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2016年5月 4日 (水)

菊池大介のインサイドハーフ起用で今季初勝利

 マリノス相手に19年ぶりの勝利とか、日産スタで勝つのも18年ぶりとか、もちろん今季リーグ戦初勝利とか、そういう話もあるけど省く。なにしろ論点の多いゲームだから。
(2016年4月30日 横浜Fマリノス0-1湘南ベルマーレ 日産スタジアム)
 
 湘南は遂に4バックを導入して4-3-3でゲームを始めた。第3節の広島戦も布陣は4バックだったのだけど、あれは私は3-4-2-1の左WBを2人にした偽4バック(高山が右WB兼右シャドウ)だと思っているので、純然たる4バックの採用は「遂に」だ。
 4バックは右から奈良輪雄太-坪井慶介-アンドレ・バイア-三竿雄斗。石川俊輝をアンカーにして、インサイドハーフに菊池大介と長谷川アーリアジャスール。藤田祥史がトップで高山薫と端戸仁がシャドウ。
 
 マリノスは、ボールを奪うと左SHの齋藤学が一目散に走り出すのがお約束。ロングパス一本で抜け出せればベストだし、そうでなくても相手DFを崩した状態から攻撃を始められる。
 湘南は右SBの奈良輪が「エヒメッシ番」だったが、奈良輪が攻め上がっている時には石川が代わりにケアしていた。だから一発で抜け出されてシュートに持ち込まれるシーンはなかった。齋藤と1対1で応対する場面は怖いのだけど、そこで1人で守れるのが奈良輪の特長だし、織り込み済みなのだろう。
 
 そして最大のポイント、菊池大介のインサイドハーフ起用。
 2014年から左WBを主戦場にしていたが、生粋のサイドプレーヤーではないわけで、どこかのタイミングでセンターに戻るだろうとは思っていたが、このタイミングできた。練習でボランチをしていたとか、前節の一部の時間でボランチを務めていたとか、そういう布石はあったにしても。
 中央付近で持ち上がれる菊池は、今季の湘南に欠けていたものを注入した。ドリブルで攻め上がって俊輔にイエローカードをもたらした場面が象徴的だった。あそこで突破し得るドリブルがあると、相手のファーストディフェンスを難しくすることができる。しかも得点シーンのようなスルーパスがあるとなると、存在感は大きい。
 この日は、菊池と石川の2人の役割の変遷が目についた。菊池が下がり気味になって4-2-3-1っぽくなったり、後半の押し込まれた時間帯には4-1-4-1になって中盤3人がローテーションしながら逆三角形で前プレに参加したり。
 
 関心は、今後もこの起用が継続するのかだが、どうなのだろう。
 もちろん結果につながったのだし、4バックにすることで菊地俊介負傷後に曖昧になっていた部分が明確になったということもあるので、選択肢の一つになることは間違いない。でも、あくまでもオプションなのかな。
 中盤3人が軽量級になるのも気になるし、高山がSH的に振る舞うことのマイナス面も考えなければならない。
 次の鳥栖戦は4バックがハマるような気もする一方で、パウリーニョの刈り取り力も欲しい。どうなるか楽しみ。
 
 で、このゲームに関しては、湘南の選手たちが死力を尽くしたエモーショナルなゲームだったのだけど、なんというか説明する言葉がない。
 見ている者の心を揺さぶるゲームができることは価値があるのだけど、普段は8分の力で勝ちたいものだ。

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
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