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2015年6月19日 (金)

等々力カンプノウの感想&西村主審の気の長いアドバンテージ

 新築なった等々力のメインスタンドに行った(メイン自由席・南3000円=2階の南端)。中村憲剛が言うところの「カンプノウみたい」なメインスタンドだ。
(2015年6月7日 川崎フロンターレ2-1湘南ベルマーレ 等々力陸上競技場)

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 メイン通路は1階にだけある。通路の後方から階段を上って2階席に行く。サッカーファンにはなじみがないだろうが、代々木第1体育館の2階席に行くのと似た位置関係。
 次の写真のようにメイン通路の上に橋が架かっていて2階席に通じている。階段は確か4つあったと思う。

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 ちなみにメイン通路から1階席越しにピッチを見るとこんな感じ。

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 2階席南端は、ピッチの見え方は冒頭の写真のとおりだが、それに加えて風の通り道に面しているので夏でも快適そう。
 ただし、どういうわけか試合が始まってから来場する人が多く、着席していた人もウロウロしたりして、なんだか落ち着かない席だった(川崎ユニを着ている人も、湘南ユニを着ている人も)。
 あと、この試合から来場者向け無料Wi-Fiサービス「FRONTALE FREE Wi-Fi」が始まったとのことだが、使い勝手は疑問だった。フロンターレの独自コンテンツを見ることはできたが、twitterやメールへのアクセスができなかった(なんかやり方があったのかも)。
 
 
 試合内容についていうと、川崎の中村憲剛の途中投入が絶妙だった。
 3バック右の武岡優斗に替えての投入だったのだが、上から見ていても川崎の布陣がどうなるのかつかみづらかった。湘南の選手も把握するまでに時間がかかったんじゃないのかな。
 両WBを下げて4バックにするのか、あるいは谷口彰悟をボランチから最終ラインに下げるのかと予測された(放送を見たら安永も同じ見立てだった)。しかし正解は「左WBの小宮山尊信を3バック右へ→ボランチの森谷賢太郎を左WBへ→中村憲剛はボランチへ」というドミノだった。
 そのうえ憲剛は投入直後にシャドウのような高い位置取りをして、つかみどころがなかった。PK奪取の場面も、後方からの突然のスピードアップが絶妙だった。
 
 湘南からすると、高い位置でのボール奪取を連発した前半に2点目が取れなかったのが痛かった。あるいは、後半の高山薫のヘディング当たり損ね、その直前の藤田征也のトラップミスも。
 紛糾した菊池大介のミドルについては、議論の余地はない。ノーゴールだ。「実際に入っていなかったよ」とかではなく、審判団がゴールを認定することは不可能という意味で。
 ミドルシュートが弾かれて外に出た瞬間、副審を見たらゴールラインに向けて走っている最中だった。その瞬間に「遅いよ」と口にしてしまったが、その非難は不当だった。大介がシュートを撃つ瞬間まで副審はオフサイドラインにいたわけで、あの高速シュートと同速度でゴールラインに到達するのは無理だ。
 
 西村主審を論ずるのなら、あのシュートの場面ではなくアドバンテージの取り方だろう。
 
 前半終了間際、菊池大介がイエローカードをもらった場面。赤丸の箇所で菊池とエウシーニョの接触があったのだが、西村主審はアドバンテージをとってプレーを流した。しかし、ボールを持った大久保嘉人よりも前に湘南の選手が3人おり、1対3もしくは2対4のような状態になっている。画面に映っていない川崎の左サイドは誰も上がっていない。

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 で、湘南の選手が早々に帰陣したので大久保はスローダウンしてバックパスをする。

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 このタイミングで笛を吹いてイエローカードを提示し、「さっきの位置からFK」とすればよいと思うのだ。川崎の速攻(の可能性)を妨げることはないし、観客もイエローカードがどのプレイに対して提示されたのか推測しやすいし。
 だけど西村主審はいつまでも笛を吹かない。この後、川崎の攻撃はGKに防がれ、湘南GK秋元陽太のパントキックの落下地点での競り合いにファウルがあったとして笛が吹かれ、そこで遡って菊池へのイエローカードが提示された。
 
 この「気の長いアドバンテージ」は前にも見た。
 アウェイ名古屋戦での坪井慶介へのイエローカードの場面だ。あのとき私は「どのプレーがイエローカードなんだ?」と理解に苦しんだが、今回の笛の吹き方を見てようやく理解できた。

 この動画の1:44頃に坪井が相手選手を倒したのがイエローカードということだ。そこでアドバンテージをとってプレーを流したが名古屋はスローダウンし、パス回しをしているうちにボールを失った。で、カウンターをしようとした湘南だが菊地俊介がボールを失ってカウンター返しから失点した。そしてキックオフの前に坪井に対してイエローカードが提示された。
 これ、湘南のカウンターでゴールが決まっていたら、西村主審はバツの悪いことになっただろうね。
 
 やっぱり、引っ張りすぎなんだと思う。
 先日のコパ・アメリカのアルゼンチン対パラグアイでも、コロンビア気鋭の190cmの主審は、アドバンテージをとって流してもプレーがスローダウンしたらすぐに笛を吹いてファウルのあった場所に戻していた。それでいいと思うのだよね。
 
 で、西村主審についての話はまだ続く。
 後半開始直後、武岡にイエローカードが出た場面。

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 この後、赤丸の菊池大介が倒されてすぐに西村主審は笛を吹いてプレーを止めたのだけど、そのファウルの後でボールは大竹洋平の足元に転がり、2対2(もしくは2対3)の局面になった(放送では寄った映像に切り替わってしまったのでわかりにくいが)。前半の吹き方ならば流す場面だ。
 大竹がボールを持って高山が前にいる、という湘南にとっての見せ場なので、あそこで笛を吹くのはあんまりだ。
 審判技術的にも、興行的にも、不満の残る場面だった。

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
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