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2014年5月 5日 (月)

田臥がベンチに下がって爆発したリンク栃木

 田臥勇太を久しく見ていない。リンク栃木がJBL優勝を決めた試合以来だ。川村卓也も伊藤俊亮も去った栃木が意外にも(?)プレーオフに勝ち上がってきた。リトアニア代表監督も務めたシレイカHCのチームだし、これは見るしかないかなと思った。
(2014年5日4日 NBL東カンファレンス準決勝第2戦 トヨタ自動車アルバルク東京81―95リンク栃木ブレックス 大田区総合体育館)

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 レギュラーシーズン2位のトヨタの勝率.833に対して、3位の栃木は.574と大きな差がある。しかも第1戦はトヨタが完勝。リンク栃木には後がない。
 とはいえ、レギュラーシーズンで6度も対戦しているのだから秘策もないだろう(対戦成績はトヨタの5勝1敗)。

 トヨタはハードマーカーの岡田優介を田臥につける。トヨタ(ベックHC)のいつもの手だ。相手エースに岡田をつける。前日の岡田は8分41秒のプレータイムで3ファウルと、任務に失敗したらしいので気合が入っていたと思う。
 田臥のスタッツは前日とほぼ同様だし、ターンオーバーも3→1と減っているので抑え込まれたという印象はない。ただし、岡田との接触で4ファウルになってベンチに下げざるを得なくなったので、結果オーライか。

 栃木のエースは#32ライアン・ロシター。206cmの白人センターだが、ゴール下近辺で攻守に目立つだけでなく、速攻の第2波としてキッチリ走るし、この日は3ポイントショットも決めた。
 しかしそのロシターは、開始早々に負傷した。着地のときに足首をやっちまったように見えた。治療をしてコートに戻ったが、ちょくちょく痛そうにしていて、休み休みの出場だった。

 ゲームは序盤から栃木がリードしながら推移したが、第3ピリオド冒頭でトヨタが一気に逆転。その後は一進一退の展開だったが、第3ピリオド途中で田臥が4ファウルでベンチに退いた。
 栃木は2-3のゾーンディフェンスを織り交ぜながらトヨタの両外国人のインサイドプレーを抑えようとし、一方のトヨタはPG正中岳城を投入して2ガードの間をドリブルで突っ込ませてゾーンを破壊にかかる。この辺りの攻防はなかなか面白かった。

 試合を決めたのは栃木のシューター渡邉裕規。ビッグショットを連発して一気にリードを作り、第4ピリオドだけで11点を奪って田臥がゲームに戻る前に勝利を決定づけた。
 渡邉はこの日は23得点、前日も19得点と連日の活躍。4月5日のトヨタ戦でもシーズンハイの28得点を上げているので、この活躍は意外ではないのだろう。

 しかし私には意外だった。パナソニック時代の渡邉は控えのシューターで、役割も限定されていた。先発として彼を見るのはたぶん初めて。で、この日の印象ではかなり物足りなかったから。なんつーの、ボールを持つと元気になる選手だなあ、と。
 田臥が退くまで「栃木のバックコートは見劣りするなあ」と思っていた。そりゃ岡田を田臥にマッチアップさせるよな、と。特に気になったのは、田臥とロシターが2メンゲームをしている時にウィークサイドから飛び込む選手がいない。いや、私は田臥メインで見ていたので他の選手のオフザボールの動きまでちゃんとは見ていないのだけど。
 でも渡邉も古川孝敏も遠藤祐亮も、田臥がいなくなってようやく自分のプレイをしたような印象だ。危機感なのか責任感なのかは知らないが、しかしどちらかというとノビノビやっているように見えた。こういうゲームには開き直りも大事だけど、それで第3戦にも勝てるのだろうか?

 その他の感想。
・栃木のシレイカHCはウォーミングアップの際、スーツ姿のままコートに入って選手の相手をする。違和感。
・たぶん戦術的に見れば面白いゲームだったはずなのだけど、そういう見方は出来なかった。
・前半の栃木は不思議な感じでノーマークになる選手がいたのだけど、そういところ。
・トヨタのベックHCが試合前に審判団、相手選手・コーチに握手して回るのはよい光景。
・トヨタは熊谷が去って菊地祥平が加入したんですね。熊谷の守備は惜しいけどプレータイム的に仕方ないか。菊地もシューター3番手なので出番は少ない。
・竹内公輔が先発じゃなくてガッカリしていたら、2ピリと4ピリが外国人1人というレギュレーションだからか。1ピリと3ピリは両外国人を主に使うということね。
・このレギュレーションはいかがなものか。主力外国人抜きの4ピリって。竹内にしたって制約なく使ってほしいのだが。
・トヨタは高橋マイケル、栃木は網野友雄がDNP。ややさみしい。
・トヨタはセカンドユニット完備(5人×2チーム)体制はやめたけど、ほぼ同じメンバー。よって新鮮味は薄い。
・新鮮さということでいえば栃木に勝ち上がってほしいけど、難しいだろうな。
・3連戦というのは7人ローテーションの栃木にとっては辛い。ロシターが本当に捻挫なら当日より翌日が厳しいだろうし。
・普通、第3戦は火曜日だけどね。会場費をケチったか。
・髭のない田臥を久々に見たけど、エライ若く見えるな。高校生の頃と大して変わらない印象。
・そうかルビオが似合わない髭を伸ばしているのもこの作戦か。30過ぎて髭を剃り、若く見せるという。

・リンク栃木のマスコット「ブレッキー」の中の人は元選手なの?
・試合前の空き時間にレッグスルーのレイアップシュートとかやってた(誇張)
・12月23日生まれ、195cm90kg、アメリカ合衆国インディアナ州出身とかいう妙にリアルなプロフィールがまた元選手感を出している。
・選手たちの出身地は「アメリカ合衆国」としか書いていないのに。

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・全席指定席なのは違和感はあるけど構わない。それより問題なのは座席の価格設定だ。
・コアなファンの居場所がバラバラ。
・ゴール裏をファンの場所にすればいいじゃん。記者席を置いている場合じゃないでしょう。

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・赤で囲ったのが記者席。
・栃木側ゴール裏の上段の席は売り出されていなかったけど座っている人がいた。なんで? 私もあそこがよかった。
・中立地開催なのに中立観戦者の居場所がない。私も栃木の応援用紙とか渡された。
・心情的には栃木を応援していたのだけど、試合前に栃木県民の歌の大合唱が始まったので疎外感&敵対感が生まれた。グリーンスタジアムで歌っている松田浩を思い出して@湘南サポ
・栃木県民は5日に蒲田でリンク栃木を応援して、6日は平塚で栃木SCを応援すればいいじゃない。
・集客祈願@湘南BMWスタ

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
    高スポの陰の支配者。湘南ベルマーレを愛する先天性ジャパニーズ。

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