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2022年4月 2日 (土)

2021全日本選手権の感想メモ

 4日間開催になったので今後はフル観戦は無理だろうと思っていたが、あっけなく実現して拍子抜け。コロナ禍で控えた人が多かったからだろうけど。
(2021年12月23~26日 第90回全日本フィギュアスケート選手権大会 さいたまスーパーアリーナ)

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【1日目】
 年末に木・金と2日間休むのはさすがに困難で、木曜日はギリギリまで仕事をしておりました。
 現地に向かいながら羽生先生が4Aに挑んでいるという報を見ておりました。少し予想はしていたけど、最初からそれに間に合わせるつもりはなかった。
 
S席=200レベル 16,000円(税込)
入場して数段降りた辺りの席。結果的には4日間で一番良い席だった。
4日間で観客数も最も少なく、200レベルは入口より後方にはほぼ客はおらず、300レベルは西側しか開けず、400レベルも1列か2列くらいしか客入りしていないように見えた。


■アイスダンスRD
・村元哉中&高橋大輔は、アイスダンスで転倒してしまうと厳しく評価せざるを得ないですね。NHK杯でかなり印象がよかったので残念でした。
・小松原組のこのプログラムは好き。同行者はコレト君には向いていない曲だと評するけど。
 
■女子シングルSP
・大庭さんが出るので木曜日を重視していた。心配していたノーカンジャンプはなかったものの点数は伸びず。まあジャンプ構成的に難しいのは承知だけど。
・柴山歩さんは「すげー」と思った記憶はあるのだけど、今となっては詳細不明。また今度。
・吉田陽菜さんの3Aは、現在の日本人女子選手の中で一番好きなんだけど、はじめて現地で見て理由が分かった。跳ぶ直前に加速するみたいな感じが燃えるのだ。
・そういうふうに、一本ネジが外れているぐらいじゃないと3Aは跳べないという見解も聞いたことがあるが、伊藤みどり世代の思い込みかもしれない。
・本田真凜さんは6分練習の様子を見て佐藤コーチが合っているのかなと思ったけど、ループがダブル。跳ぶ前から私にもわかるくらいにスピードが足りなかったと思う。「セブンネーションアーミー」は好きなプログラムなんだけど。
・樋口さんは良い出来。ただし現地で見るよりも画面映えする気がする。
・三原さんはよかったんだけど点数はちょっと抑えられているのかなという印象。無理もないが。
・河辺さんは3Aを成功。NHK杯のときのほうがクリーンだったかな。ジャンプを入れることを最優先にしたプログラムで、現在の彼女にはよいと思うけど、世界クラスで並んでしまうと厳しいっすね。
・坂本さんは素晴らしゅうございました。
・宮原さん「小雀」。夏に何度も見たけど、やっぱりよいですね。ジャンプはまあしかたない。
・さて、終盤2グループに入ったあたりで大庭さんにはQマークがつかず、私としては観念しておりました。関係者席で門奈コーチと安藤振付師と並んで見ていたのだが、ちょっと直視できない雰囲気。滑走者残り2人の時点でコーチ陣は引き上げた。
・そして最終滑走の青木さんがまさかの大失速。雅ちゃんの目には…(遠くから見ていたのでそこまではわからない)
・青木さんも応援している神奈川県民なので大変複雑な心境でございました。
 
【2日目】
 1日目が終わって神奈川の自宅に帰った。
 2日目からはホテルを取っていたが、帰宅しない間に備えた準備に慌ただしくペアSPは断念。
 
B席=400レベル前方 12,000円(税込)
4階席西側最前列。「公演中は立たないように」注意書きが貼られているが、立つのは怖い。

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■男子シングルSP
・三浦佳生くんが1番滑走で素晴らしかったのだが、スタオベは回避。怖い。それに、私はまだ暖気中で頭と気持ちが連動しなかった。
・そういえば32人だっけ。第1グループ7人じゃん。同行者は6人目が終わったところでトイレに行ってしまった。大島光翔さんがフリーに残れてよかったですね。
・山隈さんのバタフライが、私の席からはとっても素晴らしい角度で見えた。日本人離れと言いたくなるような。
・フリーに残れなくても悔いが残らないようにSPにコレオっぽい要素を入れてくる大学4年生が多いような気がする。それはそれで「あり」だと思う。
・宇野昌磨「オーボエ協奏曲」。いいですね。もちろん4-3が4-2になってしまったことが問題だというのは承知ですが。
・羽生結弦は「ロンド・カプリチオーソ」と聞いていたので衣装がイメージと合わないなあというのが第一印象。でもピアノ・アレンジだったので納得した。すいませんね。事前にあまり情報収集しないタイプなので。出来栄えは、すごかった(語彙)。
・田中刑事「シン・エヴァンゲリオン」。GPシリーズの印象よりも相当よかった、というか選曲に納得がいった。アクセルがダブルになってしまったのは残念でしたが。
・山本草太「イエスタデイ」。素晴らしかったですね。感動的でした。
・友野一希「ニュー・シネマ・パラダイス」。偉そうに言うと、本人の成熟でプログラムにマッチしてきたと思うな。
・鍵山優真「When You're Smiling」。4Tの転倒は残念と言うか、彼の力からするともったいなかった。それ以外はパーフェクトという感じだったので。
 
【3日目】
 この日は開場直後の公式練習を見ようと思っていた。
 考えることは皆同じですでに大行列。「これから並んでも男子シングルの公式練習はご覧になれない可能性がございます」というアナウンスが響いていたが、処理速度を上げてくれたようで無事に入れた。
 羽生さんは確かに4Aの練習をしていた。そして、リンクのどの辺りで跳ぶのかを把握し、翌日の席と照合した。
 
S席=200レベル 16,000円(税込)
最後列。後ろの人を気にしなくてよいので、中途半端な位置よりはよいです。この席の難点は、規制退場で帰るのが最後になることだ。
一番最後になるとアナウンスが「ではすべての方、ご退場いただけます」的な言い方になって、列を読み上げてさえもらえなくなる。
 
■アイスダンスFD
・小松原組の優勝でなんの異論もない。RDで転倒してあっさり逆転できるようでは困るので。
・それはいいんだけど、夏木マリのナレーション追加に関しては否定的です。ボーカル曲解禁の拡大解釈だと感じるので。
・曲の途中にセリフを入れるのは大勢がやっていることで、ことさらに否定するのもどうかという論調も一理ある。
・でもねえ「これは●●の物語である」とか言っちゃうのは、それを演技でどう表現するかに皆が苦心しているのに、それを言う? と思った。
・村元哉中&高橋大輔はFDでは1位だったけどトータルでは逆転できず。転倒してしまった時点でかなり厳しいから。
 
■女子シングルFS
・一番最初が大庭さんなので気合を入れた。アイスダンスを見ていたのでエンジンはかかっていた。
・「タイタニック」をやれただけでまずはよかった。キスクラで安藤さんが隣に座るのは慣例とわかっているがドキドキする。
・本田真凜さん「LOVERS」。この衣装は今年のスカート力大賞の有力候補でした。後半のジャンプで点数的には厳しかったけど。
・吉田陽菜さんの不思議衣装プログラム。3Aの突っ込み方はやっぱりよい。クリーンではなかったけど。
・渡辺倫果さんの突然のブレーク。事前に情報を入れていなかったので、いきなり3Aを跳んでびっくりした(助走の時点で「え?」と思った)。3Aだけじゃなくプログラム全体が素晴らしかった。
・渡辺さんは初めて全日本に出たときから、ずーっと独特の存在感があったので、こういう飛び出し方をしても不思議はないのだけど。
・慌てて彼女のTwitterを見に行ったら、美桜さんのご結婚を知った。おめでとうございます。美桜さんも応援していたかながわ県民なので。
・三原さんはアクセルが1本シングルになってしまった以外は良い出来だったと思うけど、追いかける立場だと苦しい。
・宮原さん「トスカ」。ジャンプでちらほら取りこぼしがあって、追いかける立場では…。でもトスカをまた見られたのは嬉しかった。
・河辺さん。素晴らしい3Aから始まった素晴らしいプログラムでした。SPとFSで3Aを揃えたのは彼女だけなので3位も妥当でしょう。惜しむらくはスタートポジションでこっちを睨んでくれなかった(以前のプログラムの残像)。
・樋口さん「ライオンキング」。彼女の3Aを初めて見たんだと思う。すごい盛り上がりましたね。
・坂本さんは今回もエース仕事でした。SP1位からの最終滑走でノーミスの素晴らしい演技で締めくくり。
・この後のオリンピックや世界選手権はテレビで見ていただけだが、今シーズンの坂本さんはパーフェクトでしたね。終わってみれば安定感と総括できるけど、プレッシャーの少ないシチュエーションは皆無だった中での結果なので素晴らしいですね。世界選手権チャンピオンに言うことでもないですが。

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【4日目】
 この日は公式練習を見る気はなかった。試合当日よりも前日のほうが狙い目だと思っていたから。
 コインロッカーを確保するためにちょっと早く着いたらこれだよ。

A席=300レベル 14,000円(税込)
東側なので、昨日の時点で羽生さんが4Aを跳んでもはるか彼方だとわかっていた。
この日はついに500レベル以外、ほぼすべての席が埋まった。羽生が4Aに挑むと3週間前にわかっていたらフルハウス満員だったかもしれない。
この客入りで、さいたまスーパーアリーナは機能不全でした。製氷時間に女子トイレ渋滞が発生し、300レベルは特に不利なので、同行者は3~4人ぐらいの滑走を見られない感じでした。それでもざっと8割の人は自席に留まっていたわけで。


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■ペアFS
・柚木&市橋組は、とにかく好感度の高さがすごいね。
・なんか応援したくなる(そうじゃない人のほうが希少だけど)
 
■男子シングルFS
・前半の終わりの櫛田→吉岡→森口という並びには期待していたのだけど、ちょっと残念。
・佐藤駿くんには「こういうこともある」と言いたい。ケガに気をつけて。
・友野「ラ・ラ・ランド」。待ちかねた、こういう友野を。最高でした。彼は日本フィギュア界の大功労者なので、素晴らしいプログラムと出会って良い演技をしてほしいのだ。ミーシャのカラーと友野のカラーがいい塩梅にブレンドされた。
・三宅星南「白鳥の湖」。SPでは7位にいたのに印象が薄かった(というか…やめよう)。だけどFSではすごくよい演技。私の認識では一皮むけた(あくまでも私の認識)。
・三浦佳生「ポエタ」。若さと勢い、を地で行く演技でよかった。勢いのまま故障を抱えて突っ走るのは考え物。
・山本草太「これからも僕はいるよ」。前後の選手たちがよい演技をする中で一人だけ取り残された。残念すぎて泣けた。ちょっとSPとFSが両方とも「感動巨編」って感じのプログラムだから、良くも悪くも切り替えにくいんじゃないかなと思っている。
・鍵山優真「グラディエイター」。素晴らしい出来。なんかコメントが浮かばないんですよね。
・宇野昌磨「ボレロ」。見ながら息が詰まっていた。パーフェクトではなかったけどよい演技でしたね。
・ちなみに、直前の滑走者・鍵山は冒頭の4Loを見届けると、なんか飛び跳ねてからバックヤードに降りていった。たまたま私の席からは見えていたのです。
・羽生結弦「天と地と」。冒頭の4Aは転倒だったが、何事もなかったかのように他は完璧だった。それがアンビリーバブル。4Aは北京五輪のほうが成功に近かったと思うが、プログラムの素晴らしさは全日本のほうが上だった。トレードオフなんだと思う。

 
【たまアリに倦んだ】
・さいたまスーパーアリーナには倦んできた。
・代わりになる器がないからまた来ることになるのだろうけど。
・本文にも書いたようにスペックが足りない。座席数だけが多い。
・20年以上経って老朽化も目に見えてきたし。


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【まとめ】
・テレビ的には羽生が4Aに挑んだ大会なのかね。確かにそれで公式練習フィーバーが起きたわけだし。
・4日通った印象としては、中堅どころの充実した大会だった。紀平さん不在にもかかわらず。
・ソチ五輪前の大会に匹敵するハイレベルなコンペティションという位置づけ。
・その8年前の順位を見ると感慨深い。坂本さん15位、三原さん12位、友野20位。

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
    高スポの陰の支配者。湘南ベルマーレを愛する先天性ジャパニーズ。

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