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2022年8月27日 (土)

岩政先生が社内政治している隙に勝ちたかった

 言うまでもなく憶測である。よそのチームの内部事情なんて知る由もない。が、ピッチ上の出来事は不可解で、憶測に信憑性が出てくる(陰謀論にハマっている人の書き方だ)。
(2022年8月21日 湘南ベルマーレ1-1鹿島アントラーズ レモンガススタジアム平塚)

 
 鹿島は例によって(というか、「鹿島を取り戻す」サイクルだから当然のこととして)4-2-2-2の布陣。
 2トップは鈴木優磨と土居聖真のコンビだが、これはレネ・ヴァイラーが土居を使わないことでフロントと関係が悪化したという説の信憑性を増す起用ですね。ヴァイラー監督期に土居がまったく使われていなかったわけではないがベンチスタートが多く、末期にはフロントの圧力に負けて渋々(?)1試合おきに先発させる状況だった。それが、岩政監督就任後は2試合続けての先発なので邪推もされよう。
 ピッチ上の現象を見た印象としては、2人とも楽しそうだった。
 鈴木優磨は前後左右に動き回ってボールを受けていた。土居聖真も動き回っていた。主観交じりでいうと、解放感にあふれていた。一応2人の連携はあったような気もするけど、何しろ動き回る範囲が広いのでゴール前が薄くなっていたのは否めまい。
 鹿島のボール保持時は4-2-4みたいな形で両SHが高い位置に進出するけど、鈴木優磨がボランチの位置に下がってボールを受けようとするので数字上はバランスが取れている。ただし土居がCFとして鎮座するわけじゃないのでね…。
 
 これはもしやボーナスステージ? と思ったのも束の間、岩政監督の謎のアピールタイムは早々に終了した。
 前半飲水タイムに布陣変更して土居を左SHにし、アルトゥール・カイキを左SHから2トップ右に置いた。右SHの仲間隼斗とカイキが右サイドで並んでいるので「なんじゃこれ?」と思ったが、そういう布陣に変わっていたのだった。
 さらに、ハーフタイムには「怒りの3枚替え」に紛らせて土居→エヴェラウドの交代を実現した。素人目には鈴木優磨とエヴェラウドのコンビの方がどう考えてもバランスがよいので「ボーナスタイム終了」感がすごかった。
 
 そんな風に鹿島を見ていたので、前半のうちに先制できなかった湘南については残念だった。まあいつもの課題だけど。
 田中聡の不在(移籍するだろうことは皆薄々わかっていた)ゆえか不明だが、アンカー経由の組み立てよりもロングボールが目立つ展開だった。それはよいのだが両WBが消耗する戦い方に回帰し、石原広教が交代で退いた後に畑大雅が脚を攣らせ、代わりにWBにポジションを上げた岡本拓也(5か月ぶりの出場だったが、彼がいるとビルドアップの安定感が出るね)も脚を攣らせ、最後は瀬川祐輔がWBを務める緊急事態となった。
 こうなってしまうと切り札ウェリントンを使う交代枠でDF福島隼斗を投入せざるを得なかったので、追いついてのドローは御の字だった。
 
【この日のスタグル】
 レストランしょうりん亭まついSunち「豚トロ高菜丼」700円。うまい。

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【この日の戦果】
 蹴球メガネーズTシャツ。

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 冷静に考えると着る機会が思い当たらない。なのでまたイベントをしに来てほしい。

Farat8maqaan7kr

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
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