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<title>高スポ★オンライン</title>
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<description>サッカーを中心にバスケ等々についても書くnewspaper「高スポ」。正式名称は確か「高島田スポーツ新聞」（うろ覚え）。複数ライターが寄稿しています。</description>
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<title>最終節までもつれるＪ１昇格争い。というか都倉無双について</title>
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<description>　勝てば甲府との勝点差３を維持し、得失点差を考えるとかなり優位に立てるところだったが、ドロー。昇格を確定するためには最終戦に勝てばよい。シンプルといえばシンプル...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　勝てば甲府との勝点差３を維持し、得失点差を考えるとかなり優位に立てるところだったが、ドロー。昇格を確定するためには最終戦に勝てばよい。シンプルといえばシンプルだが、なにもそこまでドラマチックにしなくても…。もったいぶらなくてもいいじゃんねえ。&lt;br /&gt;（2009年11日29日　湘南ベルマーレ０―０ザスパ草津　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　草津の中盤は出場停止やら怪我やらで、まあ崩壊状態だった。松下裕樹も熊林親吾も廣山望もいないため、中盤を飛ばして前線にボールを蹴り込むというのがゲームプランだったのだろう。それを可能にしたのはＦＷ都倉賢の存在だ。「都倉無双」と呼んでも「戦術都倉」と呼んでもよいのだが、とにかく彼１人で大暴れだ。&lt;br /&gt;　187cmの長身は一目でわかるが、彼の特長はなんといっても頑健さだろう。当然のようにジャーンや田村雄三が身体を寄せて都倉のプレーを妨げようとするのだが、腕で押しのける力が強いので気が抜けない。そのような高さと強さだけでなく足元の技量もそれなりにある。サイドでジャーンと臼井幸平に挟まれながら抜け出したのには舌を巻いた。&lt;br /&gt;　ただまあ、彼が再三サイドに張り出していたのはチームとしては歓迎できないだろう。とはいえ周囲の選手がお膳立てをしてくれそうな気配はなく、都倉はチャンスメイクにも奔走する必要があった。彼がレンタル元の川崎に戻るとすれば「最後の仕事」の精度が重要になるわけで、その意味では測りにくいところだ。山形あたりに行けば大活躍しそうな気もするが。（追記：ご指摘をいただきました。都倉は今季は草津に完全移籍していたのでした）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　湘南については何を語ればよいのだろう？　チャカが来たんだからカッコイイところを見せて欲しかったな。&lt;br /&gt;　相手が左サイドから攻めてくるとか、ガツガツくる相手なので中村祐也は苦戦していたとか、今に始まったことではない。中村への厳しい当たりが見逃された代わりに、ジャーンもイエローカードをもらうことなく最終戦に出られる。これは前向きに考える材料だろう。水戸のＦＷ高崎寛之を相手にジャーン抜きという事態は避けたかったから。&lt;br /&gt;　そういう意味では最終節のクライマックスに向けた布石は打たれたと言える。わかったわかった。真剣勝負ね。うんうん、「最終戦を観戦して鮟鱇鍋でも食うか」という漫遊気分はすっかり抜けた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　試合後のセレモニーでは湘南ＧＫ伊藤友彦の引退が発表された。ここ３シーズンは公式戦の出場はなかったが、彼の果たした役割は重要だったと考えている。だからこそ私は伊藤友彦に「マッチデイ・プレーヤーズアシスト（まあ、大相撲の懸賞金みたいなもの）」で出費をしたわけだし。この話は気が向いたら書きます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　５巡目は田村→坂本→ジャーン→中村→寺川→野澤→臼井ときた。最後はアジエルですか。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>サッカー</dc:subject>
<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
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<title>３強揺るがず、ベニテスは息切れ――プレミア指揮官の序盤戦の通信簿</title>
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<description>　チェルシーがマンチェスターユナイテッドを降して首位の座を確かにする一方、気がつけば1試合少ないアーセナルが３位に浮上してきた。開幕前、マンチェスター・シティの...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　チェルシーがマンチェスターユナイテッドを降して首位の座を確かにする一方、気がつけば1試合少ないアーセナルが３位に浮上してきた。開幕前、マンチェスター・シティの大量補強で４強体制が崩れるといわれたプレミアリーグだが、蓋を開けてみれば結局、３強の争いに――。古豪トットナムが４位に食い込む活躍をみせるなか、リバプールは不振を極め、シティは下馬評を完全に裏切った。日程のおよそ３分の１が経過した序盤のリーグ戦を、頼まれてもいないのに振り返る。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　首位を走るチェルシーは、やりくり上手のアンチェロッティの手腕が光っている。本来、豊富すぎる戦力は諸刃の剣のはずなのだが、デコ、バラックを生かしつつ、ジョー・コールの復帰後も難なく収めており、ここまではめだった不協和音は聞こえてこない。ジョーコールの復帰戦では、絶対的なエースであるランパードに「ジョーにPKを譲るべきだった」と語らせるあたり、いかにも憎い演出だ。さすがミランで鍛えられた気遣いの妙は一味違う。&lt;br /&gt;
　問題は、年明け後に控えるアフリカ選手権で、フル稼働しているエシアンの穴をいかに埋めるかに尽きるだろう。最有力の代替要員であるミケルまで出払ってしまうため、ランパード、デコ、バラックで中盤の守備網を敷くというチャレンジに踏み切るかどうかの判断に迫られる。このへん、改めて無駄に豊富な戦力だと思ってしまうのだが、冬の補強でさらなる人材を獲得するという離れ業をやってのけることもあるかもしれない。&lt;br /&gt;
　もっとも、その前に来週末からアーセナル、マンチェスター・シティの2連戦が控える点を忘れてはならない。ファンペルシーを失ったアーセナルとやれるのはチャンスといえるが、CLのないシティはもはや目標（＝リーグ優勝）を失っており、選手たちが首位との一戦に牙を研いでいるのは間違いない。ここを２連勝で乗り切れば、優勝は自ずと見えてくるだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　C・ロナウドとテベスというジョーカーを失ったマンチェスター・ユナイテッドは、得点力の低下が著しい。1試合当たり２得点というペースは、２．５得点のチェルシー、３．０得点のアーセナルに大きく遅れをとるものだ。オーウェン、ナニ、バレンシアらが彼らの代役になれているとはいい難く、ルーニーへの依存度が高過ぎる。ロナウドはともかくとして、テベスの離脱は明らかにファーガソンのミスだった。逆転を狙うにはカンフル剤が求められるところであり、冬の移籍市場での戦力アップは欠かせない。&lt;br /&gt;
　とはいえ、ファーディナンドの不振を筆頭として、守備陣もぴりっとしていないのが本当のところだ。さすがのファーガソン王国も、世代交代の局面を迎えているという印象が拭えない。&lt;br /&gt;
　史上初の4連覇達成を成し遂げるには、アフリカ選手権の期間をいかに制するかによる。ライバルに比べればW杯に参加するメンバーも少ないはずで、大会前の怪我を恐れる選手が手を抜くことによるダメージも少ないないだろう。ギグス、スコールズが踏ん張れば、巻き返しの可能性は十分ある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　アーセナル＝ベンゲルには、頭が下がる。開幕前にアデバヨールとトゥレを失い、さらにウォルコットとナスリがろくに使えなかったにもかかわらず、３位に滑り込んでいるのは賞賛されるべきものだろう。凡百の指揮官であれば、今頃はその座を追われ、来季の契約に向けてメディアに耳障りな言い訳をしているところである。昨季１月から加入したアルシャービンの大ヒットが効いているのは事実だが、デニウソンまでが負傷する事態に至っても、ソング、ディアビが主力として活躍。毎年、主力を引き抜かれる中で、着々と若手を育ててきたベンゲルの功績は大きい。アヤックスから獲得したベルメーレンがすっかり最終ラインに定着している点も、相変わらずの相馬眼の高さを物語る。&lt;br /&gt;
　後半戦に向けて気にかかるのは、時に決め手を欠く試合運びに尽きる。そのへんが若さなのかもしれないが、好機を逃し続けて勝ち点を失うゲームは少なくない。大勝も多いが、自滅による取りこぼしという展開もめだち、頂点をめざすチームとしては大きな不安材料となっている。&lt;br /&gt;
　しかし、ウォルコット、ナスリらの復活で状況は改善してくるはずだし、一足先に合流したロシツキーが復調してくれば、さらに心強い……はずだった。ここに来てチーム内得点王のファン・ペルシーを失ったのは、あまりにも痛いといわざるを得ない。しかも、オランダ代表の親善試合での負傷というのだから、ベンゲルにとってはどうしようもない。&lt;br /&gt;
　所属メンバーをみる限り、彼こそは最も代わりのいない選手だった。エドゥアルドは未だチームにフィットしているとはいえないし、ベントナーのシュート技術に大きな期待を寄せるのは冒険だ。この期に及んでアデバヨール放出の代償を支払わされるとは、指揮官もよもや思わなかったに違いない。そもそも、ベンゲルのチームはテクニック面で二極化するのが常であり、今後はエブエ、ディアビ、復帰間近のデニウソンあたりのシュートが枠を捉えるかどうかが、問われるだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　リバプールの現状は、もはや「４強」という表現を使うことをためらわせるものだ。リーグ戦で首位争いに絡めないのはもはやいつものことなのだが、ＣＬでもリヨン、フィオレンティーナの後塵を拝し、予選リーグ突破は絶望的となっている。ここ数年は、内弁慶ならぬ外弁慶ぶりを発揮して何とか名門の体面を保ってきたわけだが、このままでは指揮官ベニテスも転職先を探すことになるだろう。１３試合を消化して６勝５敗２分けという成績は、保有する戦力にも、シーズン前の出資額にも、まったく見合わないといえる。&lt;br /&gt;
　シャビ・アロンソのレアル移籍が想定外だったとしても、９月末以降のブレーキには同情の余地はない。ホームでマンＵに勝ったとはいえ、それ以前は４連敗、それ以後は１敗３分け（CL含む）となっており、チームがリニューアルしきれていないのは明らかだ。そう思えば、右サイドバックのグレン・ジョンソンに28億円も払ったのはまったく馬鹿げているといえる。そもそも、メンバーがＷ杯予選で酷使されるのはわかりきっていたことであり、主力不在時のプランはしっかりと立てておくべきだった。確かに、シャビ・アロンソの代役として獲得したアクイラーニが離脱してしまった点に同情の余地はあるものの、他の３強の指揮官をみれば、ベニテスがやりくりに失敗したのは認めざるを得ない。例えば、アーセナルが見舞われた事態と比べれば、リバプールの現状は十分に安泰と呼べるものだろう。選手から不穏な発言も聞こえ始めており、ベニテスが求心力を失っているのは想像に難くない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　最後に、マンチェスター・シティについても一言。ネームバリューばかりで人材を集めても、チームは機能しない。開幕当初から、レアルの買い漁り方に比べると、彼らの買い物は相手が要らない選手ばかりを掻き集めた感が否めなかった。例えば、DFダンをアストンビラへ放出してまで同じポジションにレスコットを獲得したことは、明らかな失敗だろう。彼らはアストンビラからバリーまで奪っているわけだが、にもかかわらず後塵を拝しているのは愚の骨頂だ。サンタクルス、シウビーニョ、コンパニーの獲得も、ここまでは無駄な投資となっている。&lt;br /&gt;
　結局のところ、ロビーニョ獲得の失敗から、彼らは何も学んでいないと言わざるを得ない。獲得した選手たちは、いずれもチームの屋台骨になれるような選手ではなかった。個人的には、馬鹿げたフロントの下でマーク・ヒューズはよくやっていると思う。最近になって、ガットゥーゾや愛弟子ベントリー獲得の噂が出ているが、少しはヒューズのリクエストも聴くことになったということか。&lt;br /&gt;
　いずれにしても、これから上位に絡んでくるのは無理だろう。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>サッカー</dc:subject>

<dc:creator>荒木又三郎</dc:creator>
<dc:date>2009-11-23T21:06:32+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/11/post-d436.html">
<title>魂揺さぶる男・坂本紘司の決勝ゴール</title>
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<description>　勝点で並ぶ甲府を突き放す決勝ゴールを決めたのは、湘南ベルマーレの10年間をすべて知る、チームの顔・坂本紘司だった。大一番のロスタイムに主役に躍り出るのはさすが...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　勝点で並ぶ甲府を突き放す決勝ゴールを決めたのは、湘南ベルマーレの10年間をすべて知る、チームの顔・坂本紘司だった。大一番のロスタイムに主役に躍り出るのはさすが、というか、これはもう天の配剤だろう。&lt;br /&gt;（2009年11日21日　ヴァンフォーレ甲府２―３湘南ベルマーレ　小瀬スポーツ公園陸上競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　レギュラーのＣＢ２人を欠いた甲府が、守備の不安を露呈しないためであろうか、試合開始から攻勢に出た。ＦＷ金信泳が身体ごと押し込もうとしたシュートを野澤洋輔がビッグセーブで防いだので事なきを得たが、湘南にとっては、後手を踏んだ形であった。&lt;br /&gt;　しかし今季の湘南は、不本意ながらカウンターのチームである。４分にカウンターからアジエルがゴールポストにシュートをぶつけると、６分にはこれまたカウンターで中村祐也が先制ゴール。10分にもショートカウンターから寺川能人のクロスがファーに流れ、それをアジエルが拾うと、走りこんだ臼井幸平が２点目を決めた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　鮮やかな速攻でアドバンテージを得た湘南だが、試合は相変わらず甲府ペース。&lt;br /&gt;　それが原因ということはないと思うが、ホームの声援は無視できなかった。チャンスのときにはピッチの周囲320度（湘南サポ以外の全方位）が一斉に湧き上がる。チャンスのときばかりではなく、単にボールを奪っただけでもカウンターのチャンスのような盛り上がり方を見せた。「いやいや、ＤＦの人数がそろってるからチャンスじゃないって」と思ったのだが、それでも湧き返るというのは、相手を慌てさせる効果があるのかもしれない。&lt;br /&gt;　実際、甲府の１点目は、湘南ＤＦの人数は揃っていたのに、ジャーンがインターセプトをしようとしてバランスを崩したところで金に決められたものだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　それと、ホームの雰囲気作りは審判にも影響を与えるのかもしれない。主審の西村雄一氏は、ホームチームの甲府が早々に２点リードされたことに罪悪感を覚えたらしく、少し匙加減を調整したように見えた。いやいや、２点差になったのはアナタ様のせいじゃないのに。&lt;br /&gt;　このゲームは昇格争いの大一番であるから、Ｊ１・Ｊ２同時開催日であるにもかかわらず、審判界の精鋭たるスペシャルレフリー様、しかもAFC年間最優秀レフリー候補の西村氏を派遣していただいた。折角のお気遣いですが余計なおＳ…。24日にはマレーシアで栄えある表彰式なんだから、エステに行ったり、燕尾服を新調したり、旅支度に専念していただいてよかったのに。&lt;br /&gt;　ただし、後半になって甲府が追いついたＰＫの判定は、ホームびいき云々ではないだろう。あれは湘南の左ＳＢ島村毅の若さが出た。ボールの行方の予測が甘くて棒立ちになっていたように見える。さらに、同点になってからは匙加減をやめたようだ。湘南サポ的には胸を撫で下ろすところだが、甲府サポにとっては理不尽に思えただろう。途中で判定基準が変わったから。かくして、気配り主審はホームもアウェーも敵に回したとさ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　80分頃までは甲府ペースだったのが、ラスト10分頃からは湘南ペースになった。試合途中まで湘南のクリアボールは、甲府のアンカー林健太郎の的確なポジショニングによって拾われることが多かった。これが逆転した。甲府のクリアボールや前へ繋ぐパスに対して、湘南のアンカー田村雄三が鋭くチェックして奪い返すシーンが激増したと思う。それによってセカンドチャンスが一気に増えた。&lt;br /&gt;　ロスタイムに入る間際に、足を痛めたというジェスチャーをしていた林健太郎がベンチに下がったが、林が負傷（？）したことで田村が前進できるようになったのかもしれない。さらに、甲府ベンチは林に代えてＦＷ松橋優を投入した。このことも湘南の勢いを加速したのかもしれない。&lt;br /&gt;　ただ、これを一概に失策ともいえない。４位の甲府にとってドローのもたらすダメージは湘南よりも大きいので、勝点３を狙うために、ロングボールで走らせる選手を投入するという策にも一理あるからだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　こうした伏線があって、あのゴールが生まれたわけだ。&lt;br /&gt;　93分に右サイドライン際をドリブルしていたアジエルがファールで倒され、ＦＫを得た。アジエルがファーサイドめがけて蹴った山なりのボールに対して、甲府ＧＫ阿部謙作が飛び出した。阿部は「ボールに触れるタイミングで出たが後ろから間に入られて触ることが出来なかった。（林が交代したことで）ディフェンダーの高さがなかったから自分が出るしかないと思っていたが、結果論として出なければよかったと思う」とコメントしている。そして、ジャーンがヘディングした。そのボールはこれも山なりにゴールへと向かっていき、クロスバーに跳ね返って、ゴール前に詰めていた坂本紘司の胸元に。胸トラップで落としたボールを坂本が左脚でシュート。右サイドネットに突き刺さった。&lt;br /&gt;　湘南で10年間を過ごし、「緑と青の血が流れ」（本人談）、いまや「湘南の象徴」といわれる坂本のところにボールが行くというのは、なんともドラマチックだ。ジャーンのヘディングがそのままゴールインしても、ゴール前中央で待っていた田原豊のところにボールがいってもなんの不思議もなかったというのに、サッカーの神は坂本を選んだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　目の前のゴールに蹴りこまれたボール。そして目の前に駆けてくる坂本紘司の姿を見て、湘南サポーターは大絶叫。当たり前だ。&lt;br /&gt;　でも、柵を倒したのはご愛嬌とはいえない。あの騒ぎのおかげで、ゴール裏は落ち着きをなくした。かくいう私は「あそこ、何かあったの？」という嫁を「うるせえ！　ピッチに集中しろ！」と怒鳴りつけたらしい。だってそうでしょう？　度を失うのはまだ早い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　５巡目は田村→坂本→ジャーン→中村→寺川→野澤ときた。残り２試合は臼井とアジエルだろうが、どっちが先かなあ？　シチュエーション次第だろう。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-11-22T21:52:00+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/11/post-6dda.html">
<title>大一番を前に甲府より上の順位になった。それだけが救い</title>
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<description>　後半ロスタイム、正真正銘のラストプレーでドローに持ち込んだ湘南だが、遺憾ながらこのゲームは「ヴェルディが取りこぼした試合」だろう。ヴェルディを主語に語るべきだ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　後半ロスタイム、正真正銘のラストプレーでドローに持ち込んだ湘南だが、遺憾ながらこのゲームは「ヴェルディが取りこぼした試合」だろう。ヴェルディを主語に語るべきだ。&lt;br /&gt;（2009年11日８日　湘南ベルマーレ２―２東京ヴェルディ　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　試合序盤に湘南が撃ったいくつかのシュートが決まらないのはもはや仕様か？　前節もそうだったが、試合序盤からトントン拍子にゴールを重ねて楽にゲームを進めるようなチームではない。シーズン序盤の好調時でさえそういう試合はなかったわけだし。昇格争いの渦中にあって、そう簡単にゴールは決まらないと捉えるほうが、面白がるためにはいいのかもしれない。&lt;br /&gt;　でまあ序盤の攻勢で得点できず、ヴェルディが目覚めた後になって湘南が先制をするのだから面白い。ヴェルディがパスを回し始めるものの、湘南の各選手が丹念に応対して危険なエリアにボールを入れさせず、ヴェルディの後方の選手の攻め上がりと守備陣形の変更を促したというのが先制直前の情勢だった。パスは回るもののサイドで「詰まった」状態になり、やむなく後方へ蹴ったパスが湘南の選手にカットされ、田原豊→アジエルと経由して前方に走り出していた中村祐也に渡り、ヴェルディのＤＦ土屋征夫の寄せの寸前に外側を駆け上がっていたノーマークの寺川能人へ。寺川にはワンテンポの余裕があり、落ち着いてゴールを決めた。&lt;br /&gt;　ヴェルディのゲームプランとしては、アジエルにフリーでプレーさせないことを企図していたようだが、この瞬間は甘くなっていた。守備のバランスが崩れた状態でのボールロストであり、２ボランチがアジエルから離れていた。柴崎晃誠がポジションを前に上げ、服部年宏が空いたＤＦラインを埋めに行っていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しっかり守り、ボールを奪うや一気に反転攻勢に移ってゴールを陥れる。まったく見事なカウンターだった。が、その一方で、「やっぱりカウンターか」という気分でもあった。相手の攻勢を利用するやり方ではなく、その前の能動的な攻撃で成果が欲しかった。&lt;br /&gt;　案の定と言おうか、先制されたヴェルディが主導権をもって攻勢に出てきた。セットプレーからのカウンターでレアンドロが独走し、フリーのＦＷ井上平に撃たせたが枠を外したシーンがあまりにも決定的だったので、そのプレーがきっかけのように見えたが、正確には、その前からヴェルディの攻勢は始まっていたというのが私の見方だ。&lt;br /&gt;　ヴェルディの攻勢を支えていたのはレアンドロ。彼のボールキープ力と切り返しの深さは湘南ＤＦ陣に脅威を与えていた。そのうえヴェルディの右サイド永里源気がキレキレ。42分に湘南ＣＢ村松大輔をサイドにつり出しておいてフェイントでかわしクロスを入れると、それを井上がゴールして同点に追いつく。その前にも対面する湘南の左ＳＢ島村毅の股を抜いて決定的な場面を作っていたし、レアンドロと合わせ、１対１で優位に立つドリブラーが２人もいれば、そりゃ押し込むでしょうよ。&lt;br /&gt;　まあ源気に居場所が見つかってよかった。ＳＨで起用すれば、あのぐらいはやれるでしょ。湘南では他の選手との兼ね合いでＳＢだったりしたのだけど。昨年までと比べて成長を感じる部分もあって、ドリブルで仕掛けるときの姿勢が良くなったと思う。かつては「さあ行くぞ」と前傾姿勢になって一本気なスピード勝負を始めていたのだが、この日は顔が上を向いた状態で仕掛けていた。だからフェイントの威力も増したのだろう。&lt;br /&gt;　とかいって感慨に浸っていたら（浸ってないけど）、61分にも永里のドリブルからチャンスを作られレアンドロに逆転ゴールを許す。完全にヴェルディペース。選手のクオリティを鑑みればこのぐらいのゲームが出来てもおかしくないだろう。大黒がベンチにも入っていないのにこの状態だ。やれやれ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　80分にヴェルディはレアンドロを下げた。この采配は不可解だった。井上・平本一樹・林陵平と並んだ前線は３トップだったのか？　この交代の少し前からヴェルディの中盤がなくなっていたので、そこを埋められる選手を入れるかと思っていたのだが、キープ力のあるレアンドロを下げたので意外な感じだった。前がかりになる湘南の裏を取って３点目を狙おうとしたのだろうか。&lt;br /&gt;　ヴェルディが中盤でボールを繋ぐ意図をまったく見せなくなったので、反町康治としてもアンカーの田村雄三を下げてＦＷ阿部吉朗を投入することに抵抗はなかっただろう。まあ、なりふり構わず得点を狙うしかない場面でもあったのだけど。ともあれ、田原・リンコン・阿部に加えてＤＦラインからジャーンと島村も上げて５トップ大作戦の始まりだ。フォーメーションは２―３―５。いやあ、第３者にとってはわからないが、湘南を応援する者にとっては全然ワクワクしなかった。&lt;br /&gt;　結果的には村松の蹴った縦へのロングボールをジャーンが折り返し、阿部がヘッドで決めて直後にタイムアップの笛が吹かれたわけだが、まったくの結果オーライ。ヴェルディがマイボールを全然キープせず、ベタ引きで５トップ大作戦を真正面から受けてくれたから可能性が残っていただけで、ヴェルディが前線でボールキープして時間を使えていたらアウトだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　相手に主導権を握られて、相手の失策で追いついたゲームで、ほぼ完全にヴェルディを主語にして語るべき内容だった。これではあまり感心できない。&lt;br /&gt;　もっとも、昇格チームが慎重になりすぎたり、受け身になるというのは終盤戦にはよくあることだ。去年の&lt;a href=&quot;http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2008/11/post-7637.html&quot; target=&quot;new&quot;&gt;山形戦&lt;/a&gt;を思い出す。そう考えると、内容はどうあれ甲府との直接対決を前にして、上の順位になったことを前向きに捉えるべきだろう。大詰めのゲームで上位にいて試合に臨むことのもつ強みは、昨年まで痛感させられてきたわけだし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　５巡目は田村→坂本→ジャーン→中村→寺川ときた。次は順当に野澤だろう。大一番だし。残りゲームは、臼井→アジエルでフィニッシュか。逆か？&lt;/p&gt;</content:encoded>


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<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-11-11T00:10:07+09:00</dc:date>
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<title>ベッカムを待ちながら～ミランの復調は是か非か</title>
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<description>　敵地でレアルを降す快挙をなしたとはいえ、ミランのはまり込んだトンネルはまだまだ長い。一見、華やかな３トップは、たまさかのカウンター時にしか機能しない見掛け倒し...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　敵地でレアルを降す快挙をなしたとはいえ、ミランのはまり込んだトンネルはまだまだ長い。一見、華やかな３トップは、たまさかのカウンター時にしか機能しない見掛け倒しだ。年明け後のベッカム復帰が確実視されるなか、レオナルドの正念場はまだまだ続く。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　チームの顔ぶれを無視したレオナルドのチャレンジは、攻撃を活性化することなく、むしろ守備の混乱をもたらした。最終ラインを引き上げ、中盤からのボール奪取をめざすという戦術は、今のミランにはあまりにも無理があり過ぎたといえる。&lt;br /&gt;
　若さに欠ける中盤にとっては、積極果敢なプレッシングをかけ続けることは厳しい。しかも、攻撃ばかりを意識するロナウジーニョとパトからはろくなフォローを得られないため、単独でボール奪取を試みるガットゥーゾやアンブロジーニがかわされまくる。結果として、ＤＦ陣が１対１を迎えるシーンが増えていくわけだが、マルディーニを失い、チアゴ・シウバの加わった最終ラインはこれから連携を深めていくべき状況にあった。コンパクトな陣形でカウンターを仕掛けまくるような戦術への転換は、荷が重すぎたといわざるを得ない。今シーズンはミスから余分な失点を献上するシーンがやたらと多いが、すべては拙速な戦術変更に端を発したものと考える。&lt;br /&gt;
　一方、攻撃面の不甲斐なさはさらにひどい。テーマである中盤のボール奪取ができないために陣形は間延びし、守備に追われるサイドバックは上がれず、前線は孤立してしまう。まともなポストプレイヤーがいるわけでもないため、せっかく奪ったボールもマークを背負ったロナウジーニョとパトへ預けることとなる。ところが後ろからのサポートが遅いため、彼らも成功確率の低い無謀な曲芸を繰り返さざるを得ない。足元でボールをもらうことしか考えないロナウジーニョのふてぶてしさも健在だ。オーバーラップの途中でパスカットされるサンブロッタが気の毒でならない。チーム戦術としてショートカウンターを標榜しながらも、チームは守備から攻撃にシフトチェンジするタイミングを見出せない状態が続いている。&lt;br /&gt;
　結局、レオナルドの志向するサッカーは、若さと勤勉さが絶対条件なのだ。高齢化著しいミランに相応しいとは言い難い。これに対して、イライラさせられることがしばしばだったとはいえ、前任者のアンチェロッティは正しかった。ボール支配を優先し、体力的に無理のない戦術に磨きをかけてきたのは、現在のミランには適していた。レオナルドは、よせばいいのに初めからこれを放棄したのであり、あまりにも性急な選択だったことは誰の目にも明らかだったろう。&lt;br /&gt;
　そもそも、営業目的のアメリカ遠征を敢行したことに無理があったのは否めない。一からチームを作り上げるのなら、十分な準備期間をとるべきだった。ネスタが口にしたように、必要なのはフレンドリーマッチではなく練習時間だったのであり、プレシーズンに黒星を重ねるのは必然だったといえる。結果的にせわしないスケジュールのおかけでチームのコンディションは序盤から最悪となり、多くの選手はここに来てようやく調子を上げてきている有様だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　リーグ戦でローマを降し、チャンピオンズリーグでは敵地でレアルを降したものの、それはレオナルドのチャレンジが軌道に乗ったことを意味しない。時折、前線の２人ないし３人のみで完結するカウンターが炸裂しているが、大半の時間は守備に追われているのが実際だ。中心選手がコンディションを上げ、それに伴ってようやく新しい戦い方に慣れ始めただけというのが現実だろう。内容では負けながら、結果だけはモノにしているという姿は、まるで強豪に対する格下チームといえる。いうまでもないが、ロナウジーニョからパトへのロングパスなど、わかってさえいればそうそう通るものではないし、早晩、壁にぶち当たるのは間違いない。&lt;br /&gt;
　レオナルドが自らのプランにこだわるならば、速やかな若返りは欠かせない。その意味で、序盤のアバテの抜擢は正解だった。どうもオッドにポジションを奪い返されたようだが、ここは無理を承知で彼にこだわるべきだと思う。また、今のところはミスのほうがめだつチアゴ・シウバにしても、センターバックながら攻撃への貢献が期待できる逸材だ。ヘディングの強さはもちろんだが、パワフルなオーバーラップに加え、前線へのフィードをライナーで供給できるキック力を持つ。逆に、ようやく獲得したストライカーのフンテラールがベンチすら暖められないのは問題だ。トレード要員になるとの噂も出回ったが、今やそれすらも関心を集めないほど影が薄くなっている。ボリエッロの復帰によって余剰戦力になりつつあり、何よりインザーギは相変わらず頼りになる男だ。そしてもちろん、フラミニの出番が少ないのも大いに気にかかる。&lt;br /&gt;
　いずれにしても、現状の３トップを続ける気なら、冬の移籍市場で両翼における人材を獲得する必要がある。たとえレオナルドがロナウジーニョとパトの併用にこだわるのであっても、控え要員がいない状況には無理があろう。しかし、それ以上のポイントはベッカムの帰還である。彼を使わなければならないとしたら、曲がりなりにも機能しつつあるチームに混乱をもたらしかねない。もっとも、彼を加えて２トップを試すのならば、フンテラールやフラミニの出番も増えよう。チームの未来を考えるとパートタイマーに期待するのもどうかと思うが、ロナウジーニョと心中するより夢がある。場合によっては一気にチームが生まれ変わる可能性だってあるはずだ。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>ACミラン</dc:subject>
<dc:subject>サッカー</dc:subject>

<dc:creator>荒木又三郎</dc:creator>
<dc:date>2009-11-08T18:10:51+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/10/post-f533.html">
<title>田原豊の異能ＦＷ力をロジカルに消化？</title>
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<description>　こういう勝ち方をした以上、昇格しなければならないと思います。後半ロスタイムに決勝ゴールを決めた田原豊のコメントだ。伸びきった長髪姿でそれを言われると「おお、あ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　こういう勝ち方をした以上、昇格しなければならないと思います。後半ロスタイムに決勝ゴールを決めた田原豊のコメントだ。伸びきった長髪姿でそれを言われると「おお、あなたが預言者ですか」と思ってしまう。この日のゴールと勝利は、まったく必然ではなく、論理的な帰結でもなく、「勝つ意志が強いほうが勝った」というような精神面で語るのも違うと思う。シーズン終盤らしく、人知を超えたものが蠢き始めている。&lt;br /&gt;（2009年10日21日　湘南ベルマーレ１―０サガン鳥栖　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　試合開始から攻勢をかけてチャンスを作り出した湘南だったが、ゴールを決められないうちに徐々に鳥栖がペースをつかんだ。&lt;br /&gt;　鳥栖がペースを取り戻した原因は、鳥栖のターゲットマンであるハーフナー・マイクと湘南ＤＦジャーンのマッチアップにある。序盤はジャーンの完勝だったが、時間が経つうちにハーフナーがハイボールに触れる回数が増えていた。完璧な「合わせ」こそなかったが、十分脅威だった。&lt;br /&gt;　そしてもう１つ。鳥栖のボランチ・ホベルトへの対応が徐々に甘くなっていたことも見逃せない。鳥栖の隠れキーマンであるホベルトに対しては坂本紘司と寺川能人が目を配っていたのだが、そのマークが時間の経過とともに外れることが増えていた。そのことで直接的にピンチを招いたわけではないが、鳥栖にとっては「自分たちのペース」と思えるようになっていたはずだ。反町康治の「相手のストロングを強調しすぎて守りに入ってしまうのは面白くない」というのは、こういうところを指すのだろうけど。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ただ、相手の長所云々は別としても、試合終盤は中盤の守備で後手を踏む場面が多かった。坂本・寺川は攻撃に転じたときの迫力こそ残していたが、守備時には運動量の減少が見えた。私は鈴木修人を投入すべきだと考えていた。それは決して守備だけを強調しての意見ではない。彼は流れの中でのミドルシュートを持っているし、この試合展開であれば彼のプレースキックが試合を決める公算が強いと思ったのだ。&lt;br /&gt;　そもそも私は鈴木修人の先発起用を予想していたのだが、アンカーの位置で起用されたのは永田亮太だった。その永田は、守備にウエートを置いたというコメントを残しているが、その守備意識は過剰だったと思う。走りこんでミドルを狙うシーンがあったが、始動地点が低すぎた。それ以上に気になったのは、相手ＦＷの前進を気にするあまりバイタルエリアを空けてしまう場面があることだ。上がってくる相手ＦＷをチェックするのはよいのだが、受け渡さずにＤＦラインまで付いていってしまう。ＤＦラインの人数が余ってから本来の位置に戻るのだが、それまでの間、ＤＦラインの前のエリアがポッカリと空いていて危なっかしくて仕方ない。鳥栖の攻撃がサイドからハーフナーへのクロスを狙っていたので事なきを得たが、山瀬幸宏あたりが中央突破を狙ってきたらと私は怖れていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そんなわけで私は中盤守備にヒヤヒヤしながら見ていたのだが、反町はそこには手を打ってこない。唯一の交代策は76分に中村祐也を下げて１か月半ぶりのアジエルを投入したことだけだ。結果的にはこれが的中。寺川からのパスを受けたアジエルが前線の田原豊にラストパスを送り、その田原が決勝ゴールを決めたのだから。&lt;br /&gt;　結果だけから判断するなら「反町はよく耐えた」といえるのかもしれないが、どうも釈然としない。「フリーズ」していたのではないかという疑念は残る。中盤の運動量の補完をしなかったのは納得できない。坂本・寺川をピッチに残したいというのはわからないでもないが、それならば阿部吉朗を外して坂本を前線に上げるという手段もあったはずだ。反町が右手に持っているはずのロジックは、一体どのように発揮されたのだろうか。&lt;br /&gt;　この日好調だった中村祐也を下げて、今ひとつ輝きの見えなかった阿部吉朗をピッチに残したというのがポイントなのかもしれない。阿部の守備力を評価してピッチに残したのかと思っていたが、違ったのかもしれない。&lt;br /&gt;　中村がたびたびスタイリッシュなシュートを放ちながらＧＫの正面をついた。美しさや上手さではない何ものかが必要な試合だったのかもしれない。そう考えると、田原・阿部という「異能のＦＷ」たちの言語化できない力を頼みにしたのだとしたら、それがロジックなのかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　５巡目は田村→坂本→ジャーンときた。次は順番どおりに寺川だろう。もはやこの予想がゲームとして成り立つ時期は終わったか。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-10-24T08:30:22+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/10/post-8fac.html">
<title>次節の鈴木修人への期待と不安</title>
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<description>　しっかりしろ反町！　「ゴール裏で応援してくれたサポーターは喜んでくれたと思っています」だと？　今日は平日夜のゲームでサラリーマンをターゲットにしていたのに、前...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　しっかりしろ反町！　「ゴール裏で応援してくれたサポーターは喜んでくれたと思っています」だと？　今日は平日夜のゲームでサラリーマンをターゲットにしていたのに、前半２分の１ゴールだけでは、仕事を終えてから慌ててやって来てもゴールを見られなかったリーマンが多いはずだ。どうせ軽口を叩くなら「後半に２点目が取れなくてどうもすみません」ぐらいのことを言ってもいいんじゃないか？　まあ私は仕事を休んだから見られたけど。&lt;br /&gt;（2009年10日７日　湘南ベルマーレ１―０徳島ヴォルティス　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　中村祐也のゴールはまったく見事だった。雨天要員とかそういうことではない、文句なしのファインゴールだった。田原豊が胸トラップで中村にボールを落とし、反転してゴールへ向けて走ったことが徳島ＤＦ陣を引きつけたということはある。が、それによって１対１になった状況で、中村は落ち着いた切り返しで倉貫一毅をかわしてミドルシュートを決めた。彼は割とよくミドルを狙うが、どうも当たり損ねが多い印象だったのだけど、決めるときは決めるのだな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　早々にリードを許したことで、徳島のゲームプランは崩れたのだろうか？　よくはわからないが、少なくとも前回対戦のような５バック２ボランチで守りを固める意図はなかったようだ。４―１―４―１のフォーメーションに見えた（反町は「向こうがアンカーひとりかなと思ったらダブルボランチだった」と言っているが）。アンカーの倉貫が田原に引きずられるのかＤＦラインに吸収されがちで、空いたバイタルエリアで中村や菊池大介、寺川能人などがボールを受け、簡単に前を向けるような状態だった。もしかすると、リードを許したことで、徳島の中盤（青山隼と六車拓也）が前がかりになっていたのかもしれない。そういえば右ＳＢのペ・スンジンも高めの位置取りだったし、徳島にとってはペースを乱される先制点だったのかも。&lt;br /&gt;　いずれにしても１トップの羽地登志晃を軸にした攻撃を意図していたようで、彼は頑張っていた。ターゲットとしてハイボールを競り合うのはもちろん、しきりに裏を狙って動き出していたし、前線からのディフェンスでも動き回っていた。その運動量は、「いけるところまでいって動けなくなったら交代する」という潔さを感じさせたのだが、いかんせん湘南の守備が安定していた。とりわけ、ジャーンの存在が羽地にとっては難題だった。前回の対戦時とは勝手が違ったことだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　全体に、先手を取ったことで湘南は理想的な試合運びに持ち込むことができた。徳島の長所を消し、自らはチャンスを作り出すことができていた。そのうえ、77分に２枚目のイエローカードで徳島ＭＦ六車が退場してからは、徳島には中盤がなかった。&lt;br /&gt;　にもかかわらず２点目を奪えなかったことは問題である。「２点目が取れない病」はまだ完治していなかった。序盤は思い切りが良かったのに、徐々に安全志向に傾いていった。結果的に逃げ切ったが、どうも私には綱渡りという印象が強い。後半ロスタイムの、ゴール正面での徳重隆明のＦＫが決まっていたらすべてを失っていたところだ。あれは２年前の仙台での加藤望のＦＫになっていたかもしれないのだ。&lt;br /&gt;　風雨にさらされたコンディションを考慮すれば、ある程度は致し方ないのかもしれないが、そういうことをいえる時期でもないはず。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　次節は湘南の要・田村雄三が出場停止だ（私がフラグを立てたわけじゃない、と思いたい）。反町の用兵パターンでは鈴木修人の先発起用が濃厚だが、ここがキーになるだろう。そして修人自身にとっては正念場だろう。途中出場で持ち味を発揮できるようになっていることを私は評価しているが、90分ではどうか？　徳重がＦＫを外したのはラッキーだっただけだと肝に銘じてもらいたい。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　４巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川→山口→野澤→臼井→阿部→村松→永田→田原→田村と１巡した。次節は坂本紘司でしょう。ええ、余計なことは言いませんよ、私は。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-10-08T20:00:00+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/10/post-8530.html">
<title>ファジアーノ岡山の竜頭蛇尾</title>
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<description>　竜のような前線のタレント達と蛇のようなＤＦライン、実にアンバランスなチームに見えた。どっちが「暴れん坊だ？」と思わないでもないが、順位に不相応ともいえる岡山の...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　竜のような前線のタレント達と蛇のようなＤＦライン、実にアンバランスなチームに見えた。どっちが「暴れん坊だ？」と思わないでもないが、順位に不相応ともいえる岡山の動員力が背景にあると思えば、整合性はあるのかもしれない。&lt;br /&gt;（2009年10日３日　湘南ベルマーレ３―１ファジアーノ岡山　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　岡山はシーズンの途中で、出場機会のないＪ１選手を積極的に補強した。この日はＧＫの廣永遼太郎（ＦＣ東京から）こそベンチに入らなかったものの、ＦＷの三木良太（ガンバから）、ＭＦの青木孝太（ジェフから）、サイドバックの野田紘史（レッズから）は先発出場し、技量の高さを見せた。彼らを中核にして、岡山の前線は少ないタッチ数でパスをポンポンと回し、３人目の有効な動きもあって、ツボにはまればあっという間にシュートに至ることができていた。&lt;br /&gt;　これで守備が安定すればカウンターサッカーで効果的に勝点を積み重ねられるところだが、その守備はやけに軽かった。簡単に突破を許していた。もちろん、ゲーム序盤の寺川能人の素早いプレーなど、湘南の攻撃に見るべき点があったのだが、それだけではなく、やはり岡山側に問題があったと思う。中村祐也のスクリーンプレーで田原豊がフリーになって決めた２点目などは、ちょっと守備が軽すぎるのではないか。&lt;br /&gt;　岡山のチーム事情はわからないが、前回平塚に来たときに好プレーを見せていたＣＢ植田龍仁朗がメンバーを外れていたし、以前はＦＷとして前線のキーマンだった喜山康平がボランチの位置に下がっていたのも守備面ではマイナスになっていたのではないか（攻撃面では配球役としていい働きだったように思うが）。&lt;br /&gt;　そんなわけで、湘南のチーム事情を考慮しなければ、５点ぐらい取れてもおかしくないと思いながら見ていたのだが、同時に、岡山が２～３点取ってもおかしくないとも思っていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　こうした岡山のチーム編成は、アンバランスではあるが悪くないと思う。ここまで１試合平均6,352人という、順位が16位ながらＪ２の中で７番目の観客動員を記録しているファジアーノだが、初年度の「物珍しさでやって来たライト層」を定着させるためには、攻撃に偏重したチーム作りをするのは妥当な策だからだ。&lt;br /&gt;　1994年の「湘南の暴れん坊」を想起させる。ということは、今の岡山の守備の軽さは、懸念を呼び起こすものだ。どんなに攻撃的なチームであってもバランスを欠いては機能しないというのが、1994年にエジソンと公文が教えてくれたことだから。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　後半立ち上がりの腰が引けた、そして戦術眼を欠いた戦い方（相手ＤＦ陣にプレッシャーをかけず好フィードが入れば岡山の攻撃陣が脅威だということはわかっていたんじゃないの？）は反省材料だし、岡山の守備を割り引いて考えるとしても、湘南にとっては慶賀すべき勝利だ。７月19日の福岡戦以来、実に15試合ぶりに２点以上の得点を上げたわけだし。&lt;br /&gt;　特に、菊池大介の成長には目を見張る。守備の向上、ボディコンタクトであまり負けなくなったこと、ハイボールの競り合いでうまく相手に身体を当てるようになったこと。攻撃だけが持ち味のドリブラー、ウインガーではないということを証明している。反町康治は、菊池がU20代表チームに招集されることを織り込んでいるとコメントしたが、正直なところ、菊池を手放している場合じゃないと思う。まあ、裏を読めばアジエルの復帰が近いということなのだろうけど。&lt;br /&gt;　鈴木修人は、オウンゴールを引き出したＦＫだけでなく、ミドルシュートを狙う姿勢、中盤でのボールチェックと、途中出場の際に求められるタスクをしっかりと果たしている。この日は永田がメンバーから外れたが、それも当然のパフォーマンスを見せている。おそらくもう１度田村雄三が欠場する（カード累積）はずなので、そのときに２人のうちどちらが起用されるのか、注目だ。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　４巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川→山口→野澤→臼井→阿部→村松→永田→田原ときた。次節は台風がくると予想されるのでアジエルの復帰はないだろう。ならば菊池か？　あるいは台風要員の中村祐也か？　いやいや田村だって。試合に出られるうちにやらせておかないとと、何度言ったら…&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-10-04T13:18:58+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/09/post-7ff9.html">
<title>そろそろアジエルが恋しくなってきた</title>
<link>http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/09/post-7ff9.html</link>
<description>　ＰＫキッカーとしてのアジエルがいないことに痛手を感じたということもあるが、それは付随的なものだ。ゲームの組み立ての部分で彼の不在が、かえって彼の存在感を際立た...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　ＰＫキッカーとしてのアジエルがいないことに痛手を感じたということもあるが、それは付随的なものだ。ゲームの組み立ての部分で彼の不在が、かえって彼の存在感を際立たせている。&lt;br /&gt;（2009年９日27日　コンサドーレ札幌２―０湘南ベルマーレ　厚別公園競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　この２か月ばかり、湘南の攻撃は常に遅い。ＤＦラインと下がってきた中盤の選手とでボール回しをしているが、相手のフォアチェックをいなしきれていないし、相手の守備陣形を崩すにも至っていない。ボールを失いたくないために臆病になっているように見えなくもなかった。&lt;br /&gt;　坂本紘司や寺川能人、あるいはアジエルが中央付近でボールを受けて前を向くことで攻撃のスイッチが入るとしても、ＤＦラインの裏を窺う動きが少ないうえに、田原豊が戦列を離れてからは楔のボールも思うように入らない。&lt;br /&gt;　ただ、ここにきて田原豊が復帰して彼のボールキープ力が当てにできるようになったし、前節から起用された菊池大介はしきりに裏を狙う動きをしている。今日のゲームでは田原もポストプレーだけでなく裏を狙う動きをし始めた（シーズン序盤もそうだった）わけで、早い攻撃が蘇りつつある。&lt;br /&gt;　そういった、チーム全体の復調傾向が見えてきたからこそ、アジエルの不在が大きく感じられる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　今日の後半は、立ち上がりから前線に走った選手への縦パスが増えて早い攻撃を企図していることは見えたが、それはそれで、闇雲に急ぐばかりでタメがなく一本調子に見えた。だから初めの何本かは相手をビックリさせられるが、徐々に慣れられてしまうし、対応されてしまう。そのうえカウンターを食らうリスクも高くなる。&lt;br /&gt;「アジエルがいればより効果的だろう」&lt;br /&gt;と思ってしまった。阿部吉朗がＰＫを外しても、「ボールが動いていればよかったのに」と思っただけでアジエルのことは頭に浮かばなかったのだが。&lt;br /&gt;　いない選手のことを言うのは本意ではないが、田原の復帰、満を持して起用された菊池大介、ようやく良さを見せ始めた鈴木修人（記事を書かなかったが、前節の彼のプレーは高く買う。永田亮太はウカウカできない）といったメンバーが好プレーを見せて上昇気流を起こしているので、真打の登場を待ち望むのはファン心理としては正当だと思う。なにしろ、カード累積者もいるし、早くしないとベストメンバーで戦える機会はなくなってしまう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　今日のゲームについて突っ込んで話を書くのは気が乗らない。まあアウェーの洗礼といいましょうか。ジャッジもそうだし、アウェー席には飲み物も売っていないし（バックスタンド側にでも行けばあったのかもしれないが、知らん）、ボールパーソンの中学生が踊らされているのを見て同情させられたり、それによって妙な腑抜けモードに入ったり、タクシーは道を間違えるし（メーターは止めてた）。　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　４巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川→山口→野澤→臼井→阿部→村松→永田ときた。永田のコールを飛ばしてしまったのはサポーターとしては痛恨事だった。それに気づきながら指摘できなかった自分の腰抜けぶりも。&lt;br /&gt;　次は田村だろう。試合に出られるときにやらせないといけないから。…なんて品のない冗談。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-09-27T21:43:09+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/09/2008-1b35-1.html">
<title>2008年モードで勝った湘南に上積みはあるか？</title>
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<description>　反町はアジエルをメンバーから外した。理由については語っていないが、運動量勝負に持ち込むためにはアジエルがいない方が得策だと考えたのだろう。そしてもちろん次節以...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　反町はアジエルをメンバーから外した。理由については語っていないが、運動量勝負に持ち込むためにはアジエルがいない方が得策だと考えたのだろう。そしてもちろん次節以降への布石でもある。&lt;br /&gt;（2009年９日13日　湘南ベルマーレ１―０横浜ＦＣ　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　雷雨による不運な再試合を木曜日に戦った中２日の横浜ＦＣに対して、湘南は中６日。９月中旬とはいえ13時キックオフ。天気は晴天、ここ数日に比べて高い気温が予想された中で、反町康治は「運動量で相手に勝る」ことを志向したのだろう。エースであるはずのアジエルをメンバーから外したのもそのため。運動量という面でのマイナス要因は減らしておくに越したことはない。&lt;br /&gt;　もちろん、アジエルのコンディションを考慮したという側面もあるだろう。しかし、その決断を後押ししたのは「運動量勝負」に持ち込むまたとない、そして最後のチャンスだという認識があったからだと思う。&lt;br /&gt;　結果は、綱渡りながらも的中。横浜は木曜日に主力選手の何人かを温存したこともあって、なかなか運動量が落ちないばかりか、たびたび好機を演出していた。しかし最後には足が止まり、後半ロスタイムに入ろうかという時間に、集中力を欠いたようなミスで湘南の掻き回し屋・猪狩佑貴にプレゼントパスを出してしまい、そこからの縦パスを中村祐也が苦しい体勢ながら粘って横に出し、最後は飛び込んだ坂本紘司が右足でゴールを決めた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　なんだか2008年のアジエル不在時を思い出すような勝ち方である。アジエルが負傷してブラジルに帰国した後の湘南が予想に反して勝点を積み重ねたのは、振り返って考えると運動量勝負に勝っていたからだ。そして、拠り所が運動量であったために、秋以降は勝点が伸びなくなったというのが私の認識である（トゥットの勝負強さで拾ったゲームもあったが）。&lt;br /&gt;　その、2008年モードに切り替えて勝ったのが今日の試合だと思う。彼我の試合間隔の差という絶対優位を生かした戦い方だと評価したい。&lt;br /&gt;　しかし、その戦い方では秋以降に苦戦するというのが昨年の教訓だ。どこで相手との「差」を作るのか。本来であれば「アジエル」がその答えの１つだ。彼がドリブル突破をすることで相手守備は崩れチャンスが生み出されるという目論見だが、ここ数試合はそれが実現していない。選手のコンディションについては外部からでは測りかねるのだが、リフレッシュするというのも悪くない。&lt;br /&gt;　もう１つの答えが「田原豊」で、最前線で彼がボールキープをすることが相手ＤＦラインに大きなプレッシャーをかけていたのが今季の湘南が得たプラスアルファだ。しかし、次節の大一番・セレッソ戦には田原の復帰は見込み薄。となると、アジエルが機能しないと苦しい。今日の休暇が効果的であることを祈る。&lt;br /&gt;　もっとも、今季の湘南が失った武器「プレスキッカー」がいきなり現れてくれるとか、「気の利いたサイドチェンジ」が使えるようになれば、そこまでアジエルに負荷がかかることもないのだろうけど。まあ、今日アジエルを休ませるところを見ると、やはり反町はリアリストなのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　とか書いていてきたが、今日のゲームは私も絶叫した。坂本さんは、あそこで決めるなんて、やっぱり男前だ。15年ぶりの８ゲート（ゴール裏）観戦で反対側のゴールは相変わらず良く見えないのだが、目前のゴールに蹴り込む男前さんを見るのはちょっと代えがたい感覚だ。&lt;br /&gt;　そして、サポーターの前で喜びに転げまわる坂本、猪狩、中村には目もくれずゴールポストの脇でクールに水を飲みまくるリンコン様がイカす。「勝利のダンス」をしながら水を飲みまくるリンコン様がこれまたツボにはまる。いやあ、運動量勝負のゲームではハンデのような存在になりかけていたリンコン様だが、この先は彼の作り出す「異空間」が絶対に必要になる。よろしくお願いしたいね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　４巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川→山口→野澤→臼井ときた。次は村松かな。真司くんを完璧に止めてほしい。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-09-14T15:45:51+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/09/post-2e33.html">
<title>必要なのはプレッシングの抜き差し――オランダ戦</title>
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<description>　対抗する手段はプレッシングサッカーのみ、という結論は何も変わらないということだろう。日本が怒涛のボール狩りを仕掛けられたのは、前半３０分まで。ハーフタイムまで...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　対抗する手段はプレッシングサッカーのみ、という結論は何も変わらないということだろう。日本が怒涛のボール狩りを仕掛けられたのは、前半３０分まで。ハーフタイムまでは何とか優位に立っていたが、後半に入ると主導権はまったく握れず、建て直すことができぬままに失点を重ねた。しかし、約３０分間とはいえ、オランダを戸惑わせたことにこそ、価値がある。最終的なスコアは実力の差を雄弁に物語るが、それは期待の持てないシュートを撃ち続けた前半の日本に対し、オランダは相手の守備を崩さずともゴールできるという当たり前の事実を示したに過ぎない。今後の岡田ジャパンには、プレッシングの抜き差しを誤らず、攻撃の精度を上げていくことこそが求められる。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　認めたくはないのだが、玉田が鍵だった。ワントップとは思えないような深いポジションを取り続けた男は、間違いなく前半のプレッシングを支えていたといえる。&lt;br /&gt;
　しかし、センターサークルまで戻ってボールを追い回すワントップには、せっかく味方がボールを奪っても、全速力で前線へ駆け上がることはできない。スペースに走り込むのは岡崎や中村堅剛ばかりで、効果的なカウンターは仕掛けられなかった。加えて、ゴールハンターとして振る舞うこともできなかったし、もちろん、ポストになってボールをさばくだけの強さも発揮できなかった。それでも、玉田が守備に貢献したからこそ、ボランチの遠藤や長谷部が的確なポジションをとれたのは間違いない事実だ。良くも悪くもこれが岡田監督の戦術であり、少なくとも選手の足が止まる前半３０分くらいまではそれが成功していた。例えば、スナイデルが長谷部に喰らわせた危険なタックルは、自らの技術の見せ場を奪われ続けていた苛立ちを如実に示す。プライドの高い彼らは、明らかに苛立っていたといえる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　試合を決定付けた最大の要因は、本田の投入だろう。後半に入って、日本は明らかにプレッシングのバランスを崩した。&lt;br /&gt;
　玉田に代わって登場した本田は、交代に合わせて１トップに入った岡崎のあとを受けるはずだったのだろう。試合の駆け引きとしては、開始直後から再びプレッシングを仕掛け、もう一度主導権を握る必要があったと考えるのだが、本田は自らがカバーすべきスペースを放棄した。いうまでもないが、オランダが巻き返しを図ってくるのは当然で、すでにガス欠気味だった日本は、最初にハッタリをかまさなければならなかったはずである。ところが、攻守に献身さを示した前半の岡崎に比べ、本田はあまりにも自由奔放だった。それが、岡田監督の意図したものだったかどうかは、わからない。わからないが、彼のポジショニングによって１０番スナイデルはわずかに――しかし彼には十分に――自由になり、中盤の底からメンデスらが上がる余裕も与えてしまった。そして、日本はスタミナ切れによる最後の一歩の差を露呈し、立て続けに失点。前半のようなプレッシングは二度とみせられなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　前半のようなプレッシングを９０分間続けられるはずがない、という指摘は正しい。しかし、そんなわかりきったことを声高にいったところで、何になるのだ？　プレッシングを加減して真っ向勝負をしたところで、結局は歯が立たないことも、後半をみれば明らかだろう。オランダは日本の守備を崩しきらなくとも得点できたわけだが、日本はそうじゃない。そしてこの事実はまた、守備を崩されなかったとしても、日本は失点してしまうという限界を意味する。まともにいって得点できず、失点も防げないのに、どうすればよいというのか？　この理解があるからこそ、岡田監督は前線からプレッシングを仕掛け、高い位置でボールを奪おうとしているはずだ。それによって相手に窮屈な攻撃を強いて、あわよくばスピーディーなショートカウンターを狙う。この点に関する限りは、他のプランも示さずに批判する輩の神経こそ、わからない。&lt;br /&gt;
　例えば、日本にブラジル、アルゼンチンのようなテクニカルなサッカーができるのか？　スペインのような華麗なパスサッカーができるのか？　あるいは、欧州の中堅国のように低い位置でのプレッシングをメーンにして、失点せずにロングカウンターで得点できるのか？　&lt;br /&gt;
　岡田監督は、悩んだ挙句に現在の戦術を選んでいるのであって、「選手の力がすべて」といわんばかりに、初めからブラジル流を決めていたジーコとは違う。ディティールはともかくとして、プレッシング重視の本質自体は間違っていない、と個人的には考える。オランダ戦は、プレッシング重視の無謀さを示したのではなく、むしろそれによって３０分間も主導権を握れることを明らかにしたのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　岡田監督の戦術を前提にすれば、いま必要なのはプレッシングの“抜き差し”だろう。９０分間にわたってやり続けるのではなく、効率的に相手のリズムを狂わし、できれば効率的に得点を挙げる。そのためには、試合の流れを読んでプレッシングを敢行し、それ以外の時間帯は守備の穴を徹底して埋めつつ、攻撃では無理をせずにFK獲得を狙う。勝負に徹する限りは、それしかないだろう――岡田監督は、そういうふうに考えているのだと思う。&lt;br /&gt;
　実際、日本の守備の綻びは相変わらずだった。失点シーンはもちろん、ところどころで危うさをみせたといえる。クリアボールを簡単に奪われるシーンは少なくなかったし、前半には内田が以前にもみせたような軽はずみなプレーで、ファンペルシーにシュートを許した。オーバーラップ後に背後のスペースを埋めようとする勤勉さは認めるが、彼はいかんせん、FWを見失いすぎる。中澤がもう一人いれば、３バックもありなのだが。&lt;br /&gt;
　そして何より、攻撃は致命的だ。ゴール前でのプレーの拙さは何ら改善していない。戦術上致し方ないとはいえ、チャンスの際にゴール前にいる人数が足りなすぎる。ボールを持ってから前を向けるフィジカルの強さがないために、あまりにも慌しく、芸がない。結果として、撃つ前から入るとは思えないシュートばかりとなってしまう。個人的には、もっと意識的にペナルティエリア外からのダイレクト・ミドルを狙うべきだと考える。そのチャンスはいくつかあったし、それができる人材も中盤には揃っているのだから。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>サッカー</dc:subject>

<dc:creator>荒木又三郎</dc:creator>
<dc:date>2009-09-07T23:57:31+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/08/post-c2d4.html">
<title>帰ってきたリンコンのハイパー化は夢か現か</title>
<link>http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/08/post-c2d4.html</link>
<description>　来日から１週間も経っていないリンコンを３トップ中央で先発させたことは、湘南のチーム状況と彼のコンディションを考慮すれば当然のことだったのだろう。しかし仙台にと...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　来日から１週間も経っていないリンコンを３トップ中央で先発させたことは、湘南のチーム状況と彼のコンディションを考慮すれば当然のことだったのだろう。しかし仙台にとっては奇襲だったようだ。試合中はリンコンの出来が良かったと喜んで見ていたが、よく考えれば仙台の対応がお粗末だったような気もする。&lt;br /&gt;（2009年８日23日　湘南ベルマーレ１―１ベガルタ仙台　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　リンコンの中の人が代わったのかと思った。昨年のリンコンは胸より高いハイボールに対しては、ほとんど競りに行かず、足元の上手さばかりを強調したプレーだったのだ。ところがこの日は、頭の高さのボールすべてに反応し、バックヘッドですらして味方に裏を狙わせたり、ヘディングで味方に落とすプレーを連発。しかも勝率が極めて高かった。&lt;br /&gt;　このハイパー化したリンコンを見て希望を膨らませていたのだが、待てよ、いくらなんでも上手くいきすぎではないか？　仙台のＤＦ陣はまるでリンコンと競ろうとしていなかったし、身体を寄せようともしていなかった。裏を狙う阿部吉朗をケアしようとしていたのかもしれないが、その前にターゲットマンを潰すのが先決のはずだ。どうも仙台側はリンコンの先発起用を予測しておらず、対応に戸惑っていたのではないだろうか。そうとでも考えておかないと、ちょっと説明がつかないし、今後の落胆が怖い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　まあ仙台の戦い方に「妙な違和感」を感じたのはリンコンに対する対応だけではない。&lt;br /&gt;　エースＦＷ中原貴之を先発起用しないところも、妙だ。この日の先発はサーレスと中島裕希だったが、この２人は前線で守備に奔走して存在感を見せていたが、攻撃時には影が薄かった。ハーフタイムから出場した中原がチームメイトから点取り屋として認められているのとは対照的だった。つまり、中原はサイドから始動して、タイミングを計りながら中央に飛び込んでいくのだが、そのときに仙台の選手は皆、その中原の動きを待っているし、見ている。だから高確率でクロスが入ってくる。エースの処遇だ。&lt;br /&gt;　好意的に見れば、拮抗する相手に対して前半は守備を優先し、相手を疲労させてから勝負に出るということなのかもしれない。一時期の日本代表の焼き直しというか。。。。そういえば２トップの構成も柳沢敦・鈴木隆行のコンビと近いイメージだし、中盤の選手が決定的な仕事を期待されるところも似ている。ああそうそう、セットプレーが得点源であるところも。&lt;br /&gt;　この日妙だと思ったのは仙台の交代策。ハーフタイムに「サーレス→中原」のＦＷどうしの交代をするのはまだわかる。しかし、その後両チームが１点ずつ取った後に「ＦＷ中島→ＭＦ富田晋伍」で３ボランチ・１ボランチのような布陣に変えたのかと思ったら（はっきり確認できていない。布陣を変えず関口訓充を前線に上げていた？）、その６分後に「ＭＦ永井篤志→ＦＷマルセロソアレス」で再び２トップに戻す。どうも意図がよくわからない。&lt;br /&gt;　総じて、仙台には感心せざるを得ない。こんなヘンテコな戦い方なのに２位に位置しているのだから。選手の能力が確かなのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　話をリンコンに戻す。&lt;br /&gt;　昨年負傷する前のどの試合よりもコンディションが良いように見えた。それに加えて、やる気も昨年比５割増だ。反町がどういう操縦をしているのかわからないが、「ハイボールはキープしなくて良い」と言っているのではないか。そしてそれがフィットしたように見える。ハイボールをキープせずにワンタッチで流す一方、足元のボールはねちっこくキープする。そのメリハリが効果的なのか、昨年から特長であった足元のキープが、より際立った。アジエル以外の味方選手にもパスを出せるようになっているし、なんだか凄く期待が持てる。&lt;br /&gt;　ただし、リンコンがすらしたボールに反応すべき選手、この日でいえば阿部吉朗や坂本紘司、寺川能人の消耗を誘うので、その意味ではシンドイ。もう夏が終わってしまえばよいのかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　４巡目は田村→坂本→ジャーンときた。順当なら次は寺川だ。アジエルが出場停止であるから、順当にいくだろう。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-08-25T23:47:10+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/08/post-a679.html">
<title>野澤洋輔のコメントを考える</title>
<link>http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/08/post-a679.html</link>
<description>　ほぼ完勝、といってはハードルが低すぎるか？　ゲームプランどおりに勝点３を得たものの、語るべき内容には乏しかったかもしれない。そんな中で私が注目したのは試合後の...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　ほぼ完勝、といってはハードルが低すぎるか？　ゲームプランどおりに勝点３を得たものの、語るべき内容には乏しかったかもしれない。そんな中で私が注目したのは試合後の野澤洋輔のコメント。「ファールが多すぎる。セットプレー１本の恐ろしさをみんな分かっているので、今日はたまたま止められたけど本当に気をつけなければいけない」。なんということのない普通の発言だ。しかし、コンテクストを考えると、なかなか深読みさせられる。&lt;br /&gt;（2009年８日９日　湘南ベルマーレ１―０サガン鳥栖　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　今季の湘南の好成績の要因の１つに、相手セットプレーからの失点の少なさが挙げられる。なかでも相手ＦＫを起点にした失点は、公式記録上は１点だ（先日の富山戦で直接ＦＫを決められたのが唯一）。&lt;br /&gt;　この鳥栖戦まで33試合の、「相手ＦＫからの失点」について計算すると、90分当たり0.03という驚異的な数字になる。過去と比較すると、この数字がいかに驚異的かわかる。2008年は0.24、2007年は0.23、2006年は0.42、2005年は0.16、2004年は0.20、2003年は0.16、空中要塞パラシオスが弾きまくった2002年でも0.09である。&lt;br /&gt;　当然ながら、ＦＫを与えることが減っていると予測できる。実際、相手に与えた直接ＦＫは90分当たりで13.42である。2008年は14.62、2007年は14.06、2006年は16.42、2005年は15.41、2004年は16.68、2003年は17.16、2002年は17.75であった。この数字は、「どの位置で」ＦＫを与えているかを考慮しないものだが、ペナルティエリア近傍でのファールはこの数字以上に減っているように思われる。根拠は私の直観だが、そう外れてはいないはずだ。&lt;br /&gt;　ファールを減らすことは、反町康治が監督就任直後から明言していたことで、野澤のコメントは、それについて選手が強く意識していることを窺わせる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ただし、「今日はたまたま止められた」については判断を保留する。失点の可能性を減らす秘策があるのではないか？&lt;br /&gt;　与ＦＫの数が減ったことだけが理由ではないような気がする。壁の作り方に大きな変化があるようには思えない(私には見分けがつかない）ので、スカウティングが効いているのではないかと想像する。相手にＰＫが与えられると、野澤はベンチに走り寄ってＧＫコーチから「飛ぶ方向」について指示を受けているのだ。ＦＫについても同様にスカウティングの成果が発揮されていると見るのが自然だろう。&lt;br /&gt;　ＦＫからの唯一の失点が、梁勇基でも島田裕介でも片桐淳至でも徳重隆明でもなく、富山の姜鉉守のＦＫということがその傍証といっては乱暴だろうか（まあ、あのＦＫ自体は見事なもので、予測していても止められなかったかもしれないが）。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　今回の野澤のコメントが気になった最大の理由は、上記のような内容ではない。&lt;br /&gt;　やっと「選手どうしで要求し合えるようになった」ということだ。私も、そんなに厳密に選手コメントを検証しているわけではないが、公式コメントで選手が他の選手に向けて要求を述べるのは随分久しぶりだと思う。歴史的な経緯もあって致し方ないのだが、「チームの和」とか「前向きさ」を表そうとするコメントが多くて食傷気味だったので、待ちかねたという感想だ。&lt;br /&gt;　チームが強くなっていく過程では、どこかで「選手どうしが要求し合う」段階に到達しなければならないので、いい傾向だと思う。もちろん、「メディアに向けて言う必要はない」という考え方もありうるが、サポーターやらファンやらも意識を共有するという意義は大きいと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　試合内容にも触れておく。&lt;br /&gt;　このゲームの最大の殊勲者は島村毅だろう。ハーフナー・マイクにほぼ完全マンマークで対応し、封じ込めた。栃木の若林やら徳島の羽地やらにやられまくったのが惜しまれるほどだった。&lt;br /&gt;　ただし、島村の役割を限定して彼の長所を発揮しやすくしていたことは見逃せない。３バックのうち２人が相手２トップをマンマークしてジャーンが余っていたので守備は安定したが、その一方で攻撃の人数不足も目についた。田原豊がいれば、そのキープ力で打開する方法もあるが、阿部吉朗がサイドに流れてポイントを作る攻撃だと、どうしても中央の人数が足りない。その辺りは課題となるだろう。&lt;br /&gt;　といっていたらリンコンを獲得ですか。リンコンを３トップの中央に置くとなると、ウィングにドリブル突破が求められるのだろうか。となると、菊池大介あたりの起用がありうるのだろうか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　３巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川→野澤→臼井→アジエル→阿部→村松→田原→田村ときた。このまま４巡目に入って、次は坂本だろうか。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-08-14T19:58:51+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/08/post-2421.html">
<title>カカとベッカムとマルディーニを失ったミランに求められる“大幅な出直し”</title>
<link>http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/08/post-2421.html</link>
<description>　カカを失い、ベッカムは去り、そしてマルディーニはスパイクを脱いだ。監督交代という事実を持ち出すまでもなく、今シーズンのミランには“大幅な出直し”が求められる。...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　カカを失い、ベッカムは去り、そしてマルディーニはスパイクを脱いだ。監督交代という事実を持ち出すまでもなく、今シーズンのミランには“大幅な出直し”が求められる。移籍市場でのもたつき、プレシーズンマッチでの苦戦が伝えられるなか、何とかチャンピオンズリーグ出場権を獲得した昨シーズンを振り返っておく。近日中にとっておきの新戦力が加わることを期待しつつ・・・。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
　昨シーズンのミランは、開幕前の予想よりも遥かにうまくやったといえる。期待された主力FWの獲得に失敗したうえ、ネスタ不在のDFラインもどうにかこうにか持ち堪えた。プレシーズンマッチの緊急事態――使えるFWが一人もいないため、アンブロジーニが度々、前線に立った――を思えば、最終戦までもつれ込んだとはいえ、チャンピオンズリーグ出場権を獲得できたことは、、十分に満足のいく結果だったはずである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし、そんなふうに思えるのも、しょせんはここ数年の度重なる「失敗」に慣らされてきたからなのかもしれない。なんといっても、これほど多くの新戦力が活躍したシーズンは、えらく久しぶりだ。中途加入したベッカムは、正確なクロスとサイドチェンジでカカに依存しきっていた攻撃を変革したし、いうまでもなく、そこにはザンブロッタ、フラミニの献身的な動きがあった。カフーが去って以来、長く機能不全に陥っていた右サイドは活性化し、カカが不在がちだった後半戦を引っ張った。また、数年ぶりにチームに復帰したGKアビアーティにしても、負傷するまでは抜群の安定感でゴールマウスを守ったといえる。ただし、これら新戦力のうち、フラミニ以外はすでにベテラン選手という点は玉に瑕だが・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　とはいえ、昨夏の補強がリーグ優勝を狙うクラブの水準に達していなかったのは、間違いない。大型FWの獲得に失敗し、てんやわんやでレンタル先から呼び戻したボリエッロは、チームにフィットする前に早々と負傷離脱した。８試合で１ゴールという成績では、評価できる要素はまったくないといえる。まともな出場機会を与えられなかったシェフチェンコに関しても同様で、試合数はともかくプレー時間があまりにも少なかったという情状酌量の余地はあるものの、リーグ戦で無得点という結果ではチームへの貢献度ゼロといわざるを得ない。さらに、アーセナルから急遽借り受けたセンデロスは、予想どおり、目も当てられないほどにひどかった。プレミアリーグですらプレーの雑さがめだっていたDFが、セリエAで通じるはずもない。個人的には、レンタル先から呼び戻されたのにほとんど出場機会の与えられなかったアントニーニには、かなり同情するが・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし、何より問題だったのは、落ちぶれたスーパースター・ロナウジーニョの加入である。いささかのゴール数以外に彼がチームへもたらしたものは、混乱のみだった。カカを頂点にしていた攻撃陣のヒエラルキーは崩壊し、母国の先輩の存在はパトにもカカにも足枷となった。さらに、よせばいいのに王様然として左サイドでパスを待ち続けるため、アンブロジーニとヤンクロフスキーが飛び出すスペースは奪われてしまう。そしてまた、彼にとっては守備の約束事などないに等しいらしく、敵のカウンター成功率を上げるのにも大いに貢献した。結局のところ、序盤に重ねたゴールにしたところで、前線で最も動きが少ないがゆえにフリーになれるケースが多く、労せずして功をなしたというのが正しい解釈だろう。バルサ時代のように、自らゴール前に切り込んでシュートした得点は、皆無だった。&lt;br /&gt;
　こうしたロナウジーニョの姿は、シーズン途中から加わったベッカムのそれとは正反対であり、むしろ金髪の貴公子が反面教師にしていたのではないかとすら思わせた。シーズン後半にベンチスタートが増えると、さすがに守備に戻ったりもするようになったのだが、気まぐれに発揮される勤勉さは却って周囲の選手を困惑させていたように映った。率直に言って、ボリエッロやシェフチェンコはもちろん、生粋のゴールハンターであるインザーギと比べても、守備への貢献度は低かったといえる。10ゴールという結果が真実を覆い隠すベールになっているが、そもそもボリエッロやシェヴァとは与えられたチャンスが異なるわけで、彼こそが新戦力のワーストだったといわざるを得ない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　結局、なんだかんだ言っても、ミランを救ったのはベッカムだろう。デビュー後、速やかにチームの戦術に馴染み、正確無比なキックでチームの戦術の幅を広げた。中・長距離パスの出どころがピルロと２つになり、だらだらと攻めあぐねる時間帯は大幅に短縮。ひたむきなランニングで攻守に大きく貢献するパフォーマンスは、闘犬ガットゥーゾの不在を埋めるに十分なものだったといえる。&lt;br /&gt;
　また、表面的にはめだたないものの、永遠の青年・マルディーニのフル稼働こそが、チームの安定を支える原動力となったのは間違いない。ネスタはもちろん、カラーゼ、ボネーラが相次いで負傷するなか、ファヴァッリと２人でディフェンスラインを献身的に支えた。致命的な判断ミスを繰り返すセンデロスの拙さを見せ付けられるたびに、40歳の鉄人の凄さを思い知らされた。マルディーニの貢献がなければ、ベッカムをはじめとした新戦力が「プラスα」になることもなかったろう。&lt;br /&gt;
　もちろん、中盤戦以降、ゴールを量産したインザーギの活躍も忘れられない。ユーロに呼ばなかった代表監督リッピをあざ笑うかのように活躍し、驚異的な得点力を発揮した。試合の趨勢を無視して得点できる彼の持ち味は、老いてもなお頼もしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　こうしてみてくれば明らかなように、今シーズンのミランには“大幅な出直し”が求められる。変革をもたらしたベッカムはアメリカへ去り、屋台骨を支えてきたマルディーニは選手生活にピリオドを打った。それは、アンチェロッティからレオナルドへ監督が交代したという以上に、大きな意味を持つだろう。しかし、にもかかわらずクラブ首脳は最強のカードであるカカを売り払ってしまったのだから、まずは彼ら中心選手の代わりになる新戦力の獲得が欠かせない。仮にリーグやCLでの優勝を狙うというなら、さらに上乗せ分の戦力が必要になろう。&lt;br /&gt;
　クラブ首脳はロナウジーニョを核に据えたチームの構築を標榜しているが、プレシーズンマッチではすでに６敗とか。新戦力の獲得も思うように進んでいるとはいい難く、前途多難とはこのことだ。&lt;br /&gt;
　近日中に新たな戦力の獲得が発表されることを期待し、今季の展望については改めて筆をとりたい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>ACミラン</dc:subject>
<dc:subject>サッカー</dc:subject>

<dc:creator>荒木又三郎</dc:creator>
<dc:date>2009-08-11T20:19:40+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/08/post-e66a.html">
<title>遂に動いた反町康治</title>
<link>http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/08/post-e66a.html</link>
<description>　相手選手の不可解な退場で数的優位を得、決定的なチャンスをいくつも逃しながら、なんとか１点をもぎとっての辛勝。褒められた内容ではないが、改めて斉藤俊秀のコメント...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　相手選手の不可解な退場で数的優位を得、決定的なチャンスをいくつも逃しながら、なんとか１点をもぎとっての辛勝。褒められた内容ではないが、改めて斉藤俊秀の&lt;a href=&quot;http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2007/05/post_5e7e.html&quot; target=&quot;new&quot;&gt;コメント&lt;/a&gt;を思い起こす。連敗しているときには、カッコよくは勝てない。&lt;br /&gt;（2009年８日５日　湘南ベルマーレ１―０水戸ホーリーホック　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　４連敗を喫した湘南は、遂に反町康治が動いた。ここまでほぼフルタイム維持してきた４―３―３をやめて３―４―３とし、故障や出場停止以外では中心選手を起用し続けてきた選手起用も大幅に変更した。３バックは、ジャーンと村松大輔に加え、右には初先発の島村毅。ボランチは２枚に増やして田村雄三と永田亮太。ＳＢの選手を中盤に上げて右は臼井幸平、左は久々に鈴木伸貴。ＦＷは中央の田原豊とフリーマンのアジエルは変わらないが、左には坂本紘司を起用してきた。寺川能人は初めてスターティングメンバーを外れた。&lt;br /&gt;　そのようなフォーメーションの変更、選手起用よりも私が注目したのは、ゲームキャプテン。「誰もがキャプテン」の建前で日替わりキャプテン制度だったが、この日は順番を飛ばして田村雄三がキャプテンマークを巻いた。このゲームに賭ける意気込みを最も表していたのはこれだと思う。（※事実誤認）&lt;br /&gt;　というのも、フォーメーションの変更は連敗とは関係のない「水戸対策」という可能性もあるし、フォーメーションが変れば起用する選手も変わるだろうから。実際、水戸の２トップに対してこの日の湘南の３バックは相性がよさそうだった。水戸のターゲットマンである高崎寛之に対してはハイボールの競り合いに特長のある島村をつけて、さらにジャーンがフォローする。そして荒田智之には村松がついて「地上戦」で封じ込める。さらに両サイドでは常に１対１の関係を維持することで、各チームが湘南に対して用いるアーリークロスを封じる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　というようなことに注目していたのだが、前半のうちに水戸のＣＢ大和田真史が１発レッドで退場。パスを出した後のアジエルに対して肘を入れたということのようだが、レッドは厳しいと思った。&lt;br /&gt;　ともあれ、これでウダウダ述べたようなフォーメーション変更に対する興趣は一気にそがれた。数的優位に立った以上、湘南にとっては、結果を出すことがすべてのゲームになってしまった。でまあ、この後の湘南は再三のチャンスを逃し、水戸のカウンターにヒヤリとさせられる(水戸のシュート数は３本だが、シュート以前のプレーに対する湘南の応対が不安定だった）。結果的には１点を取って逃げ切ったので、それをもって及第点を与えるべきだろう。&lt;br /&gt;　チャンスを決めきれないこと、やらずもがなのカウンターを水戸に与えたこと、終盤の時間の使い方に意思統一が感じられなかったこと。不満な点は多々あるが、それはグッと飲み込む。連敗中のチームが勝つのは簡単じゃないんでしたね。斉藤先生。&lt;br /&gt;　それにまあ、この連敗中の湘南は、パフォーマンスの低下もあったが、それ以上に「ツキ」を失っていたので、その「ツキ」を取り戻すためには勝つことが重要だろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　てなわけで、今日は試合内容に触れても仕方ないのだが、この後の見通しについては考えてみる。&lt;br /&gt;　１つ勝ったとはいえ、チームがノリノリになったわけではないので、今日のフォーメーションはまだ続けるのではないか。次節の鳥栖、その次の草津と、攻撃陣の構成が水戸と似たようなチームとの対戦が続くので、３―４―３を続けると予想する。ただ、反町にとって、このフォーメーションは緊急避難だと思われるので、どこかで元に戻したいはずだ。順調にいけば、仙台戦あたりがそのタイミングと見る。これは予想でもあるけれど、願望でもある。そのぐらいまでに復調したい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　３巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川→野澤→臼井→アジエル→阿部→村松→田村ときた。何人か飛ばされた。この後しばらくは田村で続けるのではないか。（※事実誤認）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;※追記&lt;br /&gt;　映像を見たらキャプテンマークは田原だった。交代時に受け渡しをしなかったのですな。何見てたんだよ。わし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-08-06T00:10:17+09:00</dc:date>
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