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2022年6月13日 (月)

対セレッソ3連戦は3連敗

 天皇杯2回戦を挟んで同じ相手との3連戦。しかし、今の湘南にとってカップ戦は余禄なので、問題なのは初戦のリーグ戦だった。
(2022年5月29日 湘南ベルマーレ0-2セレッソ大阪 レモンガススタジアム平塚)
(2022年6月11日 湘南ベルマーレ1-4セレッソ大阪 レモンガススタジアム平塚)

 
●1試合目(J1リーグ第16節)
 アウェイで川崎フロンターレを4-0で撃破した4日後のゲームである。
 川崎戦で負傷退場した山本脩斗に代わって投入された舘幸希をそのまま先発起用し、他の10人は同じ顔触れだった。
 しかし、3バックの並びは変わっており、川崎戦で中央だった大岩一貴を右に移し、舘を中央に移していた。
 これが不可解。
 川崎戦での舘は3バック右で機能していたように見えていた。高い位置で右WB、右IHの2人とローテーションしながらボールを回すこともできていた。ああいったプレーは舘の特長で、大岩の特長とは合わない(大岩はリベロ的な持ち上がりに特長があると思う)。
 また、大岩を中央で使うのは今シーズンの基本コンセプトのはず。舘を中央、大岩を右に置く形は12節福岡戦、13節マリノス戦で試して諦めたのかと思っていた。再チャレンジが悪いとは言わないが、川崎戦でうまくいった形を崩してまでやることだったのか?
 試合が始まると、舘のところが明白に劣勢だった。アダム・タガートが対格差を生かしたポストプレーでボールを収め続けていて、起点になっていた。
 18分の失点シーンは舘から杉岡へのパスがインターセプトされたところからクロスにタガートが頭で合わせたもので、舘のパスセレクトはかなりネガティブだったけど(パスした瞬間に声が出た)、ああいうプレーは今年の湘南はみんなやってるので(!)、それよりもポストプレーが気になった。中央であれだけやられてしまうと…負けるなら端のほうで!
 失点直後に舘と大岩の位置を入れ替えたけど、あれだけ明確だったのでもっと早く判断できなかったかなと思う。
 リードしたセレッソ相手に戦うのは湘南にとっては分が悪い。無理攻めして2点目を失い、試合終了。
 
●2試合目(ルヴァンカッププレーオフステージ第1戦)
 アウェイには行っていないのでコメントなし。
 1-0の敗戦でアウェイゴールは奪えず。
 
●3試合目(ルヴァンカッププレーオフステージ第2戦)
 この試合の位置づけとしては、勝たねばならないのはもちろんだが、それと同時に「失点即終了」であるということだ。
 だからチーム得点王の町野修斗、最近好調な池田昌生をベンチスタートにしたのは理解できる。彼らを守備に奔走させるよりも勝負所で投入するというのは理にかなっている。
 問題は10分で早々に失点したことで。これで勝ち上がりの目はだいぶ少なくなった。調べてはいないけど、今シーズンはセットプレーでやられすぎ。ウェリントンのプレータイムが短いことも一因だろうが。
 あとはどう意地を見せるか、という展開だったが、13分に2点目を失い万事休す。
 
【セレッソの印象】
 セレッソは強いね。少なくとも湘南目線では。
 4-4-2をかっちり組んでポストプレーヤーと清武の組合せでマージンをつくり出そうとする感じ。ロティーナ時代を思い出させる感じで、上位チームはともかく、湘南にとっては天敵感あふれるチームだ。
 
【謎は解けない】
 バックスタンド前のピッチ脇に並んでいる「ホームエキサイトシート」。
 今シーズンは足元に枕木(?)をかませて高さを出している日(1試合目。晴天)とそうでない日(3試合目。曇天)がある。

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 この違いはなんだろうと考えている。
 日曜開催だと翌日に競技場が使われないので撤収作業に時間をかけられるから枕木を設置できるのかと思ったが、違う。
 この枕木に最初に気づいた広島戦は土曜日だった。うーむ。
(別にそんなに真剣に知りたいわけじゃないです)

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
    高スポの陰の支配者。湘南ベルマーレを愛する先天性ジャパニーズ。

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