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2015年7月20日 (月)

ヴァンフォーレ・ワンダーランド、なの?

 JFKの魂は生きていた。城福氏の退任を受けて「甲府の6バックはもう見られないのかー。あー残念w」とか言っていたのだが、城福テイストだった。もはや甲府のアイデンティティになりつつあるのか?
(2015年7月19日 湘南ベルマーレ0-2ヴァンフォーレ甲府 ShonanBMWスタジアム平塚)
 甲府の布陣は登録上は3-4-2-1。実質的には5-4-1だ。前線のバレーだけを残して、あとの9人はブロックをつくっていた。ボールを奪うとバレーへのロングボールか、サイドに展開してクロスを入れる。
 前半はバレー対アンドレ・バイアの1対1が頻発したが、バイアのほぼ完勝。左右からクロスが入っても飛び込む選手がバレー1人だけで、可能性は低かった。
 後半になって甲府は攻撃を改善したが、そのキーマンは阿部拓馬。前半はポジションを下げ気味で脅威になっていなかったが、後半になると仕掛けだした。それでも他の選手と動きがカブったりしていたのだが、それが整理されるなり阿部翔平とのコンビネーションで突破を促し、先制ゴールに結びつけた。
 2点目のPKについてはノーコメント。映像未見なので。
 
 湘南は左サイドからの突破と、ブロックの中にボールを入れることにこだわりを見せていた。
 前半は左サイド偏重が目立っていた。甲府の3バック右に入った土屋征夫を引き出しておいて、逆サイドにFWを飛び込ませる形を繰り返していた。大槻周平のヘディングが綺麗に決まったシーンもあったが、GK正面だった。
 先制されてからは甲府のブロックの中にボールを入れ、細かく動かして崩すことを狙いに行っていた。「中央の密度が濃いのに」と思わないでもないが、密度が高くなったことでクロスの成功見込が下がったからなのかな。
 まあ、真の強豪であればミドルをズドンで勝負を決められるのだろうけど(前半から)。その意味では、湘南と甲府は方法論こそ違っても、拮抗した力関係なのだろう。
 
 PKについてはノーコメントとしたが、城福スタイルを屈折しながら愛している私からすると、残念だった。1点差でこそワンダーランドが始まるのであって、2点差ではさして面白いことは起こらない。
 バレーに替えて投入する1トップにしたって、2点差になって盛田剛平というのは面白くもなんともない。甲府のベンチには快速FW伊東純也がいて、「守ってカウンター」に打ってつけだ。その伊東でなく盛田をチョイスするのはカウンターよりも「時間を作る」ことを選んだ結果なのだけど、2点差であってはそれも妥当だ。1点差でそれを選べば城福的で楽しめるのだけど。
 途中投入の攻撃的な選手を「リードしたから」といって引っ込めるとか、最後は6バック(0トップ)にして守り倒すとか、そういうのが、私の求める真の「ヴァンフォーレ・ワンダーランド」で、それが見られなかったのは湘南のせいなのだろう。
 もちろん、前半から先制して甲府のプランを実現させずに勝ってしまうのでもよかったのだけど。

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
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