる前に「危険なので乗り出して観戦しないように」とアナウンスされた。4階最前列よりは3階向けのアナウンスだと思う。前列の人が背もたれから離れて前に出ると視界はこんな感じになってしまう。

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 繰り返すが、やむを得ない面もある(マナーに対してルーズ派の意見)。というのも、リンクが手前に寄っているからだ。
 私の座った328扉はジャッジ席から見て右上、方角でいえば西なのだが、リンクが気持ち西寄りに設営されている。次の写真で説明する。

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 この写真はリンクを南西方向から見たものだが、注目すべきは黄色い線だ。階段のラインからリンクの端まで1メートル強であることがわかる。さかのぼって「座席その1」からの見え方(北東から見た写真)を見返すと、階段のラインからリンクの端までの距離が2倍ほどある。つまり、リンクは西寄りに設置されているということだ。
 もっとも、世界選手権でも同じ位置になるかはわからない。ショートサイド東側には記者席が設けられてる(写真右上の楕円)のだが、世界選手権になると記者席のサイズが変わるだろう。あるいは別の場所に設定されるかもしれない。
 
 座席の話はこの辺で。

【会場の様子】
 開場から開演まで1時間しかないので(フィギュアスケートはいつも大体このくらい)忙しいのだが、入場すると目の前に大行列ができていてごった返していた。NHK杯のときのようにプログラム入手難なのかと思ったらそうではなく、大輔グッズに並ぶ人々だった。関心のない人も混雑に巻き込まれる状態で、正直なところ邪魔だった。もう少し配置を考えればいいのに。というか、会場限定グッズとかもあったの? まるでジャニーズ商法だな。
 プログラムは今年も1000円で3日目までいつでも買えた。
 場内北側にケンタッキーフライドチキンもあるのだけど、チキンを持って座席に来る人がいて勘弁してくれよと思った。禁止されていたのは演技中の飲食だけだったのだけど、とはいえ匂いの出るものはマナー違反じゃね?

【マスコット・オン・アイス】
 毎日かどうかはわからないが、開場から30分ぐらいしたら埼玉県の「コバトン」とさいたま市の「つなが竜ヌゥ」が氷上に出てちょっとした演目を行っていた。
 まあNHK杯でDOIを見ている者からするとインパクトに欠けるか。もしワールドでもやるのなら、練習が必要かと思うけど、でもよく考えるとDOIが凝りすぎという気もする。

【演技について】
 高橋大輔がオリンピック代表に選ばれたことについて「選考基準をクリアしているのだから当然でしょ」というのは現場感覚としては同意できない。
 FPが終わったときの「終わった感」といったらなかった。高橋自身が「これが現役最後の演技」という雰囲気を醸し出していて、客席もそれに感応していた。だからスタオベ多数だったのだ。あの内容でスタオベする理由はそれしかない。選考基準がどうあれ「台に乗ってオリンピック」というすっきりした形を皆が望んでいて、それを果たせなかった事実は重い。
 もう1つ。ファンに愛されているのは高橋だけではないということ。程度の差はあるかもしれないが、小塚だって愛されている。そうでなければ風変わりなリズムの「アンスクエア・ダンス」でぴったり揃った手拍子なんてありえない。FOIで初見の時に「これ、絶対に手拍子がグダグダになるわ」と確信した私からすれば、この日最大の衝撃だった。
 まあ、かくいう私も一晩あけてライサチェクが「タカハシがオリンピックを逃した」とツイートしたときに、「日本のスケ連のことをわかってねえなあ」とツッコんでいたのだけど。

 そのほかは順不同の箇条書きでメモ。
・鈴木明子さんの「オペラ座の怪人」は初優勝を飾る素晴らしい出来だったのだけど、最後のポージングを待たずに前の席の人が立ち上がって見えなくなったので、同行者が激怒してしまい困った。
・ミキティがサルコウに苦しんで現役を終えるというのはなんともいえない。でも引退後に武史みたいにキレキレになるんじゃないの?
・大庭さんの3Aは「ん?」となっただけでスルーしてた。あんなノーステップみたいな跳び方は想定していないし。
・今井さんには謝る。「過剰投資なんじゃねえ」とか言ってたので。いやあ、回収シーズンが始まったっぽい。
・でもほら、十代半ばで妙にチヤホヤされて尻すぼみってパターンはあるじゃん。
・本人を責める意図ではなく、安易に若い選手を持ち上げるメディア=フジに対する批判です。
・庄司さんを心配している。今まで散々持ち上げていたフジが、今回はカメラを回してもいなかった。依然として期待感はあるのだけど、フジにとってはそれは重要ではないのだろう。病み上がりの選手とかに乗り換えたようだし。
・ていうか、CS放送での「オリジナル版」ってなんなの? 下位の選手の演技を見せてくれるわけではない(カメラは回っていなかった)。契約の問題でジャニーズをカットし、煽り映像をカットし、塩分をカットしているってこと? いや金を払う気にならないので見ていないのだけど。
・宇野君はコーチを変えてほしい。キスクラで後ろから頭を押さえられて「あなたもお辞儀しなさい」みたいなのは醜悪なので見たくない。
・ていうか、高校生男子の取り扱い方としては完全に間違ってんじゃん。あんなの反抗を招くだけだ。もしも唯々諾々従うなら、そんなヤツは男じゃねえ、と私がカリカリしてしまう。
・ていうか、村上さんもコーチを変えてもよいと思うのだよね。あのSPの変更はコーチ陣の判断ミスが招いたんじゃないの? 本人が「今の自分にはこのぐらいで上出来」みたいに言い聞かせる姿は痛々しかった。
・10月に「?」なプログラムを12月に完成させるなんて、無理でしょ。高橋大輔じゃないんだから。
・トゥをつく脚の振り上げ方がカロラインみたいになっちゃってね?
・ダメ出しついでにいうと、出来が悪くて不本意だからって投げやり風に客席に挨拶する選手は評価を下げることを自覚してほしい(村上さんの話じゃない)。
・挨拶されたらこっちも拍手で応えないといけないのだから、投げやりにするくらいなら2方向だけ丁寧にやって終わらせてくれよと思った。
・SPがそんなのだったからFPは彼の演技は回避して食事をとった。
・この大会での選曲大賞は「天地人」をやった山本君。「チャーチャチャチャ チャーチャチャチャ チャッチャチャー」のところを3回も使うしつこさはモロゾフも真っ青だ。
・惜しくも選曲大賞の連続受賞が途切れた佐々木彰生がSP最終滑走だったので途中で帰る人が例年より少なかったと思う。さすが。
・で、多くの人が一斉に帰途に就いたのだけど、大してストレスがなかった。15両編成の中電と10両編成の京浜東北線と、あるいは埼京線もあるし、乗り切れないなんてことはなかった。これは会場案内に書くべきだったか。

【おまけ】
 座席について細々書いたのは、世界選手権のチケットが余っていたので、それをどうにかするためだった。
 ところが、モタモタとこれを書いている脇で譲渡先が決まってしまった。拍子抜け。
 余っていたのは初日のチケットだったので、男子SPの見どころを紹介しようかと思っていたのだけどその必要もなくなった。ラキムガリエフの「イカれたサスペンダー芸&なんかむかつく(?)投げキッス」とか、キム・ルシーヌのスーパーマリオは来日できるのか?(ミニマムポイント的に) とかそういう話題を予定していたのだけど。

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コメント

はじめまして。
ブログというのは「メモ」という認識で書かれているという限り、どんな事を書かれても自由だと思います。
高橋の五輪選考に関して納得できないというのも全然自由だと思います。
ただ、彼が選ばれたのは理解されていると思いますが小塚よりも愛されてるからではありませんし、日本のスケ連だからでもありません。
事前に明確な選考基準が提出されている以上、3人目は高橋が値していたのは、公平な判断でしょう。全日本は、かつての全米のように選考の全てではなく、選手はファンの思いに答えるアイドルなどではありません。
会場にいた「会場の人々の感情論」と「スポーツのルールや規定」を混同してブログに載せる時は、明確に区別の旨を明記しご配慮頂きたいです。さいたまに行く人は、これからも次々にこの文章を読んで、誤解するかもしれません。私は長い間フィギュアを観てきた1スケートファンとして、ここに名を書かれた高橋にも小塚にも、関係ないこれからの他の選手に対しても、悲しい気持ちになりました。

>さいたまに行く人は、これからも次々にこの文章を読んで、誤解するかもしれません。
だそうなので、このコメントは削除せずに残しておきます。

いったい何を誤解するのかは不明ですが。

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
    高スポの陰の支配者。湘南ベルマーレを愛する先天性ジャパニーズ。

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