日本代表69-70チャイニーズ・タイペイ代表(FIBAワールドカップ2019アジア地区1次予選)
4チームのリーグ戦で、事実上3位を争う相手とのホームゲーム。これに負けたのは痛すぎる。
(2018年2月22日 FIBAワールドカップ2019アジア地区1次予選 日本代表69-70チャイニーズ・タイペイ代表 横浜国際プール)
リードしている時間もあったのだし「勝てるゲームだった」というのは正しい。しかし、地力が上だとは言い切れない。
相手ガードに「飛び込みリバウンド」を取られてしまうのもそうだし、ニュートラルなボールに対する「球際」的な部分で負けてしまうシーンが目につくので。
第1戦のフィリピン戦もそうだが(第2戦のオーストラリアは別格なので考慮しない)、辻や比江島といったベンチから投入された選手の活躍でゲームを均衡させることに成功するが、スターティング5がうまく機能せず、1ピリと3ピリの冒頭でリードされてしまうのがツラい。
特にオフェンスが重いのが目立つのだが、辻や比江島がディフェンス面で劣っているようには見えないところに問題の深刻さが伺える。
たぶん、先発メンバーのチョイスには期待値が含まれていると思う。別の言い方をすると、比江島をベンチに置くのは安全弁であって、先発メンバーの成長を促さないと先行きが厳しいという判断なのだろう。
少なくともフィリピン戦ではそう感じた。タイペイに関しては、相手の選手層の薄さを突きたかったのかもしれないが。
問題は、そういう風に「先を見据える」ことが適切なのかどうかだ。
しかしその判断材料が足りない。
この大会のレギュレーションを説明している文章が見つけられないのだよね。日本語での説明が全然ないことで協会の能力を疑っている。
なにしろ「リーグ戦の上位チーム」の決定方式がよくわからない。FIBAの大会でよくあるのは「1次リーグの成績を2次リーグに引き継ぐ」やり方で、今回もそうならば3位ではなく2位で進出することを考えなければならないのであって、「先を見ている場合じゃない」ということになる。
もちろん、今となっては「3位に滑り込めるか否か」が焦点になってしまったのだけど、それはそれで「日本とタイペイが1勝5敗で並んだ時の順位決定方法」が重要なのに、わからない。
全6試合の得失点差が重要なのか、直接対戦での得失点差が重要なのか、別の要素を考えるべきなのか。
もしも「直接対戦での得失点差」で順位を決めるのであれば、タイペイ戦のラストに永吉が苦し紛れに決めた3ポイントショットの価値がとても大きいので(1点差にしたので、アウェイで2点差で勝てばよいことになる)。
【横浜国際プールの感想】
神奈川県民であるワタクシにとってはまあよかったけど、やっぱり不便な立地。
だから、試合中にもかかわらず21時頃に席を立つ人がパラパラいた(特に子連れの人)。これは気の毒でした。
6月のゲームは千葉みなと? 神奈川県民が平日夜に行く会場とは思えない。
私の座席は、コートを斜めに見る位置のほぼ最後列(スタンド指定B3500円)でしたが、見るのに支障はありませんでした。代々木第1体育館でいうと、スタンド1階の中段ぐらいか?
座席の座り心地は「武蔵野の森」の100倍良かったけど、隣の席との間隔は狭い。1998年の施設にしては狭苦しい印象だし、トイレの数も少ないんじゃないかな。1998年にしては。物販スペースも満足に取れていなかったかな。
あとは、雪が降らなくてよかったですね。北山田駅からの野ざらしの階段は、雪が降ってら使用不能になりそう。
【タイペイの「ナショナル・アンセム」】
試合前の「ナショナルアンセム」として「チャイニーズ・タイペイ オリンピックソング」が流された。たぶんこれだったと思う。中華民国の国歌ではなく、オリンピック委員会の歌なんですね。
私はライブで聞くのは初めて。
« 2018年のJ1順位予想(湘南視点で) | トップページ | 昇格組どうしの開幕戦は去年っぽかった »
コメント