湘南丘陵による大独走首位チーム様への「よもや攻撃」
かつての「川崎山脈」に対抗して「湘南丘陵」と名づけよう! 173cmの舘幸希を右、169cmの石原広教を中央、173cmの田中聡を左、と並べた3バックである。
(2020年9月27日 湘南ベルマーレ0-1川崎フロンターレ ShonanBMWスタジアム平塚)
大岩がパトリックの顔面エルボーで骨折し、大野は前節途中で退き、坂もベンチにすら入れないコンディションであった。なので湘南丘陵の起用は緊急事態の窮余の策だったのです。
だから、もしも勝ってしまったら川崎の皆さんには謝るつもりだったが、遺憾ながら杞憂に終わった。
失点シーンはコバショーと入れ替わって家長が前に出たので「それは避けたいなあ」などと悠長に考えていたら浮き球パスを家長がワンタッチで折り返して、石原との高さ勝負に勝った小林悠に決められたもの。
そこまで大穴が空いていたわけではないのだけど、決めてしまうのはさすが大独走首位チームである。
そのゴールが18分のものだったので、川崎が理想の追求により傾いたのかもしれない。
川崎は守田をアンカーにした4-1-2ー3の布陣でスタートしたが、中盤の支配力で勝っているからか、実質的には4-2-4だった。田中碧がほぼFWのような位置取りになっていた。
HTに左SBどうしの交代をし(車屋→登里)、62分には「1アンカーで大丈夫だな」とばかりに脇坂をベンチに下げて(実際に、あまりにも目立っていなかった)、三笘薫を左ウイングの位置に投入して4-1-5みたいになった。
75分には小林悠→宮代大聖というCFどうしの交代はあったものの、一貫して地上戦で圧倒することをめざしていた。
これは湘南丘陵にとっては望むところだった。機動力で食らいつくのがプランだったので。
82分には家長に替えて188cmのレアンドロダミアンを投入してきたが、高さ云々よりはフィニッシャー強化だろう。
もしもレダミと186cmの山村和也の2トップに放り込んできたりしたら、ひとたまりもなかっただろう。
「この3バックを相手に、よもや放り込みはしないよね!」という精神攻撃が効いたのだろう。そんな気配は微塵もなかった。まあ山村はベンチにもいなかったのだが。
真面目にいうと、最下位チームを相手に「いつもと違うやり方」をするのはマネジメント上のリスクがあるしね。
それがわかっていたからこそ湘南丘陵を起用出来た面もあるわけで、その面では川崎に感謝しなければならないし、他のクラブを相手にここまで善戦できるかは疑問だ。長谷川健太とか、容赦なく放り込んでくるでしょ?
【この日のソーシャルディスタンス】
バス2台で乗り込んできた川崎の面々。1列に1人ずつ、左右互い違いの窓際に座るってこと?
キラキラ号2台で名古屋から帰ってきた2010年の湘南は時代を先取りしていた←
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