開幕ダッシュに失敗してもミランのドタバタ劇は続く
ミランは今季も開幕ダッシュに失敗した。敵地に乗り込んだとはいえ、明らかな格下のヴェローナ相手に負けるのは口惜しい。移籍市場が閉まる寸前まで慌てている現状を思えば、堂々たる勝利で優勝候補に名乗りを挙げるなど、望むべくもないのかもしれない。なんといっても、その直後にチャンピオンズリーグ本選出場を決めた立役者をあっさり手放すのだから恐れ入る。資金難は承知しているが、開幕後のドタバタ劇は勘弁してもらいたい。
ミランは今季も開幕ダッシュに失敗した。敵地に乗り込んだとはいえ、明らかな格下のヴェローナ相手に負けるのは口惜しい。移籍市場が閉まる寸前まで慌てている現状を思えば、堂々たる勝利で優勝候補に名乗りを挙げるなど、望むべくもないのかもしれない。なんといっても、その直後にチャンピオンズリーグ本選出場を決めた立役者をあっさり手放すのだから恐れ入る。資金難は承知しているが、開幕後のドタバタ劇は勘弁してもらいたい。
バルサ対ミランという準々決勝屈指のカードは、期待を裏切りスコアレスドローの凡戦に終わった。皮肉なことに株を上げたのはホームで守り切った挑戦者であり、王者は最後まで本来の姿を見せられなかった。チアゴシウバ不在のミランを攻めあぐねた事実は痛恨で、第2戦では誰もが認める最強チームが“平凡な強豪”になり下がったのかどうかが問われよう。
敵地でレアルを降す快挙をなしたとはいえ、ミランのはまり込んだトンネルはまだまだ長い。一見、華やかな3トップは、たまさかのカウンター時にしか機能しない見掛け倒しだ。年明け後のベッカム復帰が確実視されるなか、レオナルドの正念場はまだまだ続く。
カカを失い、ベッカムは去り、そしてマルディーニはスパイクを脱いだ。監督交代という事実を持ち出すまでもなく、今シーズンのミランには“大幅な出直し”が求められる。移籍市場でのもたつき、プレシーズンマッチでの苦戦が伝えられるなか、何とかチャンピオンズリーグ出場権を獲得した昨シーズンを振り返っておく。近日中にとっておきの新戦力が加わることを期待しつつ・・・。
現状維持路線を延々と続けてきたツケが、ミランを襲っている。点が取れないうえに、守りきることもできず、遂にはCLでも敗北を喫した。もはや欧州王者の風格はなく、応急処置の手段すら見出せない。
ベニテスの唯一の計算外は、ピッポ・インザーギの存在だったろう。強靭な肉体も華麗なテクニックも持ち合わせないこの男は、まるで「答えのない方程式」である。相手の戦力・戦術に合わせて最も有効な手段を考えようとする秀才型の指揮官にとって、その問いは絶対に解けることはない。前半終了間際の失点は、満を持して臨んだはずのリバプールの計算をすべて狂わせてしまった。
ロナウド獲得は是か非か――。シエナ戦で2ゴールを挙げ、3連勝に貢献した元祖・怪物。18日現在、1試合少ないラツィオが背後にいるものの、これでミランは単独5位に躍り出た。疑惑によるペナルティ、シェフチェンコの移籍がもたらした緊急事態を、ようやく鎮静させる働きをしたことになる。イタリアに戻ってきた恩知らずのフェノーメノは、不振が続くFW陣を抑えてエースになれるのか。そして来季の若返りを企図するミランにとって、この打開策は吉と出るのだろうか。
ミランが不振にあえいでいる。ダービーでの不名誉な敗北を持ち出すまでもなく、彼らは第3節以降、リーグ戦で2得点以上していない。シェフチェンコの抜けた穴はあまりにも大きく、オリベイラは代役を果たせず、ジラルディーノは今やチームのお荷物に成り下がっている。今こそ彼らは、シェヴァの偉大さがどこにあったのかを知るべきだ。
今季のミランの新戦力だが、すったもんだの挙げ句、実績ある4人を手に入れた。いち早くヤンクロフスキーとフォーゲルをゲットしていたわけだが、ここに来て念願のジラルディーノ、そしてまさかまさかのビエリまで獲得。初めはいかにも無難な補強だったはずが、急転、噂のタネをばらまくことになった。
スクデットに向け、首の皮一枚残っていたミランだが、レッチェにとどめを刺された。2−1とリードし、コナンの退場で相手が10人となった後に追いつかれた。目も当てられない引き分け。
これでミラン優勝の条件は、ただ一つ。ユベントスが2連敗し、ミランが2連勝すること。ありえない。
一方のレッチェは、これで勝ち点42の11位。残留に向けて、ここでの1ポイントは大きい。というわけで、今回はレッチェ率いるゼーマン監督について。
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