湘南が勝点3を確保する世界線を考えたセレッソ戦
後半ATのラストプレーのCKから失点してドロー、と総括すると「もったいない」「ありえない」となるのだけど、このゲームの総括としてふさわしいのは「押されっぱなしの後半を凌いで勝点1を確保」だと思う。だからポジティブに考えている。
(2018年9月22日 湘南ベルマーレ1-1セレッソ大阪 ShonanBMWスタジアム平塚)
ただし、湘南が勝点3を確保する世界もありえたとは思う。
分岐点1◆失点直前の松田陸の秋元に対するファウルが吹かれる。
まあファウルだったとは思う。ただ、あの混戦の中で審判団が見抜くことができたかは微妙。力量が足りない審判では無理だろうから、そこに過度の期待をするのは私としてはしたくない。
分岐点2◆石川俊輝のシュートが決まる。
セレッソのGKはキム・ジンヒョンなので、あのシンプルなタイミングのシュートで決め切るのはなかなか大変だろう。あのシュートを決めるべき、と強調することは、それ以前の秋元のセーブのうちのどれかで失点することを許容しなければならないことなので、悩ましい。
分岐点3◆キム・ジンヒョンのFKをやり直しさせる。
実は私が考えている本命はこれ。
後半ATの2分10秒頃(ダゾーン表示時間)のプレー。右サイド前方のエリアで齊藤未月や石原広教らが「鹿島る」プレーをしていてファウルを吹かれた後、近寄ってきたキム・ジンヒョンがボールを放り投げてFKを蹴ったのだけど、あのときボールは転がった状態で静止していなかった。
現実的にはあの時間帯のああいうプレーでやり直しをさせる審判は少数派だとは思う。思うけど、ゴール前のファウルみたいな判断にグレーゾーンのあるものよりは、「止まっていない」ことが明確なことのほうがアピール向きかなと思う。
7ゲートにいた私としては、あのときもっとアピールの声を上げるべきだったかなと思っている。そこで「まあ吹かないよな」と言っている場合ではなかった。
一般論として「あの時間に失点するとかありえない」ということも可能だけど、ゲームの流れを踏まえると、とてもそんなことを言う気にはなれない。
後半の防戦一方の試合展開(あれはあれで原因を究明すべきだと思うが)にあって、唯一のセンターフォワードであるイ・ジョンヒョプの負傷退場(肋骨ではないかと思う)によって、攻撃面でもセットプレーでも一気に苦しくなっていた。
石原の突破から得たFKでまさしくワンチャンでリードを奪ったのは嬉しい誤算に近い。さらに、セットプレーも守ち切ることができれば「嬉しい誤算」が2つになるわけで、確率としては低い。
【LED照明の威力?】
なんかやたら羽虫(羽蟻?)にたかられたんですけど、あれなんだ?
今年から照明がLEDになったから、去年まで照明塔に寄っていた虫が地上に降りてきたのかな? でもよく見ると照明の周りにも小さい虫が群がっていたのだけど。
« 偽4-1-4-1システムはFC東京対策の奇襲 | トップページ | 年に1度は行きたい柏アウェイ »
劇的なぬか喜びでしたね。ハイプレスにいけなくなるのは、バテてるのか、ビビってるのか。明日こそ何とか……。
投稿: araki | 2018年9月28日 (金) 21時49分
ご無沙汰しています。主筆殿。
アンドレ・バイアを外しているので、ハイプレスに行きたいのは間違いないです。
行けなくなるときは、よく言えば「割り切っている」のですが、「ビビってる」という評価は客観的には的外れでもないかな。物分かりがよすぎると考えれば。
明日は自分の試合があるので行かない予定でしたが、延期になったので磐田に行けるかも。
投稿: 三鷹牛蔵 | 2018年9月29日 (土) 19時01分