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2014年6月 3日 (火)

ヴェルディの縮み志向と平塚の席割問題

 5月から6月にかけてはNBAが佳境で、この10日ほど在宅時は隙を見つけてはバスケを見ている。というわけでヴェルディについては予習なしで臨んだ。
(2014年5日31日 湘南ベルマーレ1―0東京ヴェルディ ShonanBMWスタジアム平塚)

 直近10試合で5失点だっけ? こういうやり方をするなら、まあそうだろうな。
 とにかく攻撃時のリスク管理が徹底的だった。常に4~5人が残っている印象。ボールを奪った湘南がカウンターを仕掛けようにも守備の人数が揃っているので遅攻をせざるをえない。トランジション封じはほぼ完璧だった。
 ヴェルディの失点が少ない理由はわかった。そしてそれが攻撃力を犠牲にしていることも。アウェイだからということもあるのかもしれないが、スコアレスドロー上等なサッカーである。実は「0-1なら許容範囲」なんじゃないか、と感じられた。得点は増えないけど失点も増えないからオッケー、という「縮み志向」である。

 降格危機にリアリティを持つ立場からすれば、この戦い方は合理的だ。たとえ敗れても得失点差のマイナスを大きくしないために大敗は避けるやり方だ。総得点が問題になることはほぼないだろうし。一方で「名門復活」をめざすスタンスからすれば消極的、敗北主義に映るだろう。
 そして問題をややこしくするのは、表向き「名門復活」を唱えつつ現実的に対処するスタンスがありうるということだろう。傍目には、フロント(というか一部スポンサーか)がそうなんじゃないの?
 まあ私が心配することじゃないので、この話は終わり。

 以下メモ。

・ヴェルディは4-2-2-2かな。4-2-3-1っぽくも見えたが。
・2CBの井林章と金鐘必はセットプレー以外では決して上がらない。
・ハイボールの争いでは「先に跳ぶ」ことに徹していて目立つ。しばしば乗っかる。
・この日の主審は笛吹きたくない病だったから見逃されていたけど。
・2ボランチは田村直也とニウド。ニウドは面白い存在。アフリカ系っぽい脚の伸び方でのボール奪取を見せた。
・両SBは巷で話題のアンザイズ。左SBの安在和樹と右SBの安西幸輝(だよね)。
・安西はとてもオシャレなトラップパスを見せたけど誰も走っていない。
・いずれにしてもSBとしてはダイナミックさを感じられなかった。戦術のせいだけど。
・そこまで引き籠りとは思わなかったけど、SBがオーバーラップするような時間はなかった。
・それどころか両SHも自陣に引く時間が長くWBっぽかった。
・というわけで乾坤一擲のカウンターは2トップ頼り。
・高木パパの言う「前線でタメをつくって」というのは正論だけど無理っぽかった。
・後方の押し上げがないんだもの。
・鶏が先か卵が先か。
・そんな逆境でも1トップ(風の)菅嶋弘希は頑張っていた。
・もっともそれはタメをつくるという方向性ではなく、プレッシングだったり裏狙いだったり。
・「ミスしたら逃さないぞ」という雰囲気はプンプンしていた。
・1トップがそういう感じだからか、トップ下に位置する高木大輔は埋没した。

・ヴェルディの選手交代はまずHTに高木→森勇介(右SB)で安西を前にシフト。
・右SHをやっていた常盤聡をトップ下ないし2トップの一角に。
・これで随分印象が変わった。
・ヴェルディに少し攻勢が出た。ただのロングボールではなくカウンターっぽくなった。
・57分にニウドを下げたのは疑問。イエローカードをもらっていたし、もう1枚食らいそうな空気はあったかもしれないけど。
・まあ替わりに投入された姜成浩のプレーを見ると、パス回しに参加して攻撃をパワーアップさせる狙いなだったのかなと思った。
・確かにその辺りの時間帯は湘南が鈍化していたし。

・と思わせておいて64分に湘南先制。
・ペナルティエリア内の菊池大介を壁役にしたワンツーで菊地俊介が突破。
・ここ数試合ゴール前を人壁で守られていたから練習したプレーなのかな。
・このシーンだけでなく、ショートパスを丹念に繋いで崩そうという意図は伺えた。
・岡田翔平をトップに置いてウェリントンを2シャドウの位置に置いたのもその一環なのかな。
・あんまりしっくりいっていなかったけど。
・こういう相手には大槻周平=特攻野郎が必要だ。
・J2仕様の力押し?
 
 ゲームの話は以上。宮市剛のデビューについては特にコメントなし。いや、ゲームに出れるのは自然だなと思った。

 さて、12,400人という入場者数だったが、運営には疑問がある。
 7ゲートではキックオフの頃まで座席難民が彷徨っていたが、彼らは座れたのだろうか?
 疑問視するのは誘導とかではなく発券のこと。見まわした印象では席詰めはかなり浸透していたので、あんなに大勢が席を探すのは不自然だと思う。来場しなかったシーチケ持ちもいたのだし。
 で、推測。7ゲートの座席数以上にチケットを売ったんじゃないの? そう考えないと説明しづらい。
 だけどそれじゃあ、なんのために7ゲートと8ゲートを分離したのかわからない。座席難民を出さないためじゃなかったのか? 難民化した初見客に悪印象を与えて次回以降の集客に悪影響を与えることを避けたかったんじゃなかったの?

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
    高スポの陰の支配者。湘南ベルマーレを愛する先天性ジャパニーズ。

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