湘南対策が確立されたんだろうか?と憂う
ここまで見るべき点のない試合も珍しい。ブーイングするガッツも奪われるというか、途方に暮れる、という表現がふさわしい。
(2015年4月25日 横浜Fマリノス3-0湘南ベルマーレ 日産スタジアム)
スコアはあまり関係ない。終盤のカウンターでの2失点があってもなくても、もっといえば先制ゴールを許さずスコアレスだったとしても、同じような感想になっただろう。内容的に褒めどころがない。
現象面だけを見ると、ボールを回しているうちに詰まり、苦し紛れのパスがインターセプトされる事象が多発した。ボール回しの精度が足りないので相手に距離を詰められるという面もあるし、視野が狭くて無理なパスを狙いがちという面もある。縦につけるパスはわずかで、シュートを撃とうにもコースが空くことは滅多にない。
パッと見では選手のクオリティの差が露呈したように見えるのだが、実際のところ、スカウティングでハメられたんだと思う。
サイドの2人で突破を封じておいて、中央へのパス、あるいはバックパスをターゲットにしていたのだろうか。いや、スカウティング云々ではなく、喜田拓也と三門雄大の2ボランチの個人能力に由来する可能性も否定はしないけど。
なんだか、湘南対策がカッチリ確立されちまったような気がするのですね。
まあ仮説です。まだ映像は見ていないし。
それに、なにしろ日産のゴール裏だったので確かなことは何も言えないです。喜田君は良い選手だなあ、とか思いながら見ていたはずなのに2点目のボール奪取→ラストパスを出したのは齋藤学だと思い込んでいて、最後に齋藤がシュートを蹴ったところで「あれ誰だったんだ?」と思ったくらいなので。
私も今やそれなりに年季の入った湘南サポなので、ショボイ試合内容なんて何度も見ているので、それなりに楽しむことができるのだけど、今日はしんどかった。
見易いスタジアムでもないし、演出はまるで好みじゃないし、サトミキはどこにもいないし、「SKYシリーズ」の特別商品・スカイグレーズはなんかスゲー色だし(現地では怖くて食べられなかった。帰宅後に食べたら普通においしい)。あ、写真も載せときます。3色のうちの1色です。
最後に真面目な話。
NBAのプレーオフなんかだと、完璧に封じ込められた2日後に違う戦い方でひっくり返したりすることもあるのだけど、そういうのは期待していない。競技の違いもあるし、世界トップレベルの選手だからという面もある。そもそも対戦相手が変わるのだし。
経験的にいって、湘南ベルマーレさんは一歩一歩の改善しかできないのだけど、それでいいのだよ。
« ティム・ダンカンは優勝リングを増やせるか(2015年版) | トップページ | チョウ監督は賭けに勝ったのか? »
コメント