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2019年8月 6日 (火)

坂圭祐の96分弾で鹿島とのハンデ戦に辛勝

 90+6分の坂圭祐の劇的なゴールでサヨナラゲーム。なんだけど、鹿島はこの8月に中2日のアウェイ2戦目だったわけで、本当なら2点リードしたところでそのまま逃げ切りたい。そこは鹿島の底力ともいえるけど。
(2019年8月3日 湘南ベルマーレ3-2鹿島アントラーズ ShonanBMWスタジアム平塚)

 
 しかも鹿島はこの1か月でで安西幸輝、安部裕葵、鈴木優磨に金森、平戸と選手がチームを去った(上田綺世と小泉慶を獲得したけど)。
 そのうえレオ・シルバも負傷中だし、ウッチーもやはりいない。
 犬飼智也がリーグ戦フルタイム出場という情報を聞いて「それは凄いけどチームとしては苦しくないか?」と思ったものの、それでリーグ戦3位なのだから、我々がとやかく言える話ではない。
 
 というわけで永木元キャプテンは今日も右サイドバック。左は小池裕太で、CBは犬飼とチョンスンヒョン。町田とブエノはどうしたよ。(GKはおなじみのクォン・スンテ)
 ボランチは三竿弟と名古新太郎。右SHがレアンドロ、左が湘南に勝ったことのないという白崎凌兵。2トップにはセルジーニョと土居ショーマ。
 
 やはり注目するのは初見の名古と小池だが、鹿島でゲームに出るのだから当然のようによい選手でした。
 名古は166cmながらフィジカルコンタクトに積極的でハイボールにも競りに行く。湘南サポ的には大変見慣れた感じの好感度がある。
 小池は、マッチアップした鈴木冬一をほぼ完封していて、そこからのチャンスを作らせなかった。だけど2失点後に山本脩斗と交代すると、山本はカッチリ存在感を出して反攻に成功したわけで、小池裕太にとっては苦しいところ。鹿島にとっても脩斗の後釜探しは数年にわたっての課題に見える。
 
 湘南の2ゴールはどちらも見事なもの。1点目は、杉岡大暉のアーリークロスが入ってくるのと飛び込んでくる山﨑凌吾がキレイに見えた。2点目は杉岡のシュートが永木にあたってコースが変わり、それに野田隆之介が足を伸ばして触れた。あのあたりはセンスですね。
 その後で2失点してしまうのは課題といえば課題だが、鹿島はさすがだと思う。
 2失点目のPKのときには、湘南の選手の多くが膝に手を当てていたので「マズイ」と思ったのだが持ちこたえた。さすがに鹿島もアウェイ連戦で最後に仕留め切るほどのパワーは残っていなかった。
 ハンデ戦なのに辛勝というべきか、それでも鹿島に勝ったことに価値を見るべきか、悩ましいところ(本音と建前のせめぎ合いという意味で)。
 
【本日の仲良し案件】
 はいはい。


 
【本日の新ルール案件】
 前半終了間際のFKは反対側のゴール前で、私の席から見ると「壁の中に選手が入っている? 新ルールは?」というものだったのだが、横から見るとこうだったのですね。壁から1メートル離れているからセーフ、と。

Img_20190804_180459

 ただ、清水英斗さんの指摘は重い。
「小川審判委員長は、レフェリーの目線から注意点を述べた。
『ヒザを地面に着いてボールを隠すチーム、ありますよね。あれって、非常に危険だと思いませんか? ふくらはぎとアキレス腱を相手に晒している。(クイックリスタートなどで)ボールがインプレーになった瞬間、守備側はボールにラッシュしていいんですよ。そこで仮に強く踏まれてしまうようなことがあれば深刻なダメージになるのに、そういうリスクをなぜ選手が取るのか、いつも不思議です。』」
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2019/08/05/fk_split/index_3.php

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
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