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2015年7月14日 (火)

二重人格な名古屋グランパス

 直近の湘南戦4試合で7ゴールをあげていた川又堅碁をスタメンから外し、名古屋はショートパスを繋ぐサッカーをしてきた。といいつつ、リードされると川又を投入し、闘莉王を前線に上げてお得意の力押しに切り替えてきた。それで1点取ってしまうのがむしろ悩ましいところだろう。
(2015年7月11日 湘南ベルマーレ2-1名古屋グランパス ShonanBMWスタジアム平塚)
 
 名古屋の布陣は3-4-2-1。DFラインは右から、大武峻-田中マルクス闘莉王-本多勇喜という3人。2ボランチは竹内彬と小川佳純、右WBに矢野貴章、左WBに永井謙佑、1トップがノヴァコビッチで、2シャドウが矢田旭と小屋松知哉。
 目を引いたのは2シャドウの小兵2人。小川やノヴァコあたりと絡んでのパス交換でいくつかのチャンスを作っていた。「あー、小屋松じゃなくて永井だったらやられたかな」と思うようなシーンも3回ほどあったけど、小屋松がいたからチャンスになっていたわけで。
 ただし、3-4-2-1でキーマンになるはずの両WBは目立っていなかった。マッチアップする湘南の2人が良くて押し返していたともいえるが、名古屋の側の問題のような気もする。
 
 湘南の2得点はいずれも右サイドから。1点目は、大竹洋平をケアして前に出てきた闘莉王の不在を突いてクロスから大槻周平のヘッド。2点目はフリーの藤田征也のアーリークロスに高山薫が飛び込んでゴール。
 どちらも名古屋にとっての左サイドで数的不利に陥ったことが原因。大竹も藤田もフリーでクロスを蹴っている。端的にいえば永井がいなかった。
 
 もっとも、2点目についてはシステム変更による混乱もあったのかもしれない。
 1点のビハインドで痺れを切らしたのか、名古屋はノヴァコビッチを下げて川又を投入した。この際に布陣を変更して4-2-3-1にしたっぽい。
 4バックは右から矢野-大武-闘莉王-本多。川又を1トップにして2列目は右から小屋松-矢田-永井とした。これを永井は「下がらなくてよい」「前残り」と解釈したのかもしれない。
 いや、現象を解釈するならば「永井はフリーポジション」というのが近い。少なくともタッチライン沿いを上下することはなかった。どんどん中央に進出していた。実際、川又の追撃ゴールも中央の永井から出た縦パスからだ。
 川崎のエウシーニョと双璧な自由満喫っぷりだが、川崎はそれでもエウシーニョが空けたスペースをボランチの選手が埋めに行く(中央に残るボランチが谷口だから可能なのか)。
 
 2点ビハインドになったところで、名古屋は闘莉王を前に上げて、小屋松→田中輝希の交代。布陣は4-2-3-1で、4バックが右から矢野-大武-竹内-本多。2ボランチが小川と矢田。川又を1トップにして2列目は右から田中-闘莉王-永井。
 お得意の力押しで1点を奪い、その後も攻勢を続けたが追いつけずに試合終了。
 
 終盤の攻勢を見ると「やっぱり名古屋はパワープレーだよ」と結論付けたくもなる。だけど、数年前のケネディがいた頃と比べると迫力不足(衰え?)を感じる。この日はダニルソンが欠場していたので、なおのこと。 
 その意味で西野監督がガンバっぽさを導入しようとする事情もわかる。わかるんだけど、序盤と終盤でまったく別の顔を見せるチームは二重人格みたいだ。それまでポーカーフェイスで交渉を進めていたのに、停滞するなり強面に変身してドスを振りかざす、みたいな。
 
【今日のピンクさん】
 湘南が七夕ユニだった関係もあって、名古屋のGK楢崎正剛はピンクユニだった。なんか見慣れないせいか似合わないと思ったけど、再三のセーブはさすがでした。
 
【今日のピンクさん(本物)】
 名古屋の控えGK高木義成は他のフィールドプレーヤーがアップをしているのにベンチで試合を見ていた(座っていはいない)。見慣れない光景で驚いた。そこは出場の見込みがなくてもアップするのが普通じゃないの?
 あ、「ピンクさん」の綽名は伊達ではなく、ピンクユニは似合っていました。

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
    高スポの陰の支配者。湘南ベルマーレを愛する先天性ジャパニーズ。

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