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2014年10月28日 (火)

いまさら長崎戦の感想(その次の札幌アウェイは行ってない)

 昇格も優勝も決まった以上、主力選手の故障リスクは最も注意すべきことになる。コンディション不良というウェリントンを外すのは当然である。3バック中央でフルタイム出場だった丸山祐市も出場停止であり、攻守のキーマンを欠いて想定通りの苦戦だった。
(2014年10月19日 湘南ベルマーレ1-2Ⅴ・ファーレン長崎 ShonanBMWスタジアム平塚)

 湘南の3バックは遠藤航-岩尾憲-島村毅の並び。岩尾をCBとして起用したことは過去にもあるので予想できたが、たいてい4バックだった印象がある。つまり、実質的に3バックであって最終ラインからの配球者として岩尾を置いていたイメージだ。だから今回のように3バックの中央に岩尾を起用するのは新しいチャレンジだ。
 対する長崎は布陣を変えてきた。丸山の欠場がわかっていたからであろう。東浩史と奥埜博亮をベンチに置いて、前線はイ・ヨンジェ、佐藤洸一、小松塁という3タワーにしてきた。

 これどうすんの? と思っていたら2分で失点。直接的には三竿雄斗の処理ミスだが、トリプルタワー大作戦が奏功したと言ってよいのだろう。
 直接FKで、マッチアップをどうするのかと思って見ていたら、遠藤航をストーン役にして、佐藤洸一には島村を付けた。さらに、小松塁には岩尾憲が付いて「また修行モードか?」と思ったら、それどころじゃかなった。イ・ヨンジェには菊池大介が付いていた。反町の分析結果「湘南は5番手あたりから高さがなくなる」どころか、3番手から高さがなかった。
 さすがにこれは湘南ベンチにとっても予想外だったのではないか。予想していたら、せめてボランチに熊谷アンドリュー(181cm)は起用していたのではないか。 

 そんなわけでミスマッチも甚だしかったこともあり、30分にならないうちに湘南はフォーメーションを変更した。が、どう変更したのかは断言できない。
 たぶん4-4-2だと思うのだけど。少なくともボランチの三竿を最終ラインに、岩尾を3バック中央からボランチに移したのは間違いない。不明確なのは右サイドで、私の見立てでは藤田征也を4バックの右に置いて、樋口寛規を右SHに移したと思う。そうではなく、3-4-2-1のままで三竿と岩尾を入れ替えただけなのかもしれないが。
 36分の長崎の追加点のせいもある。湘南にとって、サイドの数的劣位からのアーリークロスは構造的な問題点、といって大げさであれば「決壊ポイント」なのだ。しかも長崎には石神直哉という優れたクロッサーがいるので、そこを封じる意図での布陣変更だという(私の)脳内変換があるのかもしれない。

 ともあれ2点ビハインドのハーフタイムに大竹洋平を投入して菊池大介をいつもの左WBに移し、いつもの3-4-2-1にしてからは押し込む時間が増えて1点返したものの、ウェリントン不在のオフェンスはパワーが足りなかった。まあ想定の範囲内。

 いや、書いておくべきことがあった。中村祐也の存在感について。
 帰宅後に渋々見ていた映像で驚いたのは祐也の存在感のなさ。現地の印象とあんなに違うのも珍しい。
 終始相手DFラインと駆け引きをしながら裏抜けのタイミングを計り、そのパスが出ないとなると相手選手の隙間隙間に位置取りしてパスを要求していた。ビハインド時のFWとして理想的な姿に見えた。
 サイズがないのでフィジカル勝負で分が悪いと思われがちだが、怪我していない時の祐也はそんなことはない。ワンツーで抜け出してシャツを引っ張られながら突進するし、ハイボールの競り合いでも思いのほか高く跳んでいる。
 古参選手への贔屓目もあるけれど、レンタル選手の出場時間要件とかで割を食っていると思う。契約条件でそれがあるかは知らないが、クラブ間の仁義的なものがあるように見えるのだよね。

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
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