パトボールの次はウェリボールが待っているよ!
京都がパトリックめがけて蹴ってくるのは予想どおりだが、あそこまでとは思っていなかったし、90分間ベンチに下げないのも予想外だった。
(2023年3月12日 湘南ベルマーレ0-2京都サンガF.C. レモンガススタジアム平塚)
どうしても京都の「パトボール」に目が行ってしまうし、湘南の対応に関しては「こういう相手のためにミケル・アグを獲得したのではないの?」と言いたくなるのだが、そこは焦点ではない。
ターゲットマンにロングボール当てて湘南の重心を後ろに下げさせようとするのは、湘南のショートカウンターを防ぐための方策としては妥当だ。そして、湘南のゴールキックに対して前プレ態勢で牽制してショートパスからの繋ぎを封じるのも、「湘南のやりたいこと」をやらせないという意味では妥当だ。
湘南が上位チームと認識されるようになれば、こういう対策をされるのも当たり前になってくる。ちょっと前までは上位対策として似たようなことをしていたのだから、我々にはよくわかる。
京都の湘南対策に対して試合中の私は「そうはいっても、たまに後ろから繋ぎたいな。前半終了間際のシーンみたいに」と思っていた。しかし、振り返ってみて反省している。まだまだ下位メンタルから抜け切れていないのだと。
湘南GKソン・ボムグンは「それならロングキックにするよ」と、あっさり切り替えているように見えた。相手が前プレにくるというのならロングボールをFWに蹴るというのは当然の対応で、K1リーグ4連覇チームの正GKならば当然の選択なのだろう。
実際に町野はそこそこ競り勝っていて、「蹴らされた→ボールを失う→ひたすら守勢」とはならなかった。そこからゴールに結びつけられなかったのが課題ではあるが、相手の戦術的なウイークポイントをきちんと突くというのは正しいスタンスなのだろう。
次節の対戦相手はアビスパ福岡。さすがに90分ということはないだろうけど、試合終盤にはウェリボールを仕掛けてくるのだろうから、ミケル・アグさんを待機させていただいてだな←
【運営回りについてのメモ】
・大型映像装置での背番号表記の配色が改悪された。黄緑地に青文字というのは昨年と同じだが、青文字に白フチを付けたので極めて見づらくなった。背番号のリーグ統一フォントが今季限りだとしても、UD字体・配色にするのは当然の配慮なので改善を求めたい。
・選手紹介に要する時間(相手選手紹介後の黒画面から、湘南乃風「SHOW TIME」前の黒画面まで)を測ってみたところ、以下のとおりだった(手元測定)。
2023年 3分36秒
2022年 3分23秒
2020年 3分23秒
2019年 3分25秒
久々のコール&レスポンス復活で「レスポンスで返すべきワード」を画面に表示するようになったので、それを認識・読み取る時間を確保したのか十数秒長くなっている。私としては間延びした印象。
・相手チーム紹介前の「ようこそレモンガススタジアムへ」がなくなった。確かに演出としては異物感があるのでスッキリする。自分がアウェイに行って「ようこそ」と言われても「そう思うなら勝点3もらってくぜ」としか思わないし、なくても別に問題はない。しかし、わざわざ遠征してきて「あのゴール裏席」を埋めてくれる相手サポには感謝しかないのも事実だ。後ろめたさかもしれない。
それに感謝を示すことは、毎試合「あのゴール裏席」に通うホームサポに対する間接的な感謝の表現なのだという解釈は、、、、まあ我ながら強引だな(私は7ゲ民)。
【この日のスタグル】
今シーズン最初のスタグルは、Kitchen Kanaloaのしらすとビーフのランチボックス』(950円)でした。美味い。
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