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2014年7月19日 (土)

ザスパクサツ群馬の5バックは正統派

 湘南と対戦する下位チームがミラーゲームを挑んでくることが増えてきた。「ミラーゲームだと1対1の能力差が露わになるんじゃね?」と思っていたが、それは間違いだった。ミラーゲームであることよりも5バックでガッツリ守ることのほうが重要なのだ。
(2014年7月5日 ザスパクサツ群馬0―1湘南ベルマーレ 正田醤油スタジアム群馬)

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 ザスパクサツの布陣は3-4-2-1もしくは3-4-1-2。
 前線のダニエル・ロビーニョがキーマン。172cmと上背はないが、ロングボールのターゲット役として存在感がある。たぶんこのゲームでは0勝なのだが常に威圧感を発していた。
 ロビーニョの相棒は宮崎泰右。湘南サポにはおなじみの左利きドリブラー。2年前の湘南在籍時に比べてプレーに重みが出ていた。彼のボールキープ力も、この戦術を成り立たせている要因だ。
 そしてもう1人のシャドウは青木孝太。彼の上下動の多さが攻守にボリューム感をもたらしていた。67分にこれまた運動量がウリの小林竜樹と交代し、その小林が反攻の原動力になっていたから影が薄くなってしまったのだけど、青木孝太こそがダイナモだろう。

 彼ら3人が相手の隙を窺いつつ、後方の7人(青木を入れると8人)が守るというのが基本線だった。したがって、実態としては5バックだった。局面によっては5-3-2のようになっていた。WBの2人(瀬川和樹と夛田凌輔)は本来は攻撃面でも貢献できるのだろうが、ほぼ押し込まれていた。
 でもまあ、湘南を相手にしてミラーゲームを仕掛けるというよりも、5バックで守ることに主眼があったのだろう。前線に一発があるのなら、そういう戦い方もありだろう。
 その意味で、ハーフタイムに夛田に代えて乾大知を投入したのには唸った。湘南の1トップ・ウェリントンに対して、前半はクォン・ハンジンがマッチアップしていたのだが後半は乾をマッチアップさせた。ウェリントンを相手に90分マッチアップするのは厳しいので、これは妙手だと思ったのだが、コメントを読むと負傷による交代とのこと。ああそうですか。

 こうやって相手が引いて守る気マンマンだと、簡単にはゴールできない。実際に開始4分で先制ゴールを奪った後は攻めあぐねた。逆にいえば、キックオフ直後のラッシュに相手が対応できないうちに先制してしまうというのは狙い通りだろう。
 苦戦だったとはいえ、いや、苦戦だったからこそ、ウェリントンの存在は大きい。先制ゴールを決めたことはさておき、ハイボールには競り勝てるし、曖昧なロングボールを収められるし、前線からのチェイスもしてくれる。彼がいるからこそ、相手ペースの時間が極めて短く、1点しかリードしていなくても不安が小さい。正直言って「湘南の深化・成熟」といわれても実感しにくいのは、このウェリントンの充実があるからだ。

 まあ試合の内容についてはこんなところで。
 ああ、セットプレーの場面になると群馬ベンチから船越優蔵コーチ194cmが飛び出してくるのが妙に印象的でした。

 それにしても、このアウェイ遠征は試合内容のインパクトが薄くて、周辺事情の印象が濃くて困った。
 とりわけ、渋川へそ祭りが強烈で。ハーフタイムに、渋川市へそ部の面々、伊香保温泉ゆるキャラ 「いしだんくん」、ザスパクサツ群馬のマスコット「湯友くん」が出てきて「腹出せヨイヨイ へそ出せヨイヨイ」のへそ出し音頭(?)に合わせて踊っていたのだが、強烈だった。
 右へステップ→ジャンプ→左へステップ→ジャンプ→右へステップ→ジャンプ→左へ……
 これを延々と続ける。スカパー中継を見ていたら「それでは実演していただきましょう。・・・ザスパクサツラボでした。この後は前半戦のハイライトです」と、ひたすら上記のステップ&ジャンプを繰り返していた。同調圧力に屈した(?)若手市役所職員が早々にヘロヘロになる一方で、湯友くんだけがキレのある動きを続けていて感心した。「これがセカンドキャリアの威力…」

 あとは、登利平の鳥めし弁当は消息筋(ロンちゃんの「アウェイへゴー」)のアドバイスに従って「松」を買った。「竹」と違って薄い鶏肉だけでなく塊も3つ入っている。110円の価格差ならば「松」はコスパ的に優れている。
 それと帰り道の暴走族。関越道から圏央道にかけて100台以上の大集団と並走に近い状態だった。あれだけの規模の族な方々を見るのは随分久しぶりだった。これも圏央道効果?
 圏央道といえば、海老名から関越に乗るまでだいたい1時間弱ですね(行きは土曜日の14時頃。帰りは22時過ぎ)。PAが狭山と厚木の2か所しかないので遠く感じた。

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
    高スポの陰の支配者。湘南ベルマーレを愛する先天性ジャパニーズ。

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