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2015年10月 2日 (金)

マリノスにはドサクサまぎれでもいいから勝ちたかった

 マリノス戦で勝点を得るのが18年ぶりで意義深いのは確かだが、勝ち得る展開に持ち込んでいたことからすると残念だった。まあ、永木のスーパーな直接FKがなければジリ貧だったのも確かなのだけど。
(2015年9月26日 湘南ベルマーレ1-1横浜F・マリノス ShonanBMWスタジアム平塚)
 
 マリノスの布陣は4-2-3-1なのだが、マイボールでの始動時には4-3-3のようになる。1トップ伊藤翔と両SH(右・アデミウソンと左・齋藤学)の3人が最前線で並んでいて、トップ下の中村俊輔は中盤、ことによるとDFラインのすぐ近くにまで下がる。
 そこから相手DFラインの裏へのロングボールを蹴ってきた。両翼の2人には技術があるので、良いボールが入ると脅威だ。そしてもちろん中盤で奪われてのショートカウンターを食らうこともないので、ローリスクである。
 
 ロングパス一発で決定機を作ることを当てにするのではなく、サイドで崩して3CBを引き出し、中央でシュートにつなげるというのが狙いだろう。
 とはいえハイボールを入れて高さで勝負、とはしない。
 これはこの日の湘南にとってはありがたかったのかも。アンドレ・バイアが欠場で坪井慶介が代役として3バック中央に入っていたので伊藤翔との高さ勝負は分が悪いかな、と懸念していたのだけど、そういうシーンはほとんど発生しなかった。
 
 前半のマリノスはとにかくローリスクだった。両SBや両ボランチの攻め上がりは少ない。無理をしているのは上下動に勤しむ中村俊輔だけで、他の9人はバランスの維持に余念がなかった。中村俊輔の走行距離がチームトップクラスという話には「本当?」と思っていたのだが、試合を見ると納得だった。
 マリノスでは中村と2ボランチ(喜田拓也と三門雄大)の走行距離が長いが、喜田と三門も優秀な汗かき役で、湘南のカウンターを未然に防ぎ、守備に奔走していた。彼らがマケレレ仕事に止まらず、ミドルシュートなどの攻撃面でも目立ってくると相当な脅威になるけどね。
 まあ、本当は齋藤学がこれでよいのか、って話だわな。何かでもうちょっと貢献しないといかんのでは? 後半途中で退いてしまったし。一方でアデミウソンは省エネの代わりに終盤まで深い切り返しで脅威だったのだし(彼はそのうちヨーロッパに帰るのだろうから別にいいか)。
 
 というわけで、湘南はジリ貧に見えた。圧倒的に攻め込まれてはいないものの、カウンターの機会はなく、遅攻で崩せそうな気配もあまりない。表向きの主導権がどうあれ、マリノスの両SHの個人技で突破されれば一発で大ピンチになるのだし。
 そのうえ廣瀬主審の笛が軽く見えた。別に間違っているとは思わなかったけど「吹かなくてもいいのでは?」「カードまでは要らないのでは?」と思いながら見ていた。スペシャルなプレースキッカーを擁するマリノス相手にこの傾向ってのは、湘南にとって分が悪いなあと思っていた。 
 アンラッキー気味に先制を許し(小林祐三が蹴った瞬間にオフサイドを取らないのは、開始直後のコバショーの飛び出しにオフサイドを取った同じ副審の所業とは思えない)、ジリジリと打つ手なしな気配が漂っていた。 
 ところが永木キャプテンのスーパー直接FKで追いついてしまうのだから面白い。
 
 追いついてしまえば勢いが生まれる。
 彼我の運動量の差が終盤になって効いてきた。だから勝つチャンスも生まれてきたのだけど、そこまでうまくはいかなかった。
 残念。ドサクサまぐれでも何でもいいから勝ちたかったな。マリノスはさあ、隣接して利害関係のある「目の上のたんこぶ」だから。
 
【今日の遅延行為】
 先に「廣瀬主審の笛が軽く見えた」と書いたけど、2つの「遅延行為」は妥当なものだった。
 公式記録はC5=遅延行為なのだけど、C6=距離不足でもおかしくない。相手のFKを妨害する行為で、私の目から見ても見苦しく思うものが多い。
 前節の大槻の、FKになるや否や猛ダッシュで駆け寄ってきてボールの目の前に立ち塞がるのとか、カードが出て当たり前だと思った。
 もうちょっと「それとなく」やってもらえませんかねえ。

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
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