町野修斗の4ゴールでも緊張を強いるポヤ将
ハーフタイムまでに町野が4ゴールを決めてリードを奪ったが、まったく油断できなかった。相手は脅威のドロー力を誇るポヤトス監督である。
(2023年4月1日 湘南ベルマーレ4-1ガンバ大阪 レモンガススタジアム平塚)
ガンバのポヤトス監督は、昨季はJ2徳島で42試合中23ドローという大記録を樹立。ガンバに移った今季も2点ビハインドから追いつくなど、5試合中3試合でドローである。リードしてもその影がちらつく(ビハインドになっても同様なのだろう)。
なので後半になって1点返され、さらにPKの判定が下ったときには緊張した。
……うそです。
さすがにあの点差と時間では3ポイントを確信していた。なんならハーフタイムでも。そこまでナイーブなチームではないし。
ただし、内容がそこまでパーフェクトだったわけでもないのも事実。
4点のビハインドになってガンバは、ハーフタイムを待たずにCFの鈴木武蔵をイッサム・ジェバリに交代。さらにHTに福岡将太を投入して3バックに(両SBがWBに)変更し、ネタ・ラヴィを投入して2ボランチとした。全体としては4-1-2-3から3-4-2-1へと布陣を変えた。
パッと見の印象ではイッサム・ジェバリが効いていた(1ゴール決めてもいた)し、湘南のDFラインとの相性がよさそうではあった。でもたぶん守備の貢献度はそんなになくて、だから武蔵が先発なのだろうし「守ってる場合じゃない」から投入されたのだろう。
「守っている場合じゃない攻勢」をひっくり返してカウンターで仕留めたいところではあったが、まあいいや。
前半についても劣勢で、ガンバのショートパスに翻弄されるシーンがあったのは事実。
ただ、劣勢であることが必ずしも悪いことではないのも事実。ショートカウンターに特長のある湘南からすると、「一見優勢な持たされるゲーム」の克服が課題でもあるのだし。もちろん、理想とするスタイルではないということは否定しないけど。
谷晃生から4点取れるとは思っていなかったし、そんな挨拶をするなんてどこの強豪だよ、とも思う。3点目のFKからの町野の技巧派シュートは「谷用セットプレー」であった。GKが飛び出したらファーサイドはFPがゴールマウスをカバーするというのは常識なのかと思っていたので、奇麗に決まったことには驚いた。
取ってつけたような言い方で恐縮ではあるが、谷には頑張ってほしい。
【この日のスタグル】
ブラジリアンフード「ビーバス」のシュラスコ丼1000円。いろんな種類の肉(炭火で焼いた牛肉、リングイッサソーセージ、味付けチキン)が食べられて美味い。
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