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<title>高スポ★オンライン</title>
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<description>サッカーを中心にバスケ等々についても書くnewspaper「高スポ」。正式名称は確か「高島田スポーツ新聞」（うろ覚え）。複数ライターが寄稿しています。</description>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/11/post-27b9.html">
<title>ベッカムを待ちながら～ミランの復調は是か非か</title>
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<description>　敵地でレアルを降す快挙をなしたとはいえ、ミランのはまり込んだトンネルはまだまだ長い。一見、華やかな３トップは、たまさかのカウンター時にしか機能しない見掛け倒し...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　敵地でレアルを降す快挙をなしたとはいえ、ミランのはまり込んだトンネルはまだまだ長い。一見、華やかな３トップは、たまさかのカウンター時にしか機能しない見掛け倒しだ。年明け後のベッカム復帰が確実視されるなか、レオナルドの正念場はまだまだ続く。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　チームの顔ぶれを無視したレオナルドのチャレンジは、攻撃を活性化することなく、むしろ守備の混乱をもたらした。最終ラインを引き上げ、中盤からのボール奪取をめざすという戦術は、今のミランにはあまりにも無理があり過ぎたといえる。&lt;br /&gt;
　若さに欠ける中盤にとっては、積極果敢なプレッシングをかけ続けることは厳しい。しかも、攻撃ばかりを意識するロナウジーニョとパトからはろくなフォローを得られないため、単独でボール奪取を試みるガットゥーゾやアンブロジーニがかわされまくる。結果として、ＤＦ陣が１対１を迎えるシーンが増えていくわけだが、マルディーニを失い、チアゴ・シウバの加わった最終ラインはこれから連携を深めていくべき状況にあった。コンパクトな陣形でカウンターを仕掛けまくるような戦術への転換は、荷が重すぎたといわざるを得ない。今シーズンはミスから余分な失点を献上するシーンがやたらと多いが、すべては拙速な戦術変更に端を発したものと考える。&lt;br /&gt;
　一方、攻撃面の不甲斐なさはさらにひどい。テーマである中盤のボール奪取ができないために陣形は間延びし、守備に追われるサイドバックは上がれず、前線は孤立してしまう。まともなポストプレイヤーがいるわけでもないため、せっかく奪ったボールもマークを背負ったロナウジーニョとパトへ預けることとなる。ところが後ろからのサポートが遅いため、彼らも成功確率の低い無謀な曲芸を繰り返さざるを得ない。足元でボールをもらうことしか考えないロナウジーニョのふてぶてしさも健在だ。オーバーラップの途中でパスカットされるサンブロッタが気の毒でならない。チーム戦術としてショートカウンターを標榜しながらも、チームは守備から攻撃にシフトチェンジするタイミングを見出せない状態が続いている。&lt;br /&gt;
　結局、レオナルドの志向するサッカーは、若さと勤勉さが絶対条件なのだ。高齢化著しいミランに相応しいとは言い難い。これに対して、イライラさせられることがしばしばだったとはいえ、前任者のアンチェロッティは正しかった。ボール支配を優先し、体力的に無理のない戦術に磨きをかけてきたのは、現在のミランには適していた。レオナルドは、よせばいいのに初めからこれを放棄したのであり、あまりにも性急な選択だったことは誰の目にも明らかだったろう。&lt;br /&gt;
　そもそも、営業目的のアメリカ遠征を敢行したことに無理があったのは否めない。一からチームを作り上げるのなら、十分な準備期間をとるべきだった。ネスタが口にしたように、必要なのはフレンドリーマッチではなく練習時間だったのであり、プレシーズンに黒星を重ねるのは必然だったといえる。結果的にせわしないスケジュールのおかけでチームのコンディションは序盤から最悪となり、多くの選手はここに来てようやく調子を上げてきている有様だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　リーグ戦でローマを降し、チャンピオンズリーグでは敵地でレアルを降したものの、それはレオナルドのチャレンジが軌道に乗ったことを意味しない。時折、前線の２人ないし３人のみで完結するカウンターが炸裂しているが、大半の時間は守備に追われているのが実際だ。中心選手がコンディションを上げ、それに伴ってようやく新しい戦い方に慣れ始めただけというのが現実だろう。内容では負けながら、結果だけはモノにしているという姿は、まるで強豪に対する格下チームといえる。いうまでもないが、ロナウジーニョからパトへのロングパスなど、わかってさえいればそうそう通るものではないし、早晩、壁にぶち当たるのは間違いない。&lt;br /&gt;
　レオナルドが自らのプランにこだわるならば、速やかな若返りは欠かせない。その意味で、序盤のアバテの抜擢は正解だった。どうもオッドにポジションを奪い返されたようだが、ここは無理を承知で彼にこだわるべきだと思う。また、今のところはミスのほうがめだつチアゴ・シウバにしても、センターバックながら攻撃への貢献が期待できる逸材だ。ヘディングの強さはもちろんだが、パワフルなオーバーラップに加え、前線へのフィードをライナーで供給できるキック力を持つ。逆に、ようやく獲得したストライカーのフンテラールがベンチすら暖められないのは問題だ。トレード要員になるとの噂も出回ったが、今やそれすらも関心を集めないほど影が薄くなっている。ボリエッロの復帰によって余剰戦力になりつつあり、何よりインザーギは相変わらず頼りになる男だ。そしてもちろん、フラミニの出番が少ないのも大いに気にかかる。&lt;br /&gt;
　いずれにしても、現状の３トップを続ける気なら、冬の移籍市場で両翼における人材を獲得する必要がある。たとえレオナルドがロナウジーニョとパトの併用にこだわるのであっても、控え要員がいない状況には無理があろう。しかし、それ以上のポイントはベッカムの帰還である。彼を使わなければならないとしたら、曲がりなりにも機能しつつあるチームに混乱をもたらしかねない。もっとも、彼を加えて２トップを試すのならば、フンテラールやフラミニの出番も増えよう。チームの未来を考えるとパートタイマーに期待するのもどうかと思うが、ロナウジーニョと心中するより夢がある。場合によっては一気にチームが生まれ変わる可能性だってあるはずだ。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>ACミラン</dc:subject>
<dc:subject>サッカー</dc:subject>

<dc:creator>荒木又三郎</dc:creator>
<dc:date>2009-11-08T18:10:51+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/10/post-f533.html">
<title>田原豊の異能ＦＷ力をロジカルに消化？</title>
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<description>　こういう勝ち方をした以上、昇格しなければならないと思います。後半ロスタイムに決勝ゴールを決めた田原豊のコメントだ。伸びきった長髪姿でそれを言われると「おお、あ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　こういう勝ち方をした以上、昇格しなければならないと思います。後半ロスタイムに決勝ゴールを決めた田原豊のコメントだ。伸びきった長髪姿でそれを言われると「おお、あなたが預言者ですか」と思ってしまう。この日のゴールと勝利は、まったく必然ではなく、論理的な帰結でもなく、「勝つ意志が強いほうが勝った」というような精神面で語るのも違うと思う。シーズン終盤らしく、人知を超えたものが蠢き始めている。&lt;br /&gt;（2009年10日21日　湘南ベルマーレ１―０サガン鳥栖　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　試合開始から攻勢をかけてチャンスを作り出した湘南だったが、ゴールを決められないうちに徐々に鳥栖がペースをつかんだ。&lt;br /&gt;　鳥栖がペースを取り戻した原因は、鳥栖のターゲットマンであるハーフナー・マイクと湘南ＤＦジャーンのマッチアップにある。序盤はジャーンの完勝だったが、時間が経つうちにハーフナーがハイボールに触れる回数が増えていた。完璧な「合わせ」こそなかったが、十分脅威だった。&lt;br /&gt;　そしてもう１つ。鳥栖のボランチ・ホベルトへの対応が徐々に甘くなっていたことも見逃せない。鳥栖の隠れキーマンであるホベルトに対しては坂本紘司と寺川能人が目を配っていたのだが、そのマークが時間の経過とともに外れることが増えていた。そのことで直接的にピンチを招いたわけではないが、鳥栖にとっては「自分たちのペース」と思えるようになっていたはずだ。反町康治の「相手のストロングを強調しすぎて守りに入ってしまうのは面白くない」というのは、こういうところを指すのだろうけど。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ただ、相手の長所云々は別としても、試合終盤は中盤の守備で後手を踏む場面が多かった。坂本・寺川は攻撃に転じたときの迫力こそ残していたが、守備時には運動量の減少が見えた。私は鈴木修人を投入すべきだと考えていた。それは決して守備だけを強調しての意見ではない。彼は流れの中でのミドルシュートを持っているし、この試合展開であれば彼のプレースキックが試合を決める公算が強いと思ったのだ。&lt;br /&gt;　そもそも私は鈴木修人の先発起用を予想していたのだが、アンカーの位置で起用されたのは永田亮太だった。その永田は、守備にウエートを置いたというコメントを残しているが、その守備意識は過剰だったと思う。走りこんでミドルを狙うシーンがあったが、始動地点が低すぎた。それ以上に気になったのは、相手ＦＷの前進を気にするあまりバイタルエリアを空けてしまう場面があることだ。上がってくる相手ＦＷをチェックするのはよいのだが、受け渡さずにＤＦラインまで付いていってしまう。ＤＦラインの人数が余ってから本来の位置に戻るのだが、それまでの間、ＤＦラインの前のエリアがポッカリと空いていて危なっかしくて仕方ない。鳥栖の攻撃がサイドからハーフナーへのクロスを狙っていたので事なきを得たが、山瀬幸宏あたりが中央突破を狙ってきたらと私は怖れていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そんなわけで私は中盤守備にヒヤヒヤしながら見ていたのだが、反町はそこには手を打ってこない。唯一の交代策は76分に中村祐也を下げて１か月半ぶりのアジエルを投入したことだけだ。結果的にはこれが的中。寺川からのパスを受けたアジエルが前線の田原豊にラストパスを送り、その田原が決勝ゴールを決めたのだから。&lt;br /&gt;　結果だけから判断するなら「反町はよく耐えた」といえるのかもしれないが、どうも釈然としない。「フリーズ」していたのではないかという疑念は残る。中盤の運動量の補完をしなかったのは納得できない。坂本・寺川をピッチに残したいというのはわからないでもないが、それならば阿部吉朗を外して坂本を前線に上げるという手段もあったはずだ。反町が右手に持っているはずのロジックは、一体どのように発揮されたのだろうか。&lt;br /&gt;　この日好調だった中村祐也を下げて、今ひとつ輝きの見えなかった阿部吉朗をピッチに残したというのがポイントなのかもしれない。阿部の守備力を評価してピッチに残したのかと思っていたが、違ったのかもしれない。&lt;br /&gt;　中村がたびたびスタイリッシュなシュートを放ちながらＧＫの正面をついた。美しさや上手さではない何ものかが必要な試合だったのかもしれない。そう考えると、田原・阿部という「異能のＦＷ」たちの言語化できない力を頼みにしたのだとしたら、それがロジックなのかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　５巡目は田村→坂本→ジャーンときた。次は順番どおりに寺川だろう。もはやこの予想がゲームとして成り立つ時期は終わったか。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>サッカー</dc:subject>
<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-10-24T08:30:22+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/10/post-8fac.html">
<title>次節の鈴木修人への期待と不安</title>
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<description>　しっかりしろ反町！　「ゴール裏で応援してくれたサポーターは喜んでくれたと思っています」だと？　今日は平日夜のゲームでサラリーマンをターゲットにしていたのに、前...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　しっかりしろ反町！　「ゴール裏で応援してくれたサポーターは喜んでくれたと思っています」だと？　今日は平日夜のゲームでサラリーマンをターゲットにしていたのに、前半２分の１ゴールだけでは、仕事を終えてから慌ててやって来てもゴールを見られなかったリーマンが多いはずだ。どうせ軽口を叩くなら「後半に２点目が取れなくてどうもすみません」ぐらいのことを言ってもいいんじゃないか？　まあ私は仕事を休んだから見られたけど。&lt;br /&gt;（2009年10日７日　湘南ベルマーレ１―０徳島ヴォルティス　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　中村祐也のゴールはまったく見事だった。雨天要員とかそういうことではない、文句なしのファインゴールだった。田原豊が胸トラップで中村にボールを落とし、反転してゴールへ向けて走ったことが徳島ＤＦ陣を引きつけたということはある。が、それによって１対１になった状況で、中村は落ち着いた切り返しで倉貫一毅をかわしてミドルシュートを決めた。彼は割とよくミドルを狙うが、どうも当たり損ねが多い印象だったのだけど、決めるときは決めるのだな。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　早々にリードを許したことで、徳島のゲームプランは崩れたのだろうか？　よくはわからないが、少なくとも前回対戦のような５バック２ボランチで守りを固める意図はなかったようだ。４―１―４―１のフォーメーションに見えた（反町は「向こうがアンカーひとりかなと思ったらダブルボランチだった」と言っているが）。アンカーの倉貫が田原に引きずられるのかＤＦラインに吸収されがちで、空いたバイタルエリアで中村や菊池大介、寺川能人などがボールを受け、簡単に前を向けるような状態だった。もしかすると、リードを許したことで、徳島の中盤（青山隼と六車拓也）が前がかりになっていたのかもしれない。そういえば右ＳＢのペ・スンジンも高めの位置取りだったし、徳島にとってはペースを乱される先制点だったのかも。&lt;br /&gt;　いずれにしても１トップの羽地登志晃を軸にした攻撃を意図していたようで、彼は頑張っていた。ターゲットとしてハイボールを競り合うのはもちろん、しきりに裏を狙って動き出していたし、前線からのディフェンスでも動き回っていた。その運動量は、「いけるところまでいって動けなくなったら交代する」という潔さを感じさせたのだが、いかんせん湘南の守備が安定していた。とりわけ、ジャーンの存在が羽地にとっては難題だった。前回の対戦時とは勝手が違ったことだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　全体に、先手を取ったことで湘南は理想的な試合運びに持ち込むことができた。徳島の長所を消し、自らはチャンスを作り出すことができていた。そのうえ、77分に２枚目のイエローカードで徳島ＭＦ六車が退場してからは、徳島には中盤がなかった。&lt;br /&gt;　にもかかわらず２点目を奪えなかったことは問題である。「２点目が取れない病」はまだ完治していなかった。序盤は思い切りが良かったのに、徐々に安全志向に傾いていった。結果的に逃げ切ったが、どうも私には綱渡りという印象が強い。後半ロスタイムの、ゴール正面での徳重隆明のＦＫが決まっていたらすべてを失っていたところだ。あれは２年前の仙台での加藤望のＦＫになっていたかもしれないのだ。&lt;br /&gt;　風雨にさらされたコンディションを考慮すれば、ある程度は致し方ないのかもしれないが、そういうことをいえる時期でもないはず。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　次節は湘南の要・田村雄三が出場停止だ（私がフラグを立てたわけじゃない、と思いたい）。反町の用兵パターンでは鈴木修人の先発起用が濃厚だが、ここがキーになるだろう。そして修人自身にとっては正念場だろう。途中出場で持ち味を発揮できるようになっていることを私は評価しているが、90分ではどうか？　徳重がＦＫを外したのはラッキーだっただけだと肝に銘じてもらいたい。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　４巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川→山口→野澤→臼井→阿部→村松→永田→田原→田村と１巡した。次節は坂本紘司でしょう。ええ、余計なことは言いませんよ、私は。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-10-08T20:00:00+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/10/post-8530.html">
<title>ファジアーノ岡山の竜頭蛇尾</title>
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<description>　竜のような前線のタレント達と蛇のようなＤＦライン、実にアンバランスなチームに見えた。どっちが「暴れん坊だ？」と思わないでもないが、順位に不相応ともいえる岡山の...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　竜のような前線のタレント達と蛇のようなＤＦライン、実にアンバランスなチームに見えた。どっちが「暴れん坊だ？」と思わないでもないが、順位に不相応ともいえる岡山の動員力が背景にあると思えば、整合性はあるのかもしれない。&lt;br /&gt;（2009年10日３日　湘南ベルマーレ３―１ファジアーノ岡山　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　岡山はシーズンの途中で、出場機会のないＪ１選手を積極的に補強した。この日はＧＫの廣永遼太郎（ＦＣ東京から）こそベンチに入らなかったものの、ＦＷの三木良太（ガンバから）、ＭＦの青木孝太（ジェフから）、サイドバックの野田紘史（レッズから）は先発出場し、技量の高さを見せた。彼らを中核にして、岡山の前線は少ないタッチ数でパスをポンポンと回し、３人目の有効な動きもあって、ツボにはまればあっという間にシュートに至ることができていた。&lt;br /&gt;　これで守備が安定すればカウンターサッカーで効果的に勝点を積み重ねられるところだが、その守備はやけに軽かった。簡単に突破を許していた。もちろん、ゲーム序盤の寺川能人の素早いプレーなど、湘南の攻撃に見るべき点があったのだが、それだけではなく、やはり岡山側に問題があったと思う。中村祐也のスクリーンプレーで田原豊がフリーになって決めた２点目などは、ちょっと守備が軽すぎるのではないか。&lt;br /&gt;　岡山のチーム事情はわからないが、前回平塚に来たときに好プレーを見せていたＣＢ植田龍仁朗がメンバーを外れていたし、以前はＦＷとして前線のキーマンだった喜山康平がボランチの位置に下がっていたのも守備面ではマイナスになっていたのではないか（攻撃面では配球役としていい働きだったように思うが）。&lt;br /&gt;　そんなわけで、湘南のチーム事情を考慮しなければ、５点ぐらい取れてもおかしくないと思いながら見ていたのだが、同時に、岡山が２～３点取ってもおかしくないとも思っていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　こうした岡山のチーム編成は、アンバランスではあるが悪くないと思う。ここまで１試合平均6,352人という、順位が16位ながらＪ２の中で７番目の観客動員を記録しているファジアーノだが、初年度の「物珍しさでやって来たライト層」を定着させるためには、攻撃に偏重したチーム作りをするのは妥当な策だからだ。&lt;br /&gt;　1994年の「湘南の暴れん坊」を想起させる。ということは、今の岡山の守備の軽さは、懸念を呼び起こすものだ。どんなに攻撃的なチームであってもバランスを欠いては機能しないというのが、1994年にエジソンと公文が教えてくれたことだから。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　後半立ち上がりの腰が引けた、そして戦術眼を欠いた戦い方（相手ＤＦ陣にプレッシャーをかけず好フィードが入れば岡山の攻撃陣が脅威だということはわかっていたんじゃないの？）は反省材料だし、岡山の守備を割り引いて考えるとしても、湘南にとっては慶賀すべき勝利だ。７月19日の福岡戦以来、実に15試合ぶりに２点以上の得点を上げたわけだし。&lt;br /&gt;　特に、菊池大介の成長には目を見張る。守備の向上、ボディコンタクトであまり負けなくなったこと、ハイボールの競り合いでうまく相手に身体を当てるようになったこと。攻撃だけが持ち味のドリブラー、ウインガーではないということを証明している。反町康治は、菊池がU20代表チームに招集されることを織り込んでいるとコメントしたが、正直なところ、菊池を手放している場合じゃないと思う。まあ、裏を読めばアジエルの復帰が近いということなのだろうけど。&lt;br /&gt;　鈴木修人は、オウンゴールを引き出したＦＫだけでなく、ミドルシュートを狙う姿勢、中盤でのボールチェックと、途中出場の際に求められるタスクをしっかりと果たしている。この日は永田がメンバーから外れたが、それも当然のパフォーマンスを見せている。おそらくもう１度田村雄三が欠場する（カード累積）はずなので、そのときに２人のうちどちらが起用されるのか、注目だ。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　４巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川→山口→野澤→臼井→阿部→村松→永田→田原ときた。次節は台風がくると予想されるのでアジエルの復帰はないだろう。ならば菊池か？　あるいは台風要員の中村祐也か？　いやいや田村だって。試合に出られるうちにやらせておかないとと、何度言ったら…&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-10-04T13:18:58+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/09/post-7ff9.html">
<title>そろそろアジエルが恋しくなってきた</title>
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<description>　ＰＫキッカーとしてのアジエルがいないことに痛手を感じたということもあるが、それは付随的なものだ。ゲームの組み立ての部分で彼の不在が、かえって彼の存在感を際立た...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　ＰＫキッカーとしてのアジエルがいないことに痛手を感じたということもあるが、それは付随的なものだ。ゲームの組み立ての部分で彼の不在が、かえって彼の存在感を際立たせている。&lt;br /&gt;（2009年９日27日　コンサドーレ札幌２―０湘南ベルマーレ　厚別公園競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　この２か月ばかり、湘南の攻撃は常に遅い。ＤＦラインと下がってきた中盤の選手とでボール回しをしているが、相手のフォアチェックをいなしきれていないし、相手の守備陣形を崩すにも至っていない。ボールを失いたくないために臆病になっているように見えなくもなかった。&lt;br /&gt;　坂本紘司や寺川能人、あるいはアジエルが中央付近でボールを受けて前を向くことで攻撃のスイッチが入るとしても、ＤＦラインの裏を窺う動きが少ないうえに、田原豊が戦列を離れてからは楔のボールも思うように入らない。&lt;br /&gt;　ただ、ここにきて田原豊が復帰して彼のボールキープ力が当てにできるようになったし、前節から起用された菊池大介はしきりに裏を狙う動きをしている。今日のゲームでは田原もポストプレーだけでなく裏を狙う動きをし始めた（シーズン序盤もそうだった）わけで、早い攻撃が蘇りつつある。&lt;br /&gt;　そういった、チーム全体の復調傾向が見えてきたからこそ、アジエルの不在が大きく感じられる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　今日の後半は、立ち上がりから前線に走った選手への縦パスが増えて早い攻撃を企図していることは見えたが、それはそれで、闇雲に急ぐばかりでタメがなく一本調子に見えた。だから初めの何本かは相手をビックリさせられるが、徐々に慣れられてしまうし、対応されてしまう。そのうえカウンターを食らうリスクも高くなる。&lt;br /&gt;「アジエルがいればより効果的だろう」&lt;br /&gt;と思ってしまった。阿部吉朗がＰＫを外しても、「ボールが動いていればよかったのに」と思っただけでアジエルのことは頭に浮かばなかったのだが。&lt;br /&gt;　いない選手のことを言うのは本意ではないが、田原の復帰、満を持して起用された菊池大介、ようやく良さを見せ始めた鈴木修人（記事を書かなかったが、前節の彼のプレーは高く買う。永田亮太はウカウカできない）といったメンバーが好プレーを見せて上昇気流を起こしているので、真打の登場を待ち望むのはファン心理としては正当だと思う。なにしろ、カード累積者もいるし、早くしないとベストメンバーで戦える機会はなくなってしまう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　今日のゲームについて突っ込んで話を書くのは気が乗らない。まあアウェーの洗礼といいましょうか。ジャッジもそうだし、アウェー席には飲み物も売っていないし（バックスタンド側にでも行けばあったのかもしれないが、知らん）、ボールパーソンの中学生が踊らされているのを見て同情させられたり、それによって妙な腑抜けモードに入ったり、タクシーは道を間違えるし（メーターは止めてた）。　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　４巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川→山口→野澤→臼井→阿部→村松→永田ときた。永田のコールを飛ばしてしまったのはサポーターとしては痛恨事だった。それに気づきながら指摘できなかった自分の腰抜けぶりも。&lt;br /&gt;　次は田村だろう。試合に出られるときにやらせないといけないから。…なんて品のない冗談。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-09-27T21:43:09+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/09/2008-1b35-1.html">
<title>2008年モードで勝った湘南に上積みはあるか？</title>
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<description>　反町はアジエルをメンバーから外した。理由については語っていないが、運動量勝負に持ち込むためにはアジエルがいない方が得策だと考えたのだろう。そしてもちろん次節以...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　反町はアジエルをメンバーから外した。理由については語っていないが、運動量勝負に持ち込むためにはアジエルがいない方が得策だと考えたのだろう。そしてもちろん次節以降への布石でもある。&lt;br /&gt;（2009年９日13日　湘南ベルマーレ１―０横浜ＦＣ　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　雷雨による不運な再試合を木曜日に戦った中２日の横浜ＦＣに対して、湘南は中６日。９月中旬とはいえ13時キックオフ。天気は晴天、ここ数日に比べて高い気温が予想された中で、反町康治は「運動量で相手に勝る」ことを志向したのだろう。エースであるはずのアジエルをメンバーから外したのもそのため。運動量という面でのマイナス要因は減らしておくに越したことはない。&lt;br /&gt;　もちろん、アジエルのコンディションを考慮したという側面もあるだろう。しかし、その決断を後押ししたのは「運動量勝負」に持ち込むまたとない、そして最後のチャンスだという認識があったからだと思う。&lt;br /&gt;　結果は、綱渡りながらも的中。横浜は木曜日に主力選手の何人かを温存したこともあって、なかなか運動量が落ちないばかりか、たびたび好機を演出していた。しかし最後には足が止まり、後半ロスタイムに入ろうかという時間に、集中力を欠いたようなミスで湘南の掻き回し屋・猪狩佑貴にプレゼントパスを出してしまい、そこからの縦パスを中村祐也が苦しい体勢ながら粘って横に出し、最後は飛び込んだ坂本紘司が右足でゴールを決めた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　なんだか2008年のアジエル不在時を思い出すような勝ち方である。アジエルが負傷してブラジルに帰国した後の湘南が予想に反して勝点を積み重ねたのは、振り返って考えると運動量勝負に勝っていたからだ。そして、拠り所が運動量であったために、秋以降は勝点が伸びなくなったというのが私の認識である（トゥットの勝負強さで拾ったゲームもあったが）。&lt;br /&gt;　その、2008年モードに切り替えて勝ったのが今日の試合だと思う。彼我の試合間隔の差という絶対優位を生かした戦い方だと評価したい。&lt;br /&gt;　しかし、その戦い方では秋以降に苦戦するというのが昨年の教訓だ。どこで相手との「差」を作るのか。本来であれば「アジエル」がその答えの１つだ。彼がドリブル突破をすることで相手守備は崩れチャンスが生み出されるという目論見だが、ここ数試合はそれが実現していない。選手のコンディションについては外部からでは測りかねるのだが、リフレッシュするというのも悪くない。&lt;br /&gt;　もう１つの答えが「田原豊」で、最前線で彼がボールキープをすることが相手ＤＦラインに大きなプレッシャーをかけていたのが今季の湘南が得たプラスアルファだ。しかし、次節の大一番・セレッソ戦には田原の復帰は見込み薄。となると、アジエルが機能しないと苦しい。今日の休暇が効果的であることを祈る。&lt;br /&gt;　もっとも、今季の湘南が失った武器「プレスキッカー」がいきなり現れてくれるとか、「気の利いたサイドチェンジ」が使えるようになれば、そこまでアジエルに負荷がかかることもないのだろうけど。まあ、今日アジエルを休ませるところを見ると、やはり反町はリアリストなのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　とか書いていてきたが、今日のゲームは私も絶叫した。坂本さんは、あそこで決めるなんて、やっぱり男前だ。15年ぶりの８ゲート（ゴール裏）観戦で反対側のゴールは相変わらず良く見えないのだが、目前のゴールに蹴り込む男前さんを見るのはちょっと代えがたい感覚だ。&lt;br /&gt;　そして、サポーターの前で喜びに転げまわる坂本、猪狩、中村には目もくれずゴールポストの脇でクールに水を飲みまくるリンコン様がイカす。「勝利のダンス」をしながら水を飲みまくるリンコン様がこれまたツボにはまる。いやあ、運動量勝負のゲームではハンデのような存在になりかけていたリンコン様だが、この先は彼の作り出す「異空間」が絶対に必要になる。よろしくお願いしたいね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　４巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川→山口→野澤→臼井ときた。次は村松かな。真司くんを完璧に止めてほしい。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-09-14T15:45:51+09:00</dc:date>
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<title>必要なのはプレッシングの抜き差し――オランダ戦</title>
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<description>　対抗する手段はプレッシングサッカーのみ、という結論は何も変わらないということだろう。日本が怒涛のボール狩りを仕掛けられたのは、前半３０分まで。ハーフタイムまで...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　対抗する手段はプレッシングサッカーのみ、という結論は何も変わらないということだろう。日本が怒涛のボール狩りを仕掛けられたのは、前半３０分まで。ハーフタイムまでは何とか優位に立っていたが、後半に入ると主導権はまったく握れず、建て直すことができぬままに失点を重ねた。しかし、約３０分間とはいえ、オランダを戸惑わせたことにこそ、価値がある。最終的なスコアは実力の差を雄弁に物語るが、それは期待の持てないシュートを撃ち続けた前半の日本に対し、オランダは相手の守備を崩さずともゴールできるという当たり前の事実を示したに過ぎない。今後の岡田ジャパンには、プレッシングの抜き差しを誤らず、攻撃の精度を上げていくことこそが求められる。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　認めたくはないのだが、玉田が鍵だった。ワントップとは思えないような深いポジションを取り続けた男は、間違いなく前半のプレッシングを支えていたといえる。&lt;br /&gt;
　しかし、センターサークルまで戻ってボールを追い回すワントップには、せっかく味方がボールを奪っても、全速力で前線へ駆け上がることはできない。スペースに走り込むのは岡崎や中村堅剛ばかりで、効果的なカウンターは仕掛けられなかった。加えて、ゴールハンターとして振る舞うこともできなかったし、もちろん、ポストになってボールをさばくだけの強さも発揮できなかった。それでも、玉田が守備に貢献したからこそ、ボランチの遠藤や長谷部が的確なポジションをとれたのは間違いない事実だ。良くも悪くもこれが岡田監督の戦術であり、少なくとも選手の足が止まる前半３０分くらいまではそれが成功していた。例えば、スナイデルが長谷部に喰らわせた危険なタックルは、自らの技術の見せ場を奪われ続けていた苛立ちを如実に示す。プライドの高い彼らは、明らかに苛立っていたといえる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　試合を決定付けた最大の要因は、本田の投入だろう。後半に入って、日本は明らかにプレッシングのバランスを崩した。&lt;br /&gt;
　玉田に代わって登場した本田は、交代に合わせて１トップに入った岡崎のあとを受けるはずだったのだろう。試合の駆け引きとしては、開始直後から再びプレッシングを仕掛け、もう一度主導権を握る必要があったと考えるのだが、本田は自らがカバーすべきスペースを放棄した。いうまでもないが、オランダが巻き返しを図ってくるのは当然で、すでにガス欠気味だった日本は、最初にハッタリをかまさなければならなかったはずである。ところが、攻守に献身さを示した前半の岡崎に比べ、本田はあまりにも自由奔放だった。それが、岡田監督の意図したものだったかどうかは、わからない。わからないが、彼のポジショニングによって１０番スナイデルはわずかに――しかし彼には十分に――自由になり、中盤の底からメンデスらが上がる余裕も与えてしまった。そして、日本はスタミナ切れによる最後の一歩の差を露呈し、立て続けに失点。前半のようなプレッシングは二度とみせられなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　前半のようなプレッシングを９０分間続けられるはずがない、という指摘は正しい。しかし、そんなわかりきったことを声高にいったところで、何になるのだ？　プレッシングを加減して真っ向勝負をしたところで、結局は歯が立たないことも、後半をみれば明らかだろう。オランダは日本の守備を崩しきらなくとも得点できたわけだが、日本はそうじゃない。そしてこの事実はまた、守備を崩されなかったとしても、日本は失点してしまうという限界を意味する。まともにいって得点できず、失点も防げないのに、どうすればよいというのか？　この理解があるからこそ、岡田監督は前線からプレッシングを仕掛け、高い位置でボールを奪おうとしているはずだ。それによって相手に窮屈な攻撃を強いて、あわよくばスピーディーなショートカウンターを狙う。この点に関する限りは、他のプランも示さずに批判する輩の神経こそ、わからない。&lt;br /&gt;
　例えば、日本にブラジル、アルゼンチンのようなテクニカルなサッカーができるのか？　スペインのような華麗なパスサッカーができるのか？　あるいは、欧州の中堅国のように低い位置でのプレッシングをメーンにして、失点せずにロングカウンターで得点できるのか？　&lt;br /&gt;
　岡田監督は、悩んだ挙句に現在の戦術を選んでいるのであって、「選手の力がすべて」といわんばかりに、初めからブラジル流を決めていたジーコとは違う。ディティールはともかくとして、プレッシング重視の本質自体は間違っていない、と個人的には考える。オランダ戦は、プレッシング重視の無謀さを示したのではなく、むしろそれによって３０分間も主導権を握れることを明らかにしたのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　岡田監督の戦術を前提にすれば、いま必要なのはプレッシングの“抜き差し”だろう。９０分間にわたってやり続けるのではなく、効率的に相手のリズムを狂わし、できれば効率的に得点を挙げる。そのためには、試合の流れを読んでプレッシングを敢行し、それ以外の時間帯は守備の穴を徹底して埋めつつ、攻撃では無理をせずにFK獲得を狙う。勝負に徹する限りは、それしかないだろう――岡田監督は、そういうふうに考えているのだと思う。&lt;br /&gt;
　実際、日本の守備の綻びは相変わらずだった。失点シーンはもちろん、ところどころで危うさをみせたといえる。クリアボールを簡単に奪われるシーンは少なくなかったし、前半には内田が以前にもみせたような軽はずみなプレーで、ファンペルシーにシュートを許した。オーバーラップ後に背後のスペースを埋めようとする勤勉さは認めるが、彼はいかんせん、FWを見失いすぎる。中澤がもう一人いれば、３バックもありなのだが。&lt;br /&gt;
　そして何より、攻撃は致命的だ。ゴール前でのプレーの拙さは何ら改善していない。戦術上致し方ないとはいえ、チャンスの際にゴール前にいる人数が足りなすぎる。ボールを持ってから前を向けるフィジカルの強さがないために、あまりにも慌しく、芸がない。結果として、撃つ前から入るとは思えないシュートばかりとなってしまう。個人的には、もっと意識的にペナルティエリア外からのダイレクト・ミドルを狙うべきだと考える。そのチャンスはいくつかあったし、それができる人材も中盤には揃っているのだから。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>サッカー</dc:subject>

<dc:creator>荒木又三郎</dc:creator>
<dc:date>2009-09-07T23:57:31+09:00</dc:date>
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<title>帰ってきたリンコンのハイパー化は夢か現か</title>
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<description>　来日から１週間も経っていないリンコンを３トップ中央で先発させたことは、湘南のチーム状況と彼のコンディションを考慮すれば当然のことだったのだろう。しかし仙台にと...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　来日から１週間も経っていないリンコンを３トップ中央で先発させたことは、湘南のチーム状況と彼のコンディションを考慮すれば当然のことだったのだろう。しかし仙台にとっては奇襲だったようだ。試合中はリンコンの出来が良かったと喜んで見ていたが、よく考えれば仙台の対応がお粗末だったような気もする。&lt;br /&gt;（2009年８日23日　湘南ベルマーレ１―１ベガルタ仙台　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　リンコンの中の人が代わったのかと思った。昨年のリンコンは胸より高いハイボールに対しては、ほとんど競りに行かず、足元の上手さばかりを強調したプレーだったのだ。ところがこの日は、頭の高さのボールすべてに反応し、バックヘッドですらして味方に裏を狙わせたり、ヘディングで味方に落とすプレーを連発。しかも勝率が極めて高かった。&lt;br /&gt;　このハイパー化したリンコンを見て希望を膨らませていたのだが、待てよ、いくらなんでも上手くいきすぎではないか？　仙台のＤＦ陣はまるでリンコンと競ろうとしていなかったし、身体を寄せようともしていなかった。裏を狙う阿部吉朗をケアしようとしていたのかもしれないが、その前にターゲットマンを潰すのが先決のはずだ。どうも仙台側はリンコンの先発起用を予測しておらず、対応に戸惑っていたのではないだろうか。そうとでも考えておかないと、ちょっと説明がつかないし、今後の落胆が怖い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　まあ仙台の戦い方に「妙な違和感」を感じたのはリンコンに対する対応だけではない。&lt;br /&gt;　エースＦＷ中原貴之を先発起用しないところも、妙だ。この日の先発はサーレスと中島裕希だったが、この２人は前線で守備に奔走して存在感を見せていたが、攻撃時には影が薄かった。ハーフタイムから出場した中原がチームメイトから点取り屋として認められているのとは対照的だった。つまり、中原はサイドから始動して、タイミングを計りながら中央に飛び込んでいくのだが、そのときに仙台の選手は皆、その中原の動きを待っているし、見ている。だから高確率でクロスが入ってくる。エースの処遇だ。&lt;br /&gt;　好意的に見れば、拮抗する相手に対して前半は守備を優先し、相手を疲労させてから勝負に出るということなのかもしれない。一時期の日本代表の焼き直しというか。。。。そういえば２トップの構成も柳沢敦・鈴木隆行のコンビと近いイメージだし、中盤の選手が決定的な仕事を期待されるところも似ている。ああそうそう、セットプレーが得点源であるところも。&lt;br /&gt;　この日妙だと思ったのは仙台の交代策。ハーフタイムに「サーレス→中原」のＦＷどうしの交代をするのはまだわかる。しかし、その後両チームが１点ずつ取った後に「ＦＷ中島→ＭＦ富田晋伍」で３ボランチ・１ボランチのような布陣に変えたのかと思ったら（はっきり確認できていない。布陣を変えず関口訓充を前線に上げていた？）、その６分後に「ＭＦ永井篤志→ＦＷマルセロソアレス」で再び２トップに戻す。どうも意図がよくわからない。&lt;br /&gt;　総じて、仙台には感心せざるを得ない。こんなヘンテコな戦い方なのに２位に位置しているのだから。選手の能力が確かなのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　話をリンコンに戻す。&lt;br /&gt;　昨年負傷する前のどの試合よりもコンディションが良いように見えた。それに加えて、やる気も昨年比５割増だ。反町がどういう操縦をしているのかわからないが、「ハイボールはキープしなくて良い」と言っているのではないか。そしてそれがフィットしたように見える。ハイボールをキープせずにワンタッチで流す一方、足元のボールはねちっこくキープする。そのメリハリが効果的なのか、昨年から特長であった足元のキープが、より際立った。アジエル以外の味方選手にもパスを出せるようになっているし、なんだか凄く期待が持てる。&lt;br /&gt;　ただし、リンコンがすらしたボールに反応すべき選手、この日でいえば阿部吉朗や坂本紘司、寺川能人の消耗を誘うので、その意味ではシンドイ。もう夏が終わってしまえばよいのかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　４巡目は田村→坂本→ジャーンときた。順当なら次は寺川だ。アジエルが出場停止であるから、順当にいくだろう。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-08-25T23:47:10+09:00</dc:date>
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<title>野澤洋輔のコメントを考える</title>
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<description>　ほぼ完勝、といってはハードルが低すぎるか？　ゲームプランどおりに勝点３を得たものの、語るべき内容には乏しかったかもしれない。そんな中で私が注目したのは試合後の...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　ほぼ完勝、といってはハードルが低すぎるか？　ゲームプランどおりに勝点３を得たものの、語るべき内容には乏しかったかもしれない。そんな中で私が注目したのは試合後の野澤洋輔のコメント。「ファールが多すぎる。セットプレー１本の恐ろしさをみんな分かっているので、今日はたまたま止められたけど本当に気をつけなければいけない」。なんということのない普通の発言だ。しかし、コンテクストを考えると、なかなか深読みさせられる。&lt;br /&gt;（2009年８日９日　湘南ベルマーレ１―０サガン鳥栖　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　今季の湘南の好成績の要因の１つに、相手セットプレーからの失点の少なさが挙げられる。なかでも相手ＦＫを起点にした失点は、公式記録上は１点だ（先日の富山戦で直接ＦＫを決められたのが唯一）。&lt;br /&gt;　この鳥栖戦まで33試合の、「相手ＦＫからの失点」について計算すると、90分当たり0.03という驚異的な数字になる。過去と比較すると、この数字がいかに驚異的かわかる。2008年は0.24、2007年は0.23、2006年は0.42、2005年は0.16、2004年は0.20、2003年は0.16、空中要塞パラシオスが弾きまくった2002年でも0.09である。&lt;br /&gt;　当然ながら、ＦＫを与えることが減っていると予測できる。実際、相手に与えた直接ＦＫは90分当たりで13.42である。2008年は14.62、2007年は14.06、2006年は16.42、2005年は15.41、2004年は16.68、2003年は17.16、2002年は17.75であった。この数字は、「どの位置で」ＦＫを与えているかを考慮しないものだが、ペナルティエリア近傍でのファールはこの数字以上に減っているように思われる。根拠は私の直観だが、そう外れてはいないはずだ。&lt;br /&gt;　ファールを減らすことは、反町康治が監督就任直後から明言していたことで、野澤のコメントは、それについて選手が強く意識していることを窺わせる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ただし、「今日はたまたま止められた」については判断を保留する。失点の可能性を減らす秘策があるのではないか？&lt;br /&gt;　与ＦＫの数が減ったことだけが理由ではないような気がする。壁の作り方に大きな変化があるようには思えない(私には見分けがつかない）ので、スカウティングが効いているのではないかと想像する。相手にＰＫが与えられると、野澤はベンチに走り寄ってＧＫコーチから「飛ぶ方向」について指示を受けているのだ。ＦＫについても同様にスカウティングの成果が発揮されていると見るのが自然だろう。&lt;br /&gt;　ＦＫからの唯一の失点が、梁勇基でも島田裕介でも片桐淳至でも徳重隆明でもなく、富山の姜鉉守のＦＫということがその傍証といっては乱暴だろうか（まあ、あのＦＫ自体は見事なもので、予測していても止められなかったかもしれないが）。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　今回の野澤のコメントが気になった最大の理由は、上記のような内容ではない。&lt;br /&gt;　やっと「選手どうしで要求し合えるようになった」ということだ。私も、そんなに厳密に選手コメントを検証しているわけではないが、公式コメントで選手が他の選手に向けて要求を述べるのは随分久しぶりだと思う。歴史的な経緯もあって致し方ないのだが、「チームの和」とか「前向きさ」を表そうとするコメントが多くて食傷気味だったので、待ちかねたという感想だ。&lt;br /&gt;　チームが強くなっていく過程では、どこかで「選手どうしが要求し合う」段階に到達しなければならないので、いい傾向だと思う。もちろん、「メディアに向けて言う必要はない」という考え方もありうるが、サポーターやらファンやらも意識を共有するという意義は大きいと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　試合内容にも触れておく。&lt;br /&gt;　このゲームの最大の殊勲者は島村毅だろう。ハーフナー・マイクにほぼ完全マンマークで対応し、封じ込めた。栃木の若林やら徳島の羽地やらにやられまくったのが惜しまれるほどだった。&lt;br /&gt;　ただし、島村の役割を限定して彼の長所を発揮しやすくしていたことは見逃せない。３バックのうち２人が相手２トップをマンマークしてジャーンが余っていたので守備は安定したが、その一方で攻撃の人数不足も目についた。田原豊がいれば、そのキープ力で打開する方法もあるが、阿部吉朗がサイドに流れてポイントを作る攻撃だと、どうしても中央の人数が足りない。その辺りは課題となるだろう。&lt;br /&gt;　といっていたらリンコンを獲得ですか。リンコンを３トップの中央に置くとなると、ウィングにドリブル突破が求められるのだろうか。となると、菊池大介あたりの起用がありうるのだろうか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　３巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川→野澤→臼井→アジエル→阿部→村松→田原→田村ときた。このまま４巡目に入って、次は坂本だろうか。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-08-14T19:58:51+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/08/post-2421.html">
<title>カカとベッカムとマルディーニを失ったミランに求められる“大幅な出直し”</title>
<link>http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/08/post-2421.html</link>
<description>　カカを失い、ベッカムは去り、そしてマルディーニはスパイクを脱いだ。監督交代という事実を持ち出すまでもなく、今シーズンのミランには“大幅な出直し”が求められる。...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　カカを失い、ベッカムは去り、そしてマルディーニはスパイクを脱いだ。監督交代という事実を持ち出すまでもなく、今シーズンのミランには“大幅な出直し”が求められる。移籍市場でのもたつき、プレシーズンマッチでの苦戦が伝えられるなか、何とかチャンピオンズリーグ出場権を獲得した昨シーズンを振り返っておく。近日中にとっておきの新戦力が加わることを期待しつつ・・・。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
　昨シーズンのミランは、開幕前の予想よりも遥かにうまくやったといえる。期待された主力FWの獲得に失敗したうえ、ネスタ不在のDFラインもどうにかこうにか持ち堪えた。プレシーズンマッチの緊急事態――使えるFWが一人もいないため、アンブロジーニが度々、前線に立った――を思えば、最終戦までもつれ込んだとはいえ、チャンピオンズリーグ出場権を獲得できたことは、、十分に満足のいく結果だったはずである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし、そんなふうに思えるのも、しょせんはここ数年の度重なる「失敗」に慣らされてきたからなのかもしれない。なんといっても、これほど多くの新戦力が活躍したシーズンは、えらく久しぶりだ。中途加入したベッカムは、正確なクロスとサイドチェンジでカカに依存しきっていた攻撃を変革したし、いうまでもなく、そこにはザンブロッタ、フラミニの献身的な動きがあった。カフーが去って以来、長く機能不全に陥っていた右サイドは活性化し、カカが不在がちだった後半戦を引っ張った。また、数年ぶりにチームに復帰したGKアビアーティにしても、負傷するまでは抜群の安定感でゴールマウスを守ったといえる。ただし、これら新戦力のうち、フラミニ以外はすでにベテラン選手という点は玉に瑕だが・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　とはいえ、昨夏の補強がリーグ優勝を狙うクラブの水準に達していなかったのは、間違いない。大型FWの獲得に失敗し、てんやわんやでレンタル先から呼び戻したボリエッロは、チームにフィットする前に早々と負傷離脱した。８試合で１ゴールという成績では、評価できる要素はまったくないといえる。まともな出場機会を与えられなかったシェフチェンコに関しても同様で、試合数はともかくプレー時間があまりにも少なかったという情状酌量の余地はあるものの、リーグ戦で無得点という結果ではチームへの貢献度ゼロといわざるを得ない。さらに、アーセナルから急遽借り受けたセンデロスは、予想どおり、目も当てられないほどにひどかった。プレミアリーグですらプレーの雑さがめだっていたDFが、セリエAで通じるはずもない。個人的には、レンタル先から呼び戻されたのにほとんど出場機会の与えられなかったアントニーニには、かなり同情するが・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし、何より問題だったのは、落ちぶれたスーパースター・ロナウジーニョの加入である。いささかのゴール数以外に彼がチームへもたらしたものは、混乱のみだった。カカを頂点にしていた攻撃陣のヒエラルキーは崩壊し、母国の先輩の存在はパトにもカカにも足枷となった。さらに、よせばいいのに王様然として左サイドでパスを待ち続けるため、アンブロジーニとヤンクロフスキーが飛び出すスペースは奪われてしまう。そしてまた、彼にとっては守備の約束事などないに等しいらしく、敵のカウンター成功率を上げるのにも大いに貢献した。結局のところ、序盤に重ねたゴールにしたところで、前線で最も動きが少ないがゆえにフリーになれるケースが多く、労せずして功をなしたというのが正しい解釈だろう。バルサ時代のように、自らゴール前に切り込んでシュートした得点は、皆無だった。&lt;br /&gt;
　こうしたロナウジーニョの姿は、シーズン途中から加わったベッカムのそれとは正反対であり、むしろ金髪の貴公子が反面教師にしていたのではないかとすら思わせた。シーズン後半にベンチスタートが増えると、さすがに守備に戻ったりもするようになったのだが、気まぐれに発揮される勤勉さは却って周囲の選手を困惑させていたように映った。率直に言って、ボリエッロやシェフチェンコはもちろん、生粋のゴールハンターであるインザーギと比べても、守備への貢献度は低かったといえる。10ゴールという結果が真実を覆い隠すベールになっているが、そもそもボリエッロやシェヴァとは与えられたチャンスが異なるわけで、彼こそが新戦力のワーストだったといわざるを得ない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　結局、なんだかんだ言っても、ミランを救ったのはベッカムだろう。デビュー後、速やかにチームの戦術に馴染み、正確無比なキックでチームの戦術の幅を広げた。中・長距離パスの出どころがピルロと２つになり、だらだらと攻めあぐねる時間帯は大幅に短縮。ひたむきなランニングで攻守に大きく貢献するパフォーマンスは、闘犬ガットゥーゾの不在を埋めるに十分なものだったといえる。&lt;br /&gt;
　また、表面的にはめだたないものの、永遠の青年・マルディーニのフル稼働こそが、チームの安定を支える原動力となったのは間違いない。ネスタはもちろん、カラーゼ、ボネーラが相次いで負傷するなか、ファヴァッリと２人でディフェンスラインを献身的に支えた。致命的な判断ミスを繰り返すセンデロスの拙さを見せ付けられるたびに、40歳の鉄人の凄さを思い知らされた。マルディーニの貢献がなければ、ベッカムをはじめとした新戦力が「プラスα」になることもなかったろう。&lt;br /&gt;
　もちろん、中盤戦以降、ゴールを量産したインザーギの活躍も忘れられない。ユーロに呼ばなかった代表監督リッピをあざ笑うかのように活躍し、驚異的な得点力を発揮した。試合の趨勢を無視して得点できる彼の持ち味は、老いてもなお頼もしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　こうしてみてくれば明らかなように、今シーズンのミランには“大幅な出直し”が求められる。変革をもたらしたベッカムはアメリカへ去り、屋台骨を支えてきたマルディーニは選手生活にピリオドを打った。それは、アンチェロッティからレオナルドへ監督が交代したという以上に、大きな意味を持つだろう。しかし、にもかかわらずクラブ首脳は最強のカードであるカカを売り払ってしまったのだから、まずは彼ら中心選手の代わりになる新戦力の獲得が欠かせない。仮にリーグやCLでの優勝を狙うというなら、さらに上乗せ分の戦力が必要になろう。&lt;br /&gt;
　クラブ首脳はロナウジーニョを核に据えたチームの構築を標榜しているが、プレシーズンマッチではすでに６敗とか。新戦力の獲得も思うように進んでいるとはいい難く、前途多難とはこのことだ。&lt;br /&gt;
　近日中に新たな戦力の獲得が発表されることを期待し、今季の展望については改めて筆をとりたい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>ACミラン</dc:subject>
<dc:subject>サッカー</dc:subject>

<dc:creator>荒木又三郎</dc:creator>
<dc:date>2009-08-11T20:19:40+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/08/post-e66a.html">
<title>遂に動いた反町康治</title>
<link>http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2009/08/post-e66a.html</link>
<description>　相手選手の不可解な退場で数的優位を得、決定的なチャンスをいくつも逃しながら、なんとか１点をもぎとっての辛勝。褒められた内容ではないが、改めて斉藤俊秀のコメント...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　相手選手の不可解な退場で数的優位を得、決定的なチャンスをいくつも逃しながら、なんとか１点をもぎとっての辛勝。褒められた内容ではないが、改めて斉藤俊秀の&lt;a href=&quot;http://bullcat.cocolog-nifty.com/takaspo/2007/05/post_5e7e.html&quot; target=&quot;new&quot;&gt;コメント&lt;/a&gt;を思い起こす。連敗しているときには、カッコよくは勝てない。&lt;br /&gt;（2009年８日５日　湘南ベルマーレ１―０水戸ホーリーホック　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　４連敗を喫した湘南は、遂に反町康治が動いた。ここまでほぼフルタイム維持してきた４―３―３をやめて３―４―３とし、故障や出場停止以外では中心選手を起用し続けてきた選手起用も大幅に変更した。３バックは、ジャーンと村松大輔に加え、右には初先発の島村毅。ボランチは２枚に増やして田村雄三と永田亮太。ＳＢの選手を中盤に上げて右は臼井幸平、左は久々に鈴木伸貴。ＦＷは中央の田原豊とフリーマンのアジエルは変わらないが、左には坂本紘司を起用してきた。寺川能人は初めてスターティングメンバーを外れた。&lt;br /&gt;　そのようなフォーメーションの変更、選手起用よりも私が注目したのは、ゲームキャプテン。「誰もがキャプテン」の建前で日替わりキャプテン制度だったが、この日は順番を飛ばして田村雄三がキャプテンマークを巻いた。このゲームに賭ける意気込みを最も表していたのはこれだと思う。（※事実誤認）&lt;br /&gt;　というのも、フォーメーションの変更は連敗とは関係のない「水戸対策」という可能性もあるし、フォーメーションが変れば起用する選手も変わるだろうから。実際、水戸の２トップに対してこの日の湘南の３バックは相性がよさそうだった。水戸のターゲットマンである高崎寛之に対してはハイボールの競り合いに特長のある島村をつけて、さらにジャーンがフォローする。そして荒田智之には村松がついて「地上戦」で封じ込める。さらに両サイドでは常に１対１の関係を維持することで、各チームが湘南に対して用いるアーリークロスを封じる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　というようなことに注目していたのだが、前半のうちに水戸のＣＢ大和田真史が１発レッドで退場。パスを出した後のアジエルに対して肘を入れたということのようだが、レッドは厳しいと思った。&lt;br /&gt;　ともあれ、これでウダウダ述べたようなフォーメーション変更に対する興趣は一気にそがれた。数的優位に立った以上、湘南にとっては、結果を出すことがすべてのゲームになってしまった。でまあ、この後の湘南は再三のチャンスを逃し、水戸のカウンターにヒヤリとさせられる(水戸のシュート数は３本だが、シュート以前のプレーに対する湘南の応対が不安定だった）。結果的には１点を取って逃げ切ったので、それをもって及第点を与えるべきだろう。&lt;br /&gt;　チャンスを決めきれないこと、やらずもがなのカウンターを水戸に与えたこと、終盤の時間の使い方に意思統一が感じられなかったこと。不満な点は多々あるが、それはグッと飲み込む。連敗中のチームが勝つのは簡単じゃないんでしたね。斉藤先生。&lt;br /&gt;　それにまあ、この連敗中の湘南は、パフォーマンスの低下もあったが、それ以上に「ツキ」を失っていたので、その「ツキ」を取り戻すためには勝つことが重要だろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　てなわけで、今日は試合内容に触れても仕方ないのだが、この後の見通しについては考えてみる。&lt;br /&gt;　１つ勝ったとはいえ、チームがノリノリになったわけではないので、今日のフォーメーションはまだ続けるのではないか。次節の鳥栖、その次の草津と、攻撃陣の構成が水戸と似たようなチームとの対戦が続くので、３―４―３を続けると予想する。ただ、反町にとって、このフォーメーションは緊急避難だと思われるので、どこかで元に戻したいはずだ。順調にいけば、仙台戦あたりがそのタイミングと見る。これは予想でもあるけれど、願望でもある。そのぐらいまでに復調したい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　３巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川→野澤→臼井→アジエル→阿部→村松→田村ときた。何人か飛ばされた。この後しばらくは田村で続けるのではないか。（※事実誤認）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;※追記&lt;br /&gt;　映像を見たらキャプテンマークは田原だった。交代時に受け渡しをしなかったのですな。何見てたんだよ。わし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-08-06T00:10:17+09:00</dc:date>
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<title>柿谷システムにはまった強豪湘南</title>
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<description>　５バック２ボランチでガッツリ守備をして、カウンターとセットプレーでの得点を目指す。そんな徳島の狙いが的中しての敗戦。なんだか強豪チームになったみたいな感覚を味...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　５バック２ボランチでガッツリ守備をして、カウンターとセットプレーでの得点を目指す。そんな徳島の狙いが的中しての敗戦。なんだか強豪チームになったみたいな感覚を味わった。今シーズンは色々と新鮮だ。まあ、負けておいて強豪もなにもないのだが。&lt;br /&gt;（2009年７日26日　湘南ベルマーレ１―２徳島ヴォルティス　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　徳島は監督コメントによれば３バックとのことだが、湘南がボールを持っている時間には左右の両ウイングバックが引いて５バック状態だった。２人のボランチと合わせ、中央を固めてアジエルのドリブルを中心とした攻撃を防ごうとしていた。攻撃は、最前線のＦＷ羽地登志晃をターゲットマンとして、その周囲をもう１人のＦＷ石田祐樹がうかがうという形。そして後方とＦＷをつなぐ役割を柿谷曜一朗に託していた。&lt;br /&gt;　このゲームプランは羽地と柿谷がキーマンになるのだが、柿谷が効果的だったため、かなりの脅威だった。柿谷のボール扱いは徳島の選手の中で際立つレベルにあり、トラップ１つで相手選手を抜き去ろうという意図を見せていた。彼のようなプレーヤーがいるので、少人数でのカウンターをゲームプランとすることが出来るのだろう。その意味では、まったくの下位チームにはとり得ない戦術である。中位チームらしい戦い方と言えようか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　この対戦相手となると、サイドの攻防がカギになる。徳島の右ＷＢ三田光に関しては、前半に１度フリーでアーリークロスを蹴る場面があってヒヤリとしたのだが、トータルで見れば抑えていた。湘南の左ＳＢ山口貴弘やＦＷ阿部吉朗がしっかり対応していた。それに対して徳島左サイドは、柿谷の存在感があり、湘南右ＳＢ鈴木将太は押し込まれていた。序盤は鈴木将太が攻め上がり、徳島ＤＦラインの裏へ抜け出してビッグチャンスを得たのだが、徐々に柿谷に引きずられた。湘南の意図としては左ＳＢの山口貴弘が重心を後ろに置いて、右肩上がりに鈴木将太を前に押し出したかったはずだ。それができなかったために徳島の左ＷＢ藤田泰成はかなり内に絞っており、湘南の中央突破はますます困難になっていた。&lt;br /&gt;　徳島がこの守り方をしてきた以上、打開策としてはミドルシュート打ったり、サイドからのクロスでＤＦ陣の目先を変える必要があった。しかしながら、ミドルシュートは開始早々にアジエルが放ったきり。クロスについてはここ数試合増えているものの、このチームは今までクロスを使ってこなかったために未成熟な印象が強い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そんなわけで、序盤の攻勢で湘南は得点できず、攻めあぐんだところで前半終了間際に徳島が先制。ＣＫを跳ね返したボールがサイドの柿谷にわたり、クロスから羽地のヘディング。&lt;br /&gt;　後半もその流れのまま湘南は徳島の守備を崩せずにいたのだが、ここで田原豊が一人で打開する。徳島ＤＦラインの前でボールを受けると、懐深くボールをキープしてピッチ中央から右へドリブル。飛び込んできた徳島ＤＦをかわして時間とスペースを作ると、右足を一振りしてゴール。このところドフリーのシュートを外し続けてきたのに、この場面で高難度シュートを決める。&lt;br /&gt;　試合の流れに関係なくエースが決めて劣勢を覆してしまう。まるで強豪チームのようだ。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　この後、湘南は息を吹き返すが徳島はさらに守備を固めて逆転を許さない。防戦一方というわけでもなく、柿谷のほか、途中出場の徳重隆明、ファビオを中心に湘南右サイドからカウンターを狙う。&lt;br /&gt;　徳島の２点目は、湘南にとってアンラッキーだったともいえるし、再三同じような形のカウンターを食らっていたので時間の問題だったとも、どちらともとれる。結論を出さなくても良いかなと思っている。&lt;br /&gt;　それよりも気になるのは、湘南のベンチワークが、どうしても相手の出方を待ってしまうということだ。もちろん、スターティングメンバーに全幅の信頼を置いているのだろうが、それよりも、切り札不在という印象だ。田原が、アジエルが、突然決定的な仕事をするので彼ら以上の「切り札」を用意するのが困難なのはわかるが、そうはいってもフレッシュな選手で打開すべき試合もあるはずだ。去って存在感を増すトゥット、ということだろうか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　３巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川→野澤→臼井→アジエル→阿部ときた。次は田原豊が本命だが、山口じゃないかな。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-07-28T00:52:40+09:00</dc:date>
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<title>村松大輔にやっと試練が来た</title>
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<description>　２点リードしながらラスト10分で逆転負け。ひどい負け方であることは間違いないが、よく考えれば過去10年の湘南では体験し得なかった負け方であるので、この辺りで痛...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　２点リードしながらラスト10分で逆転負け。ひどい負け方であることは間違いないが、よく考えれば過去10年の湘南では体験し得なかった負け方であるので、この辺りで痛い目にあっておくのも悪くないかもしれない。それはチームにとってもそうだし、今季ここまで順調だった村松大輔にとってもそうだろう。&lt;br /&gt;（2009年７日19日　湘南ベルマーレ２―３アビスパ福岡　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　開幕からフル出場してきた村松大輔は、ここまで順調すぎるほど順調だった。明らかなミスもなく、ちょっとしたミスはチーム全体が帳消しにしてくれていた。シーズン半ばを過ぎて、私にとって村松の信頼感はチームの中でも上位にあり、ＤＦラインの裏のスペースの守護神と思っていた。&lt;br /&gt;　しかしこの日は、その村松のプレーが逆転されるきっかけだった。福岡の中盤・宮原裕司が岡本英也に出したタテパスに対して村松が対応に行き、五分五分のボールだったが、岡本のワンタッチで村松はかわされ、そのままドリブルで持ち込んだ岡本が１点目のゴール。一言でいえば村松の対応は「軽かった」。おそらくクリアしようとしたのだろうが、そのために歩幅を合わせようとしたのではないだろうか？　そのためいつもよりもボールに到達するスピードが緩かった気がする。相手選手とボールの間に体をねじ込むのが村松の良い所だと私は思っているが、この場面では楽なプレーを選んだように思える。あるいは、すでにイエローカードを１枚もらっていたのでボディコンタクトを避けようとしたのかもしれないが。&lt;br /&gt;　この１点で試合の流れが変わったとまではいかないが、敗戦を受け入れかけていた福岡の選手達が息を吹き返したことは確かだ。この後の２ゴールは村松のせいではないが、敗戦については村松の責任が大きい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ゲーム全体については反町康治の総括が、すべてを語っていると思う。&lt;br /&gt;　&lt;a href=&quot;http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00086204.html&quot;&gt;http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00086204.html&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;　サッカーはメンタルゲームであり、チームの中に「色気」を持った選手がいるとそれはチーム内に感染する、と。いやまったくその通り。&lt;br /&gt;　端的にいって、３点目を取れなかったのが最大の敗因ではある。「いつでも取れるだろうという雰囲気」が競技場を支配していたのに、取れなかった。こういうゲームは今までにも何度かあったが、結果的に破綻せずに済んできた。でもこのゲームではダメだった。&lt;br /&gt;　28試合を終えて、まだ残り24試合もある。「緩んだネジを締め直す」という表現を監督が用いたことはあったが、この日の内容からすれば、選手達が自発的に締め直すべきだし、その良いタイミングでもあろう。残念な敗戦ではあるが、この敗戦を必ずどこかで喫しなければならないのであれば、時期、対戦相手ともにベストだ。「中だるみ」を防ぐためには、中途半端な敗戦よりも、このぐらいショッキングな敗戦の方がよいかもしれないし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　それにしても、「相手を見下して心の隙が出来ての敗戦」なんて、過去10年間の湘南にはありえないものだったので、変な意味で感慨深かった。サッカーにはこういう負け方もあるってことを、教科書で知るのではなく実体験を持って知るというのも、考えてみれば貴重な体験だ。こういうことを繰り返すチームになってほしくはないが、成長の過程で１回ぐらいは経験してもよいのかもしれない。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　３巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川→野澤→臼井ときた。次は順番どおりなら中村だが、アジエルじゃないかって気がする。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-07-20T11:44:49+09:00</dc:date>
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<title>ヴァンフォーレ甲府の堂々巡り</title>
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<description>　湘南ＤＦラインでの致命的なミスが２つもありながら、甲府の決定的なシュートが枠を外した。２点リードされた後に難易度の高いシュートを決めて追い上げムードと思わせて...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　湘南ＤＦラインでの致命的なミスが２つもありながら、甲府の決定的なシュートが枠を外した。２点リードされた後に難易度の高いシュートを決めて追い上げムードと思わせておいて、ラストプレーでは味方の近距離シュートを「モニワブロック」。しかもその「モニワ」な選手がオフサイドというオチ。３位仙台が草津と引き分けたので順位を上げるチャンスだったのに、４位の座を死守した。どれだけ４位が好きなんだ？　と思わずにはいられなかった。&lt;br /&gt;（2009年７日８日　湘南ベルマーレ２―１ヴァンフォーレ甲府　平塚競技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　甲府の３トップは、右に金信泳、中央にマラニョン、左に大西容平と並んだ。いつもは左のマラニョンを中央に、中央の金信泳を右にスライドさせた形だ。反町康治が振り返ったようにマラニョンと湘南ＣＢジャーンをマッチアップさせ、スピードを利して裏を狙おうとしたのかもしれないが、それと同時に、左ＳＢ鈴木伸貴と金信泳との高さ勝負で優位に立とうとしたのだろう。&lt;br /&gt;　が、この策は不発だったと思う。&lt;br /&gt;　まず、直接的にはマラニョンが中央で生きなかった。確かにジャーンのイエローカードやクリアミスを誘発するなど、湘南ＤＦラインに脅威を与えてはいた。しかし、そうそう思い通りにはいかない。マラニョンには基本的に村松大輔がマークに付き、ジャーンはサイドであっても金信泳のマークに行っていた。単純にロングボールでマラニョンを走らせるやり方では村松には通じない。&lt;br /&gt;　間接的には、マラニョンをウイングとして起用した場合に得られる効果を失うということがある。言わば機会損失。マラニョンのこの日のプレーを見ると、やはり彼はウイングなのだと思う。後半になって左ウイングの位置に移動してからは存在感が増したし。また、大西が思いのほか機能しなかったということもこの見解を補強する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　甲府はこの２シーズン、３トップ中央の選手が固まらない。昨シーズン後半の快進撃を支えたサーレスとの契約を延長しなかったのは、この位置の選手には得点力が欲しいという意向の現われであろう。代わりに獲得したのが金信泳や森田浩志であるというのは、マラニョンからのクロスをゴールできる選手、というオーダーだと考えれば納得の人選だ。高さのある核弾頭が欲しいということだろうから。&lt;br /&gt;　しかし、この２人にも満足できなかったようだ。ガウポン、片桐淳至とＦＷの選手を途中補強した。特に注目すべきは187cmのガウポンだが、彼はポストプレイヤーというよりはフィニッシャーというべき選手で、金や森田と特長が重なる選手だと思う。よりグレードアップした選手が欲しいということなのかもしれないが、なんだか投資効率の悪い話だ。いや、あの観客動員に支えられて贅沢できるのかもしれないが。金はここまで８得点、森田は４得点をあげており、満点とはいわないまでも、それなりに機能しているのではないか？&lt;br /&gt;　甲府の攻撃については、２列目の得点力を上げることのほうが容易なのではないだろうか。ミドルシュートの能力が急に向上するとは思えないが、前線に飛び出す動きが少ないような気がする。それは私が普段、坂本紘司を見慣れているから感じることなのだろうか。それに、甲府には２列目の飛び出しを促すようなポストプレーをするようなＦＷがいない。片桐の加入は前線でのボールキープ力のアップと２列目の攻め上がりを促す効果があるとは思うが、その一方で前線の機動力が減退するというデメリットもある。&lt;br /&gt;　なかなか難しいものだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　てなわけで湘南についてはロクに触れていないが、今年の七夕特製ユニフォームはカッコイイ。特にソックス。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　３巡目は田村→坂本→ジャーン→寺川ときた。次も順当に野澤だろう。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-07-11T10:49:01+09:00</dc:date>
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<title>トルシエの素振り・反町のフリーバッティング</title>
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<description>　湘南にとっては完勝といえる試合だったが、それは相手との相対的な力関係による評価でもある。比較対象である横浜ＦＣは、ケガ人も多いし、何よりもこの時期に最下位なの...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　湘南にとっては完勝といえる試合だったが、それは相手との相対的な力関係による評価でもある。比較対象である横浜ＦＣは、ケガ人も多いし、何よりもこの時期に最下位なのだ。良いパフォーマンスになるわけがない。&lt;br /&gt;（2009年７日５日　横浜ＦＣ０―２湘南ベルマーレ　ニッパツ三ツ沢球技場）&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　選手達のコメントによれば、失点の増えていた状況を踏まえてプレーを見直したという。最終ラインを上げてコンパクトに守り、それによって坂本紘司や寺川能人の位置取りを高くするように心掛けた（前方に飛び出せるよう）と。&lt;br /&gt;　なるほどね。&lt;br /&gt;　相手ＤＦラインの裏を狙うパスが多かったのは選手の「気持ちの持ちよう」ゆえではなく、コンパクトなゾーンと、ボール奪取位置の高さという裏づけがあってのものだったのだ。&lt;br /&gt;　もちろん、そうしたプレーが意図通りに完遂できたのは、横浜の低パフォーマンスにもよっている。印象で語るが、横浜の守備はソフトだったと思う。イエローカードの枚数（この日は横浜には３枚）が問題なのではなく、勝負どころで、球際で激しく当たれるかという点で、ソフトというか淡白な印象だったのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ただし、「相手がショボかったから参考にならない」と言うつもりはない。少なくとも今回は。&lt;br /&gt;　６月のスッキリしないプレー振りを脱するために、初心に戻り、自分達のプレーを再構築しようという段階であったと捉えるのであれば、この日の試合内容は、相手のプレー水準も含めて意義のあるものだったといえる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　野球選手が投手の投げたボールを打ち返すために段階を踏んで練習をするように、今のベルマーレも段階を踏む時期なのだろう。&lt;br /&gt;　まずは素振りだ。ボールのことは措いておいてバットを振る。良いスイングの形、良いフォームを作ることだけを心掛ける。&lt;br /&gt;　次にティーバッティング。台の上に置いたボールを打つ練習。素振りで作り上げた良いフォームを崩さないで、バットにボールを当てるようにする。&lt;br /&gt;　さらにトスバッティング。近距離からの緩い球を打ち返す練習だ。ここでも当然フォームを意識する。&lt;br /&gt;　その次はバッティングピッチャーが投げた「打ち易い球」を打ち返すフリーバッティング。この辺りになるとバットをボールに当てることに意識が行くため、フォームが崩れることもある。&lt;br /&gt;　以後はより試合に近い形態でボールを打つ練習を反復する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　昔トルシエがフラット３を仕込むために、ボールを使わずに選手の動きだけを教えていたことがあったが、それは素振りみたいなもんだ。&lt;br /&gt;　で、この日の横浜ＦＣとのゲームはフリーバッティングぐらいに当たるのではないか。まあ専業の打撃投手ではなく、現役投手が練習を兼ねて投げる場合のような難易度だろう。&lt;br /&gt;　いきなり昇格争いのライバルを相手にして「フォームよりも結果」を求めて固まりかけたフォームを崩してしまうよりも、しっかりフォームを固めるという意味では適度な相手だったのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　なんか横浜ＦＣを貶めているような文章になったが、それも致し方ないと思ってもらえるはず。&lt;br /&gt;　別に順位だけで語っているわけではなく、今の横浜ＦＣはかなり深刻な状況だ。確固としたストロングポイントを見出せないうえに、監督が授けた戦術に寄りかかって選手自身の判断力が発揮されていない。たとえばこの日の横浜の狙いは、クロスを入れたうえでＦＷの選手がジャーンと一緒に潰れ、ファーサイドの選手が湘南のサイドバックと競り合おうとしていたのだろう。それはわかるのだが、それに固執するあまり中央でシュートコースが空いているのにサイドへパスを出してしまう場面があった（助かった）。&lt;br /&gt;　とはいえ他人事という気分ではない。シーズン前の予測よりも大幅に下の順位になったとき、チームを立て直すのは至難の業だということは、我々（って誰よ？）にもよくわかるから。ついでに言えば、我々も３年後にこうなってしまうのだろうか、という恐怖感もある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【キャプテンマーク予想ゲーム】&lt;br /&gt;　３巡目は田村→坂本→ジャーンときた。次は寺川ね。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>湘南ベルマーレ</dc:subject>

<dc:creator>三鷹牛蔵</dc:creator>
<dc:date>2009-07-08T00:21:40+09:00</dc:date>
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