0ー6敗戦だしコメントしとくか
もちろん連敗もスコアも大問題なんだが、湘南サポがざわめくのは「あ、これダメなチームのアレだ」と思い当たるフシがあるから。なんといいますか、下手すると監督コーチ陣、選手たちよりもサポの方が降格や低迷の経験値が高いので(書いててつらい)。
(2023年6月24日 湘南ベルマーレ0-6サガン鳥栖 レモンガススタジアム平塚)
私は具体的なシーンについて言及はしない。そういうのは他の方がやっているので。
で、そういう方々はシーズンの早いうちから「ヤバくね?」と言ってたりするし、別にこのゲームでだけ問題があったわけではない(より顕著になったとか、そういうのはあるとしても)。
人によって気づくタイミング・表明するタイミングは異なるが、湘南サポの多くが「よろしくない状況」と感じているのだろう。不幸にも、湘南サポは降格シーズンを何度も経験しているし、長い低迷期を生き抜いたサバイバーも数多い。そういう嗅覚が働くのだ。
しかし、その感覚を基準にして発言することは牽制されている。下位メンタリティで見てくれるな、というのが山口監督の一貫したメッセージである。目線を上げろ、と(こういう表現をしていたかは覚えていないが、そういう趣旨のことを言っている)。
まあ言わんとすることはわかる。たとえば、大したピンチでもないのにキャーキャー騒いだり、シュートならばなんでも拍手したり、バックラインでボールを回すだけで悲鳴が上がるとか(大分時代の片野坂氏がこんなことを言っていたような)、そういうのはチームに益がない。
もちろん「ダメなものはダメ」と表明するのは一つの見識である。サッカーの基礎の部分に問題がある、という指摘とか。
でも私は自分の審美眼(?)をそこまで信用していない。
確かに「おいこれ大丈夫かよ」と思うことはあるのだが、考えてみれば昨シーズンも似たようなことはあった。そしてよくわからないうちに立て直した。選手補強も一因ではあるが、フィットさせたのは手腕だ。
問題は、私にとってその手腕がブラックボックスだということだ。いわゆる再現性はないと思える。
じゃあ監督交代を唱えればいい、という話でもないのだ。
今の湘南に「立ち返る場所」「原点」はない。運動量でカバーする戦略に回帰することはできない。ましてや、空中要塞なCBと快速ブラジル人FWを連れてきてワンマンカウンターで勝点をもぎ取る戦略を採用する資金力もない。
そういう意味で再現性がないのだと思う。前進あるのみ。取り組んでいるものを突き詰めて、ふと気づくと閾値を超えている感じにするしかないのだろう。たぶん、昨シーズンもこんな感じだったのだろう。
【この日の残念な点】
厚木ホームタウンデーのお楽しみといえば、厚木観光漁協が繰り出す鮎の塩焼き専用トラックなのだが、今年は来ていなかった。あつぎ街かど大道芸のほうに行っていたのかな。
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