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2022年12月 9日 (金)

2連勝で12位フィニッシュの湘南(今季の総括)

 町野のビューティフルゴール、タリクの守備から瀬川のゴール。柏ゴール裏から見た、麗しい最終節だったが、書きたいことは少ない。なので今季の総括を書く。
(2022年11月5日 柏レイソル1-2湘南ベルマーレ 三協フロンテア柏スタジアム)

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・4月半ばの時点で降格を覚悟した。
・正確にはホーム磐田戦で(なのでその試合は感想を書けなかった)。
・まあまあいい感じにゲームを進めながら決め切れない、相手にはワンチャンスで決められる、というのは降格チームの典型的なパターン…と感じていた。
・「1つ勝てば」という選手たちのコメント(あったよね?)も、翌週のガンバ戦に勝っても明確には好転しなかった。
・目標5位というフレーズで自縄自縛になってるんでは? とも感じていた。
 
・そこで「原点に戻る」的なことを言わなかったのが山口監督の胆力。
・めざすサッカー像を変えず、飄々としているように見えていた(見せていた)のがすごかった。
・もちろん原点なんてないという事情もあったのだろうけど。
・当然ながら微調整はあって、無理に繋がず蹴っ飛ばす判断の精度にそれが表れているように見えた。
・「それは微調整じゃなくて、判断力を上げることを一貫してトレーニングしていた」という見方もあるだろう(山口監督はこう考えているかもね)。
 
・夏に移籍してきた阿部浩之、中野嘉大が完璧に戦力として機能した(ミケルアグさんはケガしたので!)。
・特に阿部は名古屋で直前まで試合に出ていたのに移籍直後は首を捻る出来だったが、それをフィットさせた。
・まあ監督というかチーム山口(コーチ陣)だけに功績があるのではなく、編成の勝利でもあったけど。
・ともあれ近年の湘南ではあまりなかった事例で、チーム山口の手腕と言ってよいだろう。
・チーム山口は、シーズン最終盤で山本脩斗を3バック中央の選手として蘇らせたのも光る。
・後から振り返ると、大岩の負傷で手薄になったポジションに対する予防手当として準備していたのだろうけど。
 
・町野や池田を覚醒させたこともチーム力の向上に資するところが大きかった。
・チーム山口は今シーズン、とっても株を上げた。
・ビッグクラブから引き抜きがあるんじゃないかと恐れていた。古巣あたりから…。
・このままいけば、数年のうちにそうなるだろう。
・苦しいシーズンに補強で好転させられるのって、ビッグクラブで生きる資質だしね。
・湘南のように補強で望む選手を獲得できないクラブというのはチーム山口にとっては足かせになりかねない。
・もちろん湘南もビッグクラブに近づいていけばよいのだけど。
 
・だけど、チーム山口は実は湘南には合っていない疑惑がある。
・湘南で求められる能力は、若手選手を育て一人前に仕立てることである。チームを勝たせるのと同じくらい重要である。
・チーム山口はそっちの部分では成果が見えていない。
・田中聡や平岡大陽はガンガン試合に使って成長させているけど、前任者がある程度の戦力化を済ませていたので。
・一方で今季のルーキーや若月大和たちがほぼ戦力化されなかったのは懸念材料だ。
・試合に出るための基準が上がっていくというのは一概に悪いわけではないが、それが理由なのかは不明である。
・去年の平岡と今年のルーキーたちの間にそんなに明確に差があるのだろうか?
・来年以降に答えを見せてくれればよいのだけど。
 
というわけで、来シーズンが楽しみですね!
よいお年を!

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高スポ執筆者

  • 荒木又三郎
    高スポ創刊者にして主筆。ACミランを愛する後天性フランス人。高スポ編集雑記に本音をぶちまける。
  • 三鷹牛蔵
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